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東京五輪は東京圏五輪 [スポーツ]

2016年以降の夏季五輪招致を表明している東京都の石原知事が、東京に限るのではなく、神奈川県や埼玉県までも含んだ東京圏での広域開催を目指す考えを表明した。

オリンピック憲章の第38条に「オリンピック競技大会の開催地」の規定がある。「一部の種目を同じ国内の他都市、もしくは他の場所で開催する権利を開催都市がIOCから得ていない限り、全ての競技はオリンピック競技大会の開催都市で行わなければならない。(以下、省略)」つまり、基本的に、オリンピックは開催都市(東京五輪と言うからには、開催都市は東京である。)での開催となる。よって、東京圏での開催というのは五輪憲章から外れることになる。(よって、福岡が考えている九州五輪というのは、五輪憲章を逸脱した考えであり、余程の利点がない限り、認められるものではない。)

しかし、神奈川県や埼玉県と言っているが、極端に遠くなるものではない。また、既設施設の利用となるので、新規施設を建設しないで済むという利点がある。(知事は「コンパクトな開催」と言う言葉を使っている。)よって、これはIOCが認めるに足る理由になるだろう。(しかし、交通網の整備、渋滞対策などは、都の単独開催よりも広範囲で対策と投資が必要になるので、大きなものになると思われる。)

また、神奈川県知事は、東京都の五輪招致に関して、近隣自治体として協力する、としていることから、まだ足並みが乱れている九州よりも進んでいる。

こうして見ると、日本が五輪を招致するのであれば、やはり東京しかないように思う。が、2016年のアジア開催の可能性は低いだろうから、2020年が本命になるだろう。つまり、1回は「落選」を経験した上での招致活動が必要になる。じっくりと戦略を練ってもらいたいものである。(でも、今更日本で五輪を開催する必要性が本当にあるのか、疑問はあるのだが...)



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