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盗難されたミレーの絵画発見される [国際]

去年の12月にフランスのランス美術館から盗まれた19世紀バルビゾン派の画家ミレーの絵画「男の肖像」がこのほど、ランスのサンレミ大聖堂の中から発見された。関係者が大聖堂の照明のスイッチを入れようとして、柱の後ろに放置されたビニール袋を偶然発見し、その中に絵画が入っていたという。尚、絵画は目録番号は消されていたが、殆ど無傷のままだったという。

関係者は、15万ユーロ(約2000万円)すると言われるこの絵画を売りさばこうとしても、新聞で盗難が報じられたので、売りさばけないと思って放置したのではないか、と見ているという。(マスコミも役立つことがあるということになる。)

人類の財産である芸術作品が「殆ど無傷」で回収されたというのは本当に良かった。(ただ、洗浄などの作業は行わなければならないだろう。)しかし、今回の盗難は白昼に監視人の隙をついて盗まれたというのであるから、美術館の方は管理を見直す必要があることを忘れてもらっては困る。(ハイテク機器を揃えれば良いというものではない。)最近はインターネットも普及していることから、盗難情報も流れることから、有名な文化遺産は盗まれてもそれを裁くことが益々難しくなっていくことが考えられるが、だからと言って、保管している美術館が防犯対策を疎かにしていてはならない。人類の財産を保管しているという認識をいっそう高めてもらいたいものである。



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