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INXS『ALL JUICED UP』 [音楽(洋楽)]

本アルバムは、1994年にリリースされたベスト盤である「GREATEST HITS」の限定盤である2枚組のセットの2枚目の方であり、本アルバムは単独では発売されていない。(そのベスト盤についてはこちらに記しています。)筆者はこのベスト盤をオーストラリア盤で所有しているのだが、そのベスト盤である「GREATEST HITS」の方は20曲入りであり、今回取り上げたボーナス・ディスクはCDケースも完全に独立したものとなっていて、DISC番号も別の番号が付けられている。(ひょっとしたら、オーストラリアでは単独でこちらもリミックス・アルバムとして発売されていたのかも知れない?)→本国でリリースされているものを入手したと言うことは、CDコレクターとしたら嬉しいことであり、ちょっと自慢したくなってしまいます...

また、「I」で始まるアーティストも底を尽きそうになっているので、今回、こうして取り上げることにした。尚、本DISCを入手しようと思われたら、限定版であるベスト盤を入手すればいいのであるが、リリースから10年以上が流れているから、中古市場で探すしかないものと思われる。(で、このように後になって優越感に浸ることが出来るので、筆者はベスト盤の場合は本アルバムのように拘ったものを入手することにしているのである。)

収録されているのは全9曲であり、いずれもがヒット曲の別ミックスバージョンである。が、全体的見ると、部分的には違いがあるものの、1曲のダンス・チューンというアレンジがされていて、ノンストップで収録時間の約60分を一気に突っ走って聴かせてくれる。ということで、彼らのリリースしたアルバムに収録されているものとは全く違ったものをたっぷりと堪能できる。(まあ、こういうものは、毛嫌いされる方もいらっしゃるでしょうが...)

まずは完全なアカペラではないが、アカペラ風のアレンジがされた『Taste It(Youth AccapellaMIX)』でスタートする。部分的に楽器のリズムが入っているということで「アカペラ風」と記したが、ちょっと面白い一曲である。が、終盤ではリズムが刻まれるようになり、次の『Cut Your Roses Down(Sure Is Pure MIX)』に切れ目無く引き継がれる。この曲はミディアム・テンポのロックのビートに乗った一曲であるが、サックスのサウンドが印象的になるようなアレンジがされていて、ロック・ナンバーでありながらも心地良いサックス・サウンドが耳に残る。しかも8分半という長時間にわたってそれを堪能できる。続く『Suicide Blonde(Milk MIX)』への移行もノンストップで連続したものである。が、お馴染みのイントロが流れてきて、一気に曲は移行する。で、ビートの響きを少し抑え気味にして、リズムの方を聴かせるようにしたアレンジで、ミディアム・テンポで聴かせてくれる。

また、次の曲『Please(You Got That...)(E-Smoove Club Need mix)』への移行もノンストップであり、一気にビートを主体としたテンポの良いリズムに変わると、ミディアム・テンポのダンス系ビートに満ちた一曲となり、テンポの良いダンス・ナンバーとなっている。続く『Disappear(Red Zone MIX)』への移行もノンストップであり、今度はエレ・ポップ調のダンス・ナンバーというアレンジでテンポの良いリズムで展開される。それと同時に、この曲(アレンジ)では、サックスのソロ・パートがあり、これがまた心地良いサウンドを奏でてくれている。続く『I'm Only Looking(Morales Bad Yard MIX)』へもノンストップで繋がり、ミディアム・テンポのダンス・ナンバーであり、そんな中で印象的に入るサックスをフューチャーしているエレ目ポップのビートの利いた一曲となっている。

続く『Cut Your Roses Down(Sure Dub MIX)』にもノンストップで繋がり、ダンス・ビートがここでも継続している。が、中盤からはビートよりもダンス・ナンバーのメロディを聴かせるように変貌していく。で、ノンストップで『What You Need(Cold Cut MIX)』に繋がり、ダンス系の一曲であるところは変わらないが、ロックのビートをベースにしたものとなり、ここではロック・ナンバーのダンス系寄りのチューンという感じとなる。で、ノンストップでラストの『Devil Inside(12" MIX)』に繋がる。ここではダンス系ではなく、ロック・チューンとして締めくくってくれているが、これはシングルのロング・バージョンといったものであり、それまでの曲とはちょっと毛色が違っている。が、この曲はポップのテイストのあるリズミカルなロック・ナンバーであり、更に、耳慣れた曲であるということからも、変な違和感はない。

収録されている曲は節々ではなじみのあるものであるが、ダンス系というアレンジがされていることにより、違った魅力を放っている。が、ダンス・ナンバーととらえたら、こういう別ミックス集というのは、やたらと時間が長いだけで、曲中でだれてしまう部分があるのが常であるが、そういう傾向がここにもあるのがちょっと残念な所でもある。まあ、「コレクター・アイテムとして所有している」という密かな喜びに浸る、というためで持っているというのであればこれでいいのだろうが、本格的にダンス・ナンバーをという方には、接しない方がいいような気がする...

 

Greatest Hits+Juiced

  • アーティスト: INXS
  • 出版社/メーカー: Warner -- Bayside --
  • メディア: CD
↑2枚組の限定版 | 通常の1枚もののベスト盤 ↓
The Greatest Hits

The Greatest Hits

  • アーティスト: INXS
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1994/11/03
  • メディア: CD


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