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ケータイ刑事銭形雷18話 [ケータイ刑事]

今回の物語は「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」。これは、あの映画「デイ・アフター・トゥモロー」の設定を元ネタにしていて、パロディー路線をまたも突き進んでいる。が、これまでのパロディ作品と比べてもスケールが大きく、やってくれます。しかし、今回はパロディに走るだけではなく、異常気象に対する警告と「エコ」を説くという教訓まで含まれている。(流石は「ケー刑事」シリーズ。単なるエンタテイメント番組に収まっていません。→「環境省推奨」とまでは行かないが、「ケー刑事」のノリで「エコ省推奨」とでも入れてくれたら良かったのに...)

また、「」「」「」で味のあるところを見せていた佐藤二朗さんがゲストというのも嬉しい所です。更には、雷ちゃんが相棒であるトミーに対して「死んじゃ嫌っ!」という台詞を口にするなど、伝説の四姉妹の物語には必ずあった所をも見せてくれました。こういうところが出てくれば、色々と言われている「」もやっぱり「ケータイ刑事」シリーズの作品だということを強く感じさせてくれます。(でも、やはり泪ちゃんを意識しているのか、そちらに持って行こうとしているというのも感じました。)ただ、今回の物語を通して「&五代」「&高村」に続いて「&トミー」という第三の黄金コンビが生まれたと言っていいでしょうね。で、いつものように長文&ネタバレです。

いきなり「警視庁から入電中」ということになったが、今回はいつもの事件を知らせるものとは少し違った内容であった。港区赤坂の某所の地下シェルターで世界気象極秘会議が開かれる模様ということで現場に急行せよ、と言うものである。(事件ではない。)で、雷ちゃんとトミーが現場に向かうが、その場所はBS-i本社ビルが面している「びぃえすあい通り」の突き当たりに位置していた。トミーは「世界気象極秘会議とは、マスターズ、サミットとも言われたあれか?」と、それなりにこの会議の噂は知っている様子。で、雷ちゃんが説明をしてくれる。四天王と呼ばれる世界の気象学の権威が一堂に集まるというもので、雷ちゃんも四天王の一人ということであった。(現役高校生の雷ちゃんが世界的権威の一人... これはこれで凄い!!!)で、トミーはショックを受けた様子。そうしていると、「世界気象極秘会議会場」という看板が置かれている会場に到着して、雷ちゃんは自転車を停めて中に入っていく。トミーはそれを見て「これじゃあちっとも極秘にならないと思うけど...」と呟き、雷ちゃんに続いて中に入っていく。(この場は、トミーの言う通りであり、どこが「極秘」なんでしょうかねぇ?更に、入口にはお店の新規開店を祝う時に飾られる花が飾られている...)

この会議に集まったのは、ヨーロッパの気象王であるオゾン・デホール、アメリカの気象王であるトルネード・ジョージ(これが佐藤二朗さん)、中東の気象王であるエルニーニョ・ラディン(今回は柴田束志は登場せず、大堀さんはこちらを演じている。)、アジアの気象王である銭形雷の四人と、雷ちゃんについてきた「ただの気象好き」岡野富夫の5人であった。で、オゾンが「地球が終わる」と言う。で、ある天気図を見せる。それはマンモスが滅んだ氷河期の天気図だとエルニーニョが言うが、コンピューターがはじき出した本日11:30(これから30分後)の天気図だと言うオゾン。で、30分後に地球が氷河期に巻き込まれるということで、気象学の権威に早急に知らせたい、ということで開催された極秘の会議であった。が、誰もまともには相手にしない。トミーに至っては「今日一日晴天だとお天気キャスターの森田さんも言っていた」と言う始末。が、オゾンは「明日は雨が降る天気ではない」の意味が分かるかと尋ねるが、トミーは「明日は晴れということでしょう」と素直に答える。が、「違いますよ、岡野さん」と雷ちゃん。で「明日は雨が降る/天気ではない」と区切れば逆の意味に解釈できると言う。(つまり「雨」ということ)→確かに、そういう解釈もできますが、そんなにひねった考えをしますかねぇ?で、オゾンは「流石はドクター銭形、素晴らしい!」って、雷ちゃんはいつからドクターになったのでしょうか?

