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サル被害防止にカラーボール [京都の話題]

京都市山科区の住宅地で、サルの群れが農作物を食べたり、民家に侵入する被害が絶えないため、山科署はサルの撃退道具として逃走犯の特定に使うカラーボールと発射機2台を新たに配備した。(これは、こちら(その1)こちら(その2)で述べている新開発された装置です。)

ちなみに、昨年は水鉄砲や釣りざおで追い払う作戦をとっていたが、サルがこれに慣れてしまい、通用しなくなっていた。そんな中、第二弾の撃退策を検討していて、カラーボールの発射を思いついたという。

元々のカラーボールは、逃走する犯人や車に当てて破裂させ、ボールの中に入っている液体を犯人に当てて、犯人を特定するための道具であるが、人力で投げるということで、命中率が悪い、という問題があった。カラーボール発射機は照準が付いている、一度に3発を発射する、圧縮した空気の力で発射するということで、従来の課題を解決したものである。そのカラーボール発射装置をパトカーに装備した。サルを発見すると、そのサルに向かって発射する。こうやってサルを驚かせて山に追い払おうという狙いである。また、万一、外れて人に当たっても衝撃が小さく、着色剤も無害で住宅地でも使いやすいという。ちなみに、カラーボールの値段は1個約1000円、発射装置は1台約3万円という。

それにしても、防犯目的で開発されたものが、意外なところで使用されることになったものである。ただ、効果が上がるかというと、それは使用者の腕によることになる。果たして、サルを撃退できるのであろうか?(民間のハンターたちが利用するのなら、何となく効果がありそうに感じるが、警察が使うとなると、今ひとつ効果が上がらないように思えるのだが...)



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