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9月の携帯電話契約 [携帯/PHS]

電気通信事業者協会が発表した9月末の携帯電話契約数で、ちょっと面白い数字が出た。新規契約から解約を引いた月間純増数において、10/1にKDDIと合併して消滅したツーカーグループが、8ヶ月ぶりにプラスになったというのである。尚、KDDIと合併して消滅したと言っても、ツーカーホンとしてのサービスは存続する。(ツーカーのサービスは2G携帯であるため、いずれはサービス停止となるとは思われるが...)そのため、現時点では使えなくなるという心配はない。

この要因は、高齢者向けを狙った通話専用端末「ツーカーS」の売り上げが敬老の日前後に大幅に伸びたためと見られている。そう言われれば、9月になってから、「ツーカーS」のテレビCMが派手に流れていたのを思い出す。が、この「ツーカーS」の端末を改良したモデル(A101K、改良というのは、3件だが電話帳機能が付き、3つのワンタッチボタンが搭載された。)がauから発売になるので、今後はauで同様の端末によるサービス(ツーカーSも、A101Kも、通話専用端末であり、メールやWeb機能には対応していない。)を受けられることになる。但し、ツーカーは2Gだが、auでは3Gである。(とは言っても、通話機能だけであれば、2Gだろうが3Gだろうが、実質的な違いは無い。)強いてツーカーでの契約のメリットを言えば、ツーカー契約の方がau契約よりも毎月の料金が安い料金プランがあるということになる。

「ツーカーS」を使用する高齢者ユーザーであれば、次々と機種変更をするということは少ないだろうから、ツーカーでの2Gサービスが継続していればいいのだろうが、今後はツーカー・ブランドでの新機種の発売も無くなり、いずれはサービスもauに統合されるであろうことから、新規ユーザーが増える(=純増がプラスになる)というのは消費者を欺しているような感じがしてしまうのだが...

尚、9月の純増は、auがトップで16万5100件、2位がドコモで12万4800件、ボーダフォンは3300件、ツーカーが1300件だった。(PHSのウィルコムが7万600件の純増というのは大健闘と言える。これにはドコモのPHSからの乗り換えもそれなりにあるとは思われる。)



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