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ブルガリアで先史時代の金製品出土 [歴史]

ブルガリア中部(ソフィアに西方約130kmの3地点)の先史時代の遺跡から、約5000年前のものとみられる金製の工芸品約1万5000点が出土した。この地方に金製品の高度な製造技術を有した未知の青銅器文明が築かれていた可能性があるという。また、精巧なビーズや螺旋状の装飾品多数が出土しており、年末までには10万点に達する見通しという。

ここで出土した金製品と同様のものは、欧州やアジア各地でも多数出土しており、これまではトロイ文明から伝わったとみられていたが、これだけ大量に出土したことから、調査チームではこの遺跡一帯が一大製造地だった可能性が高いとしている。

この大量の出土というのは、ひょっとしたらこれまでの歴史を書き換えるだけの発見になる可能性がある。それにしても、最近はこの種の発見というものが多い。逆に言うと、これまでの定説というのは定説として、それを検証するということがタブー視されてきたということにもなる。学問とは、時の権力者や宗教によって邪魔されてきた歴史を有している。21世紀になって、次々と今までの定説を覆すことが判明するというのは、学問を取り巻く状況が変わったということでもある。次はどういうところで新発見があるのか、楽しみでもある。



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