SSブログ

蘇我馬子邸跡で新たに建物跡発見 [歴史]

飛鳥時代の大豪族・蘇我馬子(生年不明-626年)の邸宅で、645年の大化改新によって蘇我氏が滅亡した後に草壁皇子の「嶋宮」になったとされる奈良県明日香村の島庄遺跡で、7世紀前半の建物跡が新たに見つかったことが発表された。これで馬子の時期の建物跡は5棟となり、嶋宮期を含めた7世紀代の建物跡は16棟となった。

今回発見された建物跡は、柱穴4個分で、柱穴は直径0.8-1m、2m間隔で並んでいたという。穴の中央部に直径約20cmの柱を立てたらしい。尚、建物規模は不明である。

また、馬子の正殿ではないかとされる大型建物跡は、東西12m、南北7.5m、嶋宮の中心施設とみられる建物跡は東西12m、南北4.4mの規模ということも分かった。

最近、各地で歴史的なものが次々と発見されているが、またも新たな発見があったことになる。中でも蘇我馬子の時代というと、分かっているようで分かっていないというものが多い。(かれこれ1400年も昔ということになる。)弥生時代の住居跡の発見とは異なり、当時の建物の姿が甦るということにでもなったら素晴らしい。

知られていないことが多いため、そこにロマンを感じさせてくれる時代ということで、心の何処かには明らかになって欲しくないという気持ちもあるが、大事にして研究を続けてもらいたいものである。

ところで「蘇我馬子」って、「小野妹子」と共に女性だと思っている人が多いと聞くが、そうなのでしょうか?(両者とも男性です。)


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。