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イギリス・携帯と固定電話が1台で利用できる [携帯/PHS]

イギリスの通信大手・BTグループは、携帯電話と固定電話を一体化した世界初のサービス「BTフュージョン」をイギリス国内で開始すると発表した。このサービスは、携帯電話1台で、屋外では移動通信網、家やオフィスでは固定電話用の通信網に自動接続する仕組みであり、切り替えをスムーズに行うため、移動しても通話が途切れない、という。(要するに、1台の携帯電話が、携帯と固定電話の両方で使えるのである。)携帯電話のみの契約に比べ通話料が安くなるメリットがあり、固定電話の顧客離れに歯止めをかける狙いもあるという。

BTグループでは「携帯電話の持ち運びの利便性と、屋内での固定回線並みの価格や音声品質を併せ持つ」と強調しているが、実際どの程度の実力があるのかは体験してみたいところである。また、これに対応した電話機は、アメリカ携帯電話端末大手モトローラが提供し、屋外での通信は携帯電話世界最大手のイギリス・ボーダフォンの通信網を利用するという。

この性能(通話品質)がどの程度なのかが分からないため、どこまで広がるのかは不明であるが、使い物になるレベルであれば、大きく伸びることが期待できる。当然、イギリス以外の国でも、これと同じサービスが始まっていくことになるだろう。

しかし、日本ではどうだろうか。NTTとしたら、固定電話契約回線数が減少し続けているので、ドコモと組んで導入したいところだろう。が、そうなると、ドコモがNTTを吸収でもする形にならないと、NTTグループ内の問題で、実現しそうにないだろう。それよりも、KDDIなどが一気に実施することで、更にユーザーを奪ってしまうか、になることが予想される。(ソフトバンクの次世代携帯電話事業参入にも、この考えがあるのではないかと思われる。)

参入を考えている企業は、現時点ではイギリスの状況をとりあえずは眺めるということで、問題点をしっかりと研究します、という所なんだろう。(NTTのような役所体質の企業では、こういうことは出来ず、後手後手に回ることになるのだろうな~)



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