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振込め詐欺の手口・「携帯の番号変更」 [事件]

ここの所、被害金額は減少してきたという「振込め詐欺」であるが、本当に次々と、色々な手口があるものである。埼玉県入間市の主婦(61)から通報があったのは、30代の二男を装った男からの電話で、自殺を仄めかす電話があり、その際に「携帯の番号が変わった」と告げられたというのである。翌日、 「会社の金を使い込んだ。返済しないと刑事責任を問われる」という電話があり、この主婦は指定された3つの口座に計2997万円を振り込んでしまったというのである。更に、番号が変わったという携帯に電話すると、更に5000万円を振り込むことを要求され、この時点で不審に思った夫の指示により警察に届けたという。

この手の電話があった場合の鉄則は、何はともあれ「確認」をすることである。本人との連絡方法は、考えれば1通りではない。携帯電話以外でも、職場を通してなり、友人や親類を通してなど、いくつかは直ぐに思いつく。「携帯の番号が変わった」と言われても、全く慌てる必要はないのである。(で、確認を取っていれば、最初の振込みをすることは無かったであろう。)

最近では、一部の金融機関では多額の振込みを行う場合は注意を呼びかけるようにしているが、被害に遭わないようにする分岐点になることが何度かある。また、手口の方は次々と変わっていく。

これに対処するには、やはりイメージトレーニングをしておくことに限るであろう。ここでは今までに語り尽くされたような手口であっても良いので、そういう電話がかかってきたと想定して、どういう行動をすればいいのかを考えることである。(実際にかかってきた場合は、その応用ということになる。)しかし、イメージトレーニングはたいていは無駄になるであろうが、万一に備えるというのは大事なことである。(これは天災に備えての防災袋を用意しておくのと同じである。)無駄になったのであれば、頭で空想の旅を行ったとでも思えばいい。
とにかく、不審な電話には注意しましょう。



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