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青色LEDの発光効率、ブレークスルー [科学/技術]

青色LEDの発明で知られる中村修二教授(アメリカ・カリフォルニア大サンタバーバラ校)たちの研究チームが、青色LEDの発光効率を大幅に向上させる製造手法を開発した。(加大、筑波大、東京理科大の共同研究)

詳細については公表されていないが、これによると発光効率が1桁上がるという。となると、一番大きいのは消費電力の低減ということになる。そうなると、利用分野が更に広がることが期待される。LEDということなので、光に関する分野がその対象と言うことになる。現在、一部の信号機にLEDを光源としたものがあるが、ここにLED方式の信号機が広く普及する可能性を感じる。

また、屋外にある大型ディスプレーにLEDディスプレイが広がったり、蛍光灯に取って代わって家庭用照明器具への導入も考えられる。(照明器具にLEDが普及すれば、蛍光灯や電球ではガラス管が用いられているが、これが損傷した場合、怪我をするが、それがなくなり、安全性も高くなるというメリットがある。)

また、この技術はレーザーダイオードにも応用できるというので、低消費電力のレーザーピックアップの開発が期待できる。(波長次第では、次世代DVDの規格をも変えてしまうようなものに発展する可能性すらある。)

いずれは実現されると考えられていた近未来のものが実現される日がまた一歩近づいたことになるのは間違いない。やはり、自発光素子に関する技術のブレークスルーはとても大きいことですね。



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