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ひまわり6号にトラブル [科学/技術]

今年の6月に運用を開始した気象衛星ひまわり6号。運用開始から間もないのにトラブルが起きて、24日6:30以降、観測ができなくなるという事態に陥った。この状態は約6時間続き、正午過ぎに復旧した。観測不能になってから復旧するまでの間は、6月に運用を終えたアメリカの衛星ゴーズ9号による観測によって急場を凌いだ。

6時に衛星のカメラの電源が切れた、ということから、観測をするカメラ部分と衛星本体の間でデータをやりとりする回線に不具合が生じたとみられるというが、原因を解明してもらいたい。

人工衛星の場合は、衛星に行って修理を行うということが出来ないため、万一の事態に備えてバックアップ衛星を打ち上げて、2機で一組となって運用するのが常である。よって、今回のようなトラブルは起こって当然のことであり、これに備えた体制を用意することが急務である。(一刻も早くひまわり6号のバックアップ衛星を打ち上げる必要がある。)

今回は、ゴーズ9号があったから良かったものの、このゴーズ9号は既に設計寿命が尽きた人工衛星であって、いつへたってしまってもおかしくない状況にある。(次に同じような事態になった場合、ゴーズ9号が使えるかは分からないのである。)

宇宙開発では多額のお金が必要であるが、このように必要な部分に資源を集中してもらいたいものである。(国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加することよりも重要である。)



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