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トンネル掘って72億円盗む [事件]

ブラジルで過去最高額の被害となる銀行強盗事件が起こった。それにしても、この犯人の努力には、思わず敬意を表したくなってしまう。(強盗に対してではなく、その準備に対してである。)また、漫画や映画の世界のような出来事でもある。

ブラジル北東部のセアラ州のブラジル中央銀行フォルタレザ支店で、金庫内部の床に穴が開き、現金約1億5000万レアル(約72億円)が盗まれているのを出勤してきた職員が見つけた。穴は長さ約80mの地下トンネルにつながっていて、トンネル内部には照明器具や電気のこぎりが残されていたという。

犯人グループは、このトンネルの先にある民家を借りて、約3カ月間かけて地下4mの深さを銀行の支店に向かって掘り進んだとみられる。尚、犯行は金曜日の5日夜から月曜日の8日早朝までの間に忍び込んだとみられるが、警報装置は作動しなかったという。

強盗は許されない行為であるので、この犯人が早く逮捕されてもらいたいが、3ヶ月もかけてトンネルを掘る、という努力だけは素晴らしい。まあ、「大金を得る」という目標があったから出来たことだろうが、穴を掘るという地道な作業の積み重ねによって80mものトンネルを完成させたという点だけは評価したくなってしまう。

でも、3ヶ月という時間がかかっていたら、当然のことながら、日々の食事も必要であり、犯行グループの一部は間違いなく顔を見られていることだろう。ということで、結構逮捕は早いのではないだろうか?或いは、既に犯行グループは全員が海外逃亡を図っているだろうが、このまま逃亡を続けて時効になってしまうか。(結構、極端な結末になってしまうものなんですよね...)

世界の銀行も、一度、地下金庫に向かって不審なトンネルが近づいていないかを確認した方がいいのではないだろうか。特に、日米欧などの先進国の銀行は、「ハイテク技術によって守られている」という過信から、この事件のような原始的な手口に引っかかってしまうのではないか、と懸念されるのだが...(老婆心ですね)



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