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中国の電子戦機を確認 [国際]

これまでは存在を知られていなかった中国軍の電子戦データ収集機とみられる航空機が、8月中旬から下旬ごろ、2回にわたって九州南部や南西諸島西方の東シナ海の公海上空で活動していたことが分かった。これは軍事情勢に詳しい情報筋が明らかにしたものである。電子戦データ収集機は、高度な「電子戦」のために不可欠な兵器であり、この時の中国機は日本の防空識別圏に入っており、何らかのテストか訓練とみられる。(公海上空なので、日本の領海を侵犯したということではない。)

アメリカ国防総省は、7月の中国の軍事動向に関する年次報告書で、中国の軍事力拡大に警鐘を鳴らしていたが、中国の電子戦機の存在が判明したのは初めてであり、経済発展と並行して軍備の近代化が急速に進んでいる実態をあらためて裏付けたことになった。

中国が軍事力でも急速にその力を付けていることは以前からも取りざたされていたが、こういうところまで来ているとなると、東アジアにおいて、北朝鮮の核問題と同党の脅威になる。特に心配されているのは台湾有事についてであるが、電子戦機となると、台湾に限られたものではなくなる。まして、今の日中関係はとんでもなく酷い状況になっている。中国政府は反日運動に目を光らせているとは言うが、いつ暴発するような事態になってもおかしくない。

政府や防衛庁は、万一の事態に備えての対応は出来ているのであろうか?中国に対して毅然とした態度で接してもらいたいところである。



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