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オバカな下着泥棒 [事件]

京都で、オバカな下着泥棒が逮捕された。(容疑は窃盗未遂)38才の男という。

この男は、22日未明に、マンションの駐輪場の屋根に上り、2Fに住む女性(22)の下着を盗もうとしたという。近所の住民から「屋根を歩くような音がする」という110番通報があり、駆けつけた警察に逮捕された。ここまでならばよくある話であって、何処にでもいる変質者ということになるが、この男の犯行手口は呆れてしまうものであった。魚を捕るためのモリを使って、その先にターゲットとした下着を引っかけて盗もうとしたというのである。(長さ約1.4mのモリを使っていた。)「下着を盗もうとモリを伸ばしたが届かなかった。モリは駐輪場に隠した」と供述しており、過去にも同じマンションで下着を盗んだことがある、とも言っている。

「モリ(銛)」は刺突漁具であり、先端部が三又状になっている。それぞれの先端は釣り針と同様の鍵構造をしている。また、大きなものは捕鯨にも使用されている。銃刀法の規制には含まれていないが、殺傷能力は十分備えているものである。(漁具であるので、銃刀法の規定を適用しようとするのには無理がある。)つまり、これは漁具であって物を引っかけるための道具ではない。

第一、そんなものを持って、しかも深夜に駐輪場の屋根にいたとなるのだから、何を考えているのか。新興宗教の神様を拝むための儀式とでも言うのか。(それでも、あまりにも怪しすぎる。)

最近は通り魔という類の犯罪が多発しているが、モリを使って人を襲うということがなかったのは不幸中の幸いであった。モリを漁具以外として使うのであれば、背中をかく孫の手、テレビなどの本体スイッチを押す棒、引戸のつっかえ棒、というような範囲にしてもらいたいところである。「道具」は正しく使いましょう。


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