五輪期間中の停戦呼び掛け [国際]
来年2月に開催されるイタリア・トリノ冬期五輪の期間中に、世界の紛争地での停戦を求める「五輪停戦」の署名式が24日トリノ市内で開かれた。
五輪停戦は、競技期間中に停戦した古代ギリシャに倣い、全ての紛争当事者に呼び掛けるものであって、1992年に国際オリンピック委員会が提唱し、1994年のリレハンメル冬季五輪から始まったものである。
現在、一番大きいのはイラクであろうが、イランの方でも何か起こりそうな状況になっているのをはじめ、パレスチナは紛争の常連地だし、ロシアでは複数の場所での民族対立が、中国、スペイン、アイルランドでも民族対立がマンネリになっているし、アフリカでも数カ所でぶつかり合っている、というように、紛争は世界各地にある。
五輪期間は短いが、その間だけでも停戦することから始めて、全ての紛争が停戦になってもらいたいが、そうなると兵器を売って莫大な利益を上げている軍需産業が停滞することになり、確実に経済に影響を与えることになる。つまり、紛争は「必要悪」なのである。→こういう理屈をこねて、当事者の両陣営をそれぞれ支援する輩がいるため、紛争は続くのである。