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戦隊回顧録28 [特撮研究]

戦隊の長官にスポットを当てているが、今回は、「地球人」「異星人」「ロボット」「その他」という4分類の中の「ロボット」について。

長官がロボットという戦隊は、デンジマン、バイオマン、フラッシュマン、ライブマン、ファイブマン、タイムレンジャーという顔ぶれとなる。が、デンジマン、バイオマンという2戦隊、フラッシュマンとファイブマンいう2戦隊、ライブマンとタイムレンジャーという2戦隊の3つのグループに分けられる。(デンジ&バイオとライブ&タイムは似ている所もある。)

デンジマン、バイオマンは地球外惑星の文明が生み出した戦隊であり、当然のことながら地球外生命体であるデンジ星人、バイオ星人がより詳しいことになるが、それらの星の人々はいないということから、ロボットが長官を務めている。ライブマンは最初のボルトの襲撃で星博士が死亡してしまったために、コロンが仕方なく代役を務めるといった感じ、タイムレンジャーも、30世紀から20世紀にやって来た4人に対して最も知識のあるタックが仕方なく務めるといった感じである。ここまでの4戦隊は、本来は他に長官にふさわしい人材がいるはずなのだが、事情によってロボットが長官とならざるを得なかった戦隊といえる。

フラッシュマンは、フラッシュ星で育った地球人5人の世話をするのと、サポートをするためのロボットであり、ファイブマンも、五兄姉の世話をするロボットが5人の成長によってサポートもすることになり、どちらかと言うと「お手伝いさん」と「執事」の役割をしていたことから必然的に長官の役割も務めることになった戦隊と言える。

ということで、デンジマンから順番に、上で述べた小分類に沿って述べていくことにする。

デンジマン。長官は犬の形をしたロボットで、デンジ犬アイシーである。(見た目はロボットではなま犬そのものである。)もちろん、デンジ星人が作ったものであり、ベーダー一族の侵略を3000年もの間待っていた。見た目では動物(犬)であるが、設定上はロボットである。

バイオマン。ピーボという名前の人型ロボットが長官を務めるが、もちろんバイオ星で作られたものである。500年前に地球にやってきてバイオロボが放ったバイオ粒子を浴びた人々の子孫を捜し出してバイオマンを結成した。ボディは金色であることから、パッと見には「スター・ウォーズ」に出てくるC-3POを連想させるが、目があまりにも大きく、C-3POとは全く印象が異なる。しかし、その動きにはC-3POに繋がるところがある。

ライブマン。星博士が作ったコロンという女性型のロボットである。数多くのロボットが戦隊シリーズには登場しているが、人間(女性)に最も近いロボットと言える。普段は基地(グラントータス)の中にいるが、ライブマンのピンチとなると、積極的に戦場に赴くこともある。どことなく愛嬌のあるロボットで、その人気は高い。

タイムレンジャー。タックという小型のフクロウ型ロボットが長官を務める。が、元々このロボットは、時間移動を行う時間保護局の人間のナビゲータを行うロボットである。4人の30世紀の人間であるタイムレンジャーと20世紀の竜也と共に20世紀にいることから、形の上で長官の役割を兼ねているといったところがいい。

フラッシュマン。マグという名前の人型ロボットで、フラッシュマンのサポートの他、戦術を練ることから日常生活の世話をするという万能ロボである。ただ、人型とはいっても、駒に手足が生えたといった感じもするロボットである。(別の言い方をすれば、何でも屋と言ったらいいだろう。)

ファイブマン。アーサーG6という名前の人型ロボットが長官を務める。最初はまだ幼い星川兄妹の世話をする親代わりという存在だったが、ゾーンの侵攻により戦士となった星川兄妹のサポートを行うようになる。また、アース・カノンというバズーカ砲に変形し、等身大の銀河闘士に対するファイブマンの必殺技を繰り出す兵器にもなる。ライブマンのコロンには負けるが、一応人型と言っても違和感はないデザインである。

次回は「異星人」に分類した長官を有する戦隊についての予定。



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