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「マグダラのマリア」半世紀ぶりに公開 [歴史]

画家レオナルド・ダビンチが弟子と共作した可能性のある絵画が10月にイタリア中部アンコーナで約半世紀ぶりに公開されることになった。公開される絵画は、現在スイスのコレクターが所蔵していて、 1949年にアメリカで公開されてからは公開されていなかった。

絵画は、小説「ダ・ヴィンチ・コード」でキリストと結婚したと指摘された女性「マグダラのマリア」の裸像であって、1515年に描かれたものである。これまでこの作品はダビンチの弟子が描いたとされていたが、アメリカの研究家が、「この絵は弟子の特徴が見られるが、質が高すぎる。ダビンチの指導を受けながら共作したと考えられる」として、ダビンチと弟子の共作という新説を提唱された。(今後、詳しく鑑定するとしている。)この説が証明されれば、ダビンチが描いた極めて数少ない裸体画となる、という。

ダビンチが生きていたのは1452~1519年であり、その才は芸術の分野だけでなく、科学の分野(天文、物理、地理、機械、植物、土木、他)でも活躍した超人である。年代的には共作ということであってもおかしくはない。真実がどうであるかは今後の鑑定結果を待つということになるが、ここ最近は次々とこれまでに知られていた歴史が覆るような発見が相次いでいる。これもそういう可能性が秘められているだけに、後のことが楽しみである。



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