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戦隊回顧録40 [特撮研究]

「色」についての4回目となる今回からは、それぞれの戦隊カラーについて述べていく。

最初におさらいとして、戦隊の色を述べると、これまでに登場した色は「赤、青、黄、桃、緑、黒、白、銀、金」の9色である。「ゴレンジャー」から「マジレンジャー」までの29の戦隊に全て登場したのは「赤」と「青」の2色。以下、それぞれの色がいくつの戦隊に登場したかと言うと、黄は27戦隊、桃は22戦隊、緑は16戦隊、黒は16戦隊、白は9戦隊、銀は2戦隊、金は1戦隊、となる。(尚、ここでは劇場版のみに登場した戦士、1回きりのゲストとして登場した戦士は含まないことにする。(マジマザーは物語のスタートに関係するため、含むことにする。)→これらの戦士については別途述べる予定でいる。)

では、「」についてから始めることにする。(やはり、戦隊を語るのであれば、この色から語るしかない。)

「赤」は29全ての戦隊に登場しただけでなく、全ての戦隊において中心となっている。つまり、常に「戦隊」の主人公である。(実際、OPのキャストは「赤」がトップに登場している。)尚、「「赤」がリーダー」というのは、カクレンジャー、メガレンジャー、タイムレンジャー、マジレンジャーの4作が該当しないので、誤っている。(「概ね」という単語を付加すれば誤りとはならないが、これが無ければ誤りである。)

性別については、全ての「赤」の戦士は男性であり、女性のレッドというのは存在しない。(これについて、「マジレンジャー」のオーディションの時、ピンクになった別府あゆみさんが「赤をやりたい」と言ったところ、「それじゃあセーラームーンだよね」と言われたという。ということで、「赤」が女性戦士になるということは、メンバー全員が女性ということにならない限り、起こらないだろう。)

「赤」の戦士は主人公ということで、設定としたら「正義の心が強く、戦士としての能力が高く、強い責任感を持っている」ということで、「人格者」というのが「赤」の戦士の代表的な設定である。しかし、「戦隊」は成長物語でもあり、「人格者」と言うことが出来ない「赤」の戦士も存在する。(これを「バカレッド」と呼ぶ。しかし、物語が進むにつれて次第に「人格者」に近づいていくように、成長する。)つまり、初期設定は「人格者」か「バカレッド」に二分されるが、物語の進展と共にほぼ共通のキャラクタになってしまうということで、キャラクタの幅としたら広いということは出来ない。が、このように固定したキャラがいることで、「戦隊」のまとめ役として、主人公として、今後も「戦隊」を引っ張っていくことになるであろう。

尚、「バカレッド」に分類できるのは、カクレンジャー、メガレンジャー、マジレンジャーである。(ニンジャレッドは封印されていた妖怪たちの封印を解いてしまうし、メガレッドは頼りない部分があり、マジレッドは三男坊で甘ちゃん。)何故か、これらの戦隊では、リーダーが「赤」ではないということが共通している。(カクレンジャーは「白」、メガレンジャーは「黒」、マジレンジャーは「緑」がリーダー。)

また、ライブマン、ハリケンジャーという3人戦隊でも「バカレッド」の要素を持っているが、完全な「バカレッド」とは言えない。通常の戦隊が5人であるのに3人ということで、「人格者」という要素と「バカレッド」という両方の要素を持たせて、戦隊メンバーに存在するキャラクタの要素を各メンバーに振り分けているためである。また、タイムレンジャーやデカレンジャーでは、他のメンバーからすれば型破り(タイムは未来人の名かの唯一の現代人、デカは型破りの暴走野郎)という要素を与えることで、「バカレッド」的な要素を取り入れている。

尚、29の戦隊があり、全ての戦隊に「赤」の戦士は存在するが、「タイムレンジャー」に第六の戦士として途中参戦したタイムファイヤーも「赤」であり、「ハリケンジャー」に途中参戦した第二の戦隊・ゴウライジャーのカブトライジャーも「赤」であったため、「赤」の戦士は31人存在している。(「アバレンジャー」のアバレマックスも色は「赤」であるが、これはアバレットに対してブルーとイエローのダイノガッツが送り込まれることで誕生する戦士であり、変身するのはアバレッドと同一人物であるため、別カウントとはしない。)

では、次の色に、という予定であったが、結構長くなるので、それは次回ということにする。(「青」の予定。)



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