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堺市、仁徳天皇陵の世界文化遺産登録を目指す [歴史]

堺市と言えば、今は政令指定都市になることを目指している、という話題が先行している。(2日が投票日で市長選挙が行われたが、そこでも「政令指定都市」という言葉が踊っていた。)が、堺市には世界最大の前方後円墳「仁徳天皇陵」古墳を含む百舌鳥古墳群がある。これは、日本史にも大きなことの一つとして登場するが、これを世界文化遺産に登録しようとする動きが進んでいて、最短で2011年の登録を目指しているという。

百舌鳥古墳群は大小47基の前方後円墳や方墳、円墳が現存している歴史上でも重要な遺産である。代表的なものは5世紀前半の天皇を葬ったとされる仁徳天皇陵(大山古墳、または大仙古墳とも言われている)であり、これは全長486m、後円は249mの直径があり、日本では最大の古墳である。この大きさは、底辺が230mのエジプトのクフ王のピラミッドを(高さではかなわないが)凌いでいる。(それだけ、歴史的価値は高いということになる。)

堺市としたら、2009年に文化庁の推薦候補「暫定リスト」に入り、2011年の世界遺産登録を目標に活動をしている。市では「世界を代表する陵墓を生かして都市整備を進めたい」としているが、それだけなのであろうか?当然、観光資源として考えていることは容易に想像できる。(これを否定しようというものではないが、)仁徳天皇を葬ったとされているが、歴史的立証は行われていない。世界文化遺産への登録を目指すのであれば、学術的な検証をしっかりと行うことが先ではないのか、と思うのだが...



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