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SAZER X #29 [特撮]

今回は、異空間に引き込まれたアドたちの救出劇をたっぷりと描いた一編であり、バトル・シーンではなく人間ドラマを中心にした物語。ということで、'80'sヒーローを思わせてくれ、全体としたらコミカル路線である本作でも、シリアス系もやれば出来ると言うところをしっかりと見せてくれる。(でも、何だかんだで、ブレちゃんが美味しいところを持って行っている...)いつもはコミカル路線の物語の中でそれなりに考えて選んでいたBGMだが、今回は物語の方がシリアス路線と言うことなので、BGMをチョイスする方をオチャラケしてみて、もはや主役のブレちゃんと一文字違いのブリちゃん(Britney Spears)の「GRESTEAT HITS: My PREROGATIVE」とすることにしてみた、(こういうのも一つの試みです。)

異次元にいるアドたちを救出するべく、セイザーXの面々は色々と努力をしていた。シャーク隊長は「仲間たちを信じて待て」とアドに伝える。こういう言葉はチーム・プレイの組織ならではのものであり、ネオデスカルでは考えられない言葉ですね。(と言うか、ヒーロー作品に登場する悪の組織全てに言えることでもある。)また、シャーク隊長はケインに対しては「その優しい心をいつまでも忘れるな」というように、ジャッカルとの間で決着が付いたことにより、一気に後進の指導に力を入れ始めました。で、そのシャーク隊長が安藤家を訪れた。(由衣ちゃんが一番嬉しそう。)お茶を出す春子さん。そんな中、庭で洗濯物を干しているブレちゃんに対して、シャーク隊長が言葉を掛ける。「そんな気持ちになるまで、様々な葛藤があっただろう」ということから「お前はもう俺たちの仲間だ」。が拓人に対しては「何もない」ちょっと寂しそうな拓人だが、そう言われるということは、これまた凄いことでもある。

パトラはゴルドに対して「執念で帰ってこい、根性で帰ってこい」という根性論をぶちかます。で、ゴルドは「正直言ってここから帰りたくない」と恐妻家ぶりを見せる。→根性論も時には必要だが、行きすぎた根性論になるとこれは悲劇しかもたらしません。

ネオデスカルの指揮官となったサイクリードは完全に性格が変わっている。(アクアルの言う通り)それは催眠装置を埋め込まれていたためであり、ネオデスカルの戦術の「時間稼ぎ」にまんまとハマっているというのはサイクリードらしい所ですね。

パトラは、「コスモカプセルの力でゴルドたちは守られているのだから、コスモカプセルの力でどうにかするのもあるんじゃないか」という何気ないことを言うが、レミーがこれで閃いた。こういうのを「コロンブスの卵」と言うのですよね。で、救出作戦の開始。しかも、ブレちゃんもしっかりとそれに加わっているではないか。(さては、美味しい所を持って行こうという狙いか?)しかし、ネオデスカルはそれを自分たちの作戦に気づかれたのでは、ということで、こちらも行動開始。(でも、バレーダ、台詞棒読みですなぁ...)

アドたちの救出作戦が実行に移された。コスモカプセルの放出するエネルギーを増幅して放射すると、それに応えて異次元にいるアドたちの艦と引き合うようになる。が、そこにネオデスカル軍が戦闘態勢を整えて出てくる。アクアルは「あんなことをしたらブレアードが死んじゃう」って、指揮官の座を奪われてこちらも仲間意識が強くなったようです。そこにブレちゃんからの通信が入るも、サイクリードは「裏切り者に用はない」とそれを切ってしまう。(で、アクアルと共に完全に性格が変わっている...)

多数の戦闘機は合体して恐獣ディロスになる。シャーク隊長は拓人はアドの救出に専念させ、チーム・プレイという作戦を執る。一方、コスモカプセル反応に気づいたアクアルだったが、ネオデスカルはシャークたちを倒すことを優先していることにも気づく。(これは、アクアルがまた何か行動を起こしてくれそうである。)

ディロスに立ち向かうシャーク隊長とケイン。ブレちゃんは拓人の護衛に回っている。ということで、完全にチーム・プレイで一つの事に当たっているセイザー・チーム。が、ディロスの強力な装甲は攻撃を受け付けず、反撃されてピンチに陥るシャーク隊長。それをケインが盾となって庇うが、ケインもシャーク隊長もディロスに押されて窮地に。が、そこにアドが戻ってきた。「信じていました、仲間たちを」というアド。(これも今までのアドだったらば口にしなかった台詞ですね。)で、一気に攻撃に出たセイザー・チームはディロスを粉砕。更に、帰還したアドは「ありがとう」。ということで、ちょっとウルウルとくる物語でした。

そんな中でも、アクアルは「結局やられているんじゃない...」と言うも、「流石です、サイクリード様」とネオデスカル。(まさに「豚もおだてりゃ樹に登る」ですね...)アクアルの時は1回の失敗で即失脚だったが、「ここまで奴らに傷を負わせれば、小手調べとしたら上出来です」とネオデスカルは持ち上げる。同じ1回の失敗でも実に寛容である。まあ、時間稼ぎのためにサイクリードを使うには、おだてていれば期限のいいサイクリードということもあり、もう少し時間が必要ということは分かりますが... が、アクアルは何か大きな企みがその背後にあることに気づいたようです。ひょっとしたら、ブレちゃんと手を組むというような大胆な行動にでるのか?(で、ダークアルマーという基地が月面に...)

 

Greatest Hits: My Prerogative

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  • アーティスト: Britney Spears
  • 出版社/メーカー: Jive
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  • メディア: CD

↓まもなく発売になる4巻と劇場版です。

超星艦隊セイザーX Vol.4

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  • 発売日: 2006/04/28
  • メディア: DVD

劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2006/05/26
  • メディア: DVD
 
↓ネオデスカルも読んだらいいかと...
 
チームプレーが会社を強くする

チームプレーが会社を強くする

  • 作者: 浦島 浩次
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 単行本
 
↓ネオデスカル。こちらは読破しているのでしょうね。
 

豚もおだてりゃ樹に登る 河童もけなせば溺れ死ぬ―ほめて生かそう自分も人も

  • 作者: 坂崎 重盛
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 単行本

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