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4000年前の絹発見される [歴史]

イタリア紙のレプブリカによると、地中海のキプロス島にある約4000年前の遺跡で、藍で染めた絹とみられる繊維が発見された。蚕からではなく、蛾の一種のハマキガの繭から採ったもので、地中海では最古の発見となる。絹の発祥地とされる中国とは別に、地中海地域でも古くから絹が利用されていた証拠となり、これまでの通説を変えてしまうことになる。

フィレンツェ大学のジュゼッペ・スカラ教授らが、キプロス島南部のピュルゴスで壷の中から繊維を発見し、繊維の表面だけが藍に染まり、中が染まっていないのが絹と同じ特徴ということから「絹」としているようであるが、蛾の繭からと採ったいうことで、「絹」と言い切って良いのか、議論が必要であると思うのだが。(「絹の一種」ということならば問題ないだろうが...)

またこの遺跡からは、染色用のかめ、重りなど機織りの道具、木綿、羊毛の繊維も発見されていて、染織工房の跡だと考えられるという。更なる発見があることを期待したいものである。



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