Magiranger Stage43 [特撮]
クライマックスに向けて、いよいよ本丸であるお母さんに絡むエピソードとなったマジレンジャー。本年最後の放送です。しかも物語の展開から、ラストまで本当に目が離せなくなりました。（でも、来週は「元旦」でお休み...）今回のBGMは、他の作品や曲ではなく自身のTVサントラであり、しかもリリースされたばかりの「魔法戦隊マジレンジャー全曲集 マジカルコンプリートソングス」とする。
幼い翼と麗。二人はある場所に閉じ込められていた。そこに母・深雪が扉を開けて迎えに来てくれた。それは夢であったが、翼と麗は同じ夢を見る。そして二人は今日こそ母に会えると予感する。そんな時、街に巨大トードが現れる。早速出動するマジレンジャー。トードは冥府ガエルを使った作戦に出て、カエルの卵を仕掛ける。が、カエル嫌いの麗ちゃんは大量の卵だけで戦意喪失。しかも、マスク越しにあるにもかかわらず口から泡を出している。更には大量のカエルが降ってきて埋もれてしまい、失神する。→もはやクライマックスに向けて何でもあり状態ということで、「マジレンジャー・20話」へのフォローとして自己オマージュとする。
トードによってマルデヨーナ世界の森へと飛ばされた小津兄妹。カエルの声がするだけで怯えてしまい、震えることしか出来ない麗に対して翼が、夢で見たおまじない（耳を持って「勇気、出ろ、出ろ」）をする。ここで、冒頭の夢に繋がる。幼い翼と麗は秘密基地と呼んでいた立ち入り禁止の廃車置き場で遊んでいた所、お巡りさんが来てトラックのコンテナに隠れた二人はそこに閉じこめられてしまう。夜になって母・深雪が助けに来てくれた。（しかも、怒ることをしないで「やっと会えたね」と優しく二人を抱きしめる。→今回もウルウルとくる展開です。）→もはや、兄弟戦隊と母親の物語では先輩戦隊をはるかに凌駕しているマジレンジャーであるが、やはりここは兄弟戦隊の先輩であり、母との物語もあった「ファイブマン」と「ゴーゴーファイブ」に捧ぐ（ことをしない訳にはいかない）。
で、翼と麗が見た夢は「母からのSOS」と感じた小津兄妹はこの森に母がいると確信する。怖がっていた麗も勇気を出して、五人は森の中へ。（本当にジーンとくる物語です。）
ナイとメアはダゴンの鱗を手にしてウルザードを捜している。で、見えない壁（に隠れたウルザード）を発見する。一方、小津兄妹は森の中で茨のドームを発見し、母・深雪がいることを突き止める。双方がそれぞれ探し求めていたものを発見ということで、緊迫感がいっそう出てきました。茨のドームの中に入った小津兄妹たちは、巨大なサイコロと茨の園の地図を発見するが、それはトードのゲームの双六だった。（一週間早いけれど、昔からのお正月の遊びです。）仕方なく双六を始める。「6」が出るがトードによって「5」にされてしまい、（お約束とは言え）ドクロマークのマスに止まってしまう。すると、ニセのマジレンジャーが現れる。→「ヒーローのニセモノ」これはヒーロー作品では古くからあることで、戦隊でもお馴染みのことである。（ということで、これに関しては先例が多すぎるので、オマージュの認定はパスとする。）
ここで嬉しいのは、最近はマジピンク（芳香姉さん）の「変わりま～す」が最近見られないが、ニセ・マジピンクが巨大カエルに変身してくれる。ピンチのマジブルーだが、勇気の出るおまじないを思い出し、カエルの恐怖を乗り越え、巨大ガエルを切り裂く。また、イエローは残り4人のニセモノを倒し、このマスをクリアする。そして二度目のサイコロで一気にゴールイン。（ゴールは12マス目だったのでゴールまでは9マスありました。）麗ちゃんが魔法でサイコロを削り「6」を「9」にしたのであった。トードは「卑怯だぞ～」と言うが、最初に「6」が出たのにそれを「5」に変えてしまうようなトードにはそれを口にする資格はありません。でも、よい子の皆さんは、こういうようにサイコロに細工するようなことをしてはいけまんよ。
そして、5人は茨に閉じこめられた母・深雪を発見！あまりにもいいところで「次回へ」とは...（それにしても、今回も前後編となるなんて、残る放送回数と残っている冥府神の数を考えたら、雑魚のように倒される冥府神が複数出ることは確実です。→「チェンジマン」のように放送延長して、じっくりと描いてもらいたいのだけど...）
- アーティスト: TVサントラ, 岩崎貴文, 岩里祐穂, 京田誠一, 比嘉久美子, 前川淳, 山下康介, 遠藤正明, 桑原永江, 高木洋, 菊地美香
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: CD