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ロシアの日ソ中立条約違反を正当化する発言 [国際]

11月にロシアのプーチン大統領が来日することになっている。それに向けて、ロシアが色々と手を打ち始めた。ロシアとしたら、経済協力などの交渉をしたいところであるが、日本は「北方領土」について必ず口にする。で、交渉が進展しないというのがこれまでの日ロの関係であるが、それを封じたいという思惑が見え見えの発言をロシアの下院議長が行った。

1945年8月、当時はソ連であったが、日本とソ連の間には日ソ中立条約が生きていた。が、ソ連はこれを破って日本に宣戦布告して太平洋戦争に参加した。これは、当時の指導者であるスターリンの判断によるものであるが、これに対して、対日参戦は連合国としての義務であり、戦勝国は50年以上にわたる侵略行為を行った日本への罰として北方領土などを放棄させた、と主張した。この主張によると、北方領土は日本から罰として取り上げたものであるから、日本に領土だと言う主張は出来ない、つまり、日本が返還を要求することは出来ない、と言おうとしているものである。

まあ、自国が有利になるような見解を表明することは、外交においては珍しいことではない。と言うより、何かと難癖を付けるのは常套手段である。よって、その主張をいちいち取り合っていたら相手のペースにはまってしまう。(時にはヤクザ的な主張を行う必要もある。)でも、成果を優先したいと考えている呆け政権が、主張することはちゃんと主張するのだろうか?「経済援助」という名目で大金を渡すようなことにだけは行わないでもらいたいが...



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