ＢＪ ～揺れる手術室 [アニメ]
新主題歌になってからお馴染みとなった今回のOP主題歌の時のゲストキャラは、ドクター・キリコ。（2度目）
今回の原作は「振動」。鉄道の線路側での振動問題という社会問題を扱った作品である。が、改題タイトルというのは、ちょっと拡大解釈をしすぎたタイトルになっているのではないだろうか。（ゴールデンアワーにおける作品としたら、社会に対するメッセージの色合いを薄めざるを得ないのも分かるが、これでは原作のあらすじを再構成しただけになってしまう...）
騒音ではなく振動というのは、鉄道沿線の側に住んでいたら実際に体感できる。それにしても地震のような大きな揺れはちょっと大げさという感じもする。実際、沿線であれだけ大きく揺れるようだったら、線路上を走る列車の方はまともに走れないはずである。（高架軌道なんて既に崩壊していてもおかしくない。）まあ、こういう所は強調した方が、問題がよりはっきりするのだけど...
今回の物語の中では、南南西鉄道という名前になっていたが、登場した車両や駅の改札口の様子はJRそのもの。一応は架空の鉄道会社としているが、これはまあ当たり前の措置である。
だけど、原作漫画の手術後のエピソードについては省略されている。ＢＪが鉄道会社に対する発する台詞がどうなるのか注目していたのだけど、ちょっと残念であった。（これが無いと、この物語が訴えようとしているメッセージが薄まってしまう。→原作漫画を読んでいただきましょう。）