そうしていると大きな地震が発生する。「天候の変化で地殻変動が起こったのかもしれません」とオゾン。揺れが収まりトルネードが「終わったよ」と言うも、エルニーニョは机を持って慌てている。で、トルネードが「黄色、黄色、終わっているよ」(エルニーニョは黄色のターバンを頭に巻いている。)が、天井から金属製のたらいが頭の上に落ちてくるというというギャグをしてくれる。また、トミーは雷ちゃんの手を握りしめて震えているが「何やっているんですか、岡野さん」と雷ちゃんの言葉に我を取り戻すと、「君を守ってあげようと思ってね...」(って、どうやって守るというのでしょうか?)で、オゾンが「ラジオをつけてみましょう」と言って側にあったラジオのスイッチを入れる。すると、地震速報で、「11:05頃、東京で大きな地震がありました。」と言っている。各地の震度は成城:震度5、渋谷:震度6、赤坂:震度7ということで、「ケー刑事」の世界における事件多発地域である魔の三角地帯の三ヶ所はいずれも大きな揺れが観測された。(でも、それ以外の場所については一切語られない。)また、お台場沖で巨大な津波が発生した。ということで、外は大変なことになっている、と外に出ようとするが扉は開かない。(ドアのフレームが歪んだらしい。)「私たち、閉じこめられたってこと?」と慌てる雷ちゃん。(いつもクールで冷静な雷ちゃんのこういう姿を見ると、やはり高校生ってことですね。)更にラジオは天気予報を伝えていて、北からの前線に伴う低気圧が東京の上空で発達した寒冷低気圧になり、東京湾では一瞬にして海面が10m上昇した、と伝えた。で、エルニーニョが電卓で計算を始め、「海面が10m上昇したということは、震度7の地震による津波の高さは40mになるっぺ」とはじき出す。(こんな津波が東京を襲ったら、間違いなく壊滅します。)で、トルネードは「もう、嫌だ...」

ラジオからは赤坂海岸からのレポートが入る。「恐ろしいほど巨大な津波が見えます。その高さはゆうに40mを越えています」と言っているが、どうして40mという数字が簡単にはじき出されたのでしょうか?で、津波が襲ってきてレポートの声が途切れる。トミーは「麻耶、麻耶、…」(このレポートはTBSの小林摩耶アナの声でした。)「ああ~、麻耶が津波にやられた~」と泣き崩れる。ラジオは更に、「その津波が赤坂の中心部に到達して、現在殆どの地区が水に浸かっていて、赤坂は完全に孤立した模様です」と伝える。で、雷ちゃんも「孤立って...」と呆然となる。更に、その時、シェルターの照明が消えて非常警報のブザーが響く。で、慌てる一同。が、オゾンは「自家発電システムがあります。更に壁面には防水加工が施してあります。よって心配ありません」と言うと、再び照明がつくが、オゾンが健康器具の自転車漕ぎを始めている。(自家発電システムって、人力でペダルを漕ぐシステムでした。)トルネードとエルニーニョは我を取り戻しているが、トミーはまたも雷ちゃんの手を握りしめて「暗いよ、怖いよ~」と震えている。(まあ、暗所恐怖症のトミーらしいといえばそうなんですが...)が、「またですか、岡野さん」と雷ちゃんはちょっとオカンムリ。「私は君を守らなければならないじゃないか」とトミーは言うも...

オゾンの予報通りだということならば、次は大寒波が東京を襲うことになる。が、このままここで異常気象が過ぎ去るのを待つのがベストだとオゾン。しかも彼の計算では異常気象が終わるのは1週間だという。(そんな短期間で氷河期という寒波は過ぎ去るのでしょうか?→「デイ・アフター・トゥモロー」の凄まじい世界が目に浮かんできますが...)

更に、水と食料は隣の部屋にいくらか備蓄があると言う。で、全員がそちらに移動する。「しばらく触れていないので使えるかどうか...」とオゾン。トルネードが「試してみましょう」と言って、ペットボトルの水を1本手にする。が、オゾンもこちらに来ているので、電気が消える。で、雷ちゃんが「あっ、電気」と言って自家発電システムの所に走っていく。トルネードはペットボトルを開けるとそれをゴクゴクと飲み始める。で、エルニーニョが「いい加減にしろよ」と注意をする。彼の計算では、ここにある水と食料を5人で分け合えば3日しか持たないと言う。トミーは乾パンの缶詰を手にすると「3日しかもたないか...」と呆然となる。そこに「岡野さ~ん」と言う雷ちゃんの悲鳴。急いで雷ちゃんの所に駆け寄るトミー。自家発電システムを漕いでいる雷ちゃんは入口の扉の方を指さし「ここ~」と叫ぶ。扉に駆け寄ったトミーは「水だ!」。そう、水が中に漏れてきたのであった。「防水加工されているんじゃなかったのかよ~」とエルニーニョ。(そんなことで水が入ってこなくなるとは思えませんが...)

その時、ラジオから「私は赤坂上空に来ています」という声がする。その声は小林アナのものであり、トミーは「麻耶ちゃん、よかった...」とほっとしている。ラジオは「第二の津波が赤坂の町を呑み込んでいるということで、地上23階建てのBS-iビルが完全に水の中に消えた」と伝えた。ということで、ここはもはや海の底ということで、海水を食い止めなければならない、となるが、その方法は?で、トミーが上着を脱いで「みんな、着ているものを脱ぐんだ」と言って自分の上着を、雷ちゃんが側にあったテーブルクロスを、オゾンはガウンを、トルネードはジャンパーを投げ渡し、それを入口の扉の前に固めて水の侵入を防ごうとする。更にはエルニーニョが「これも」と言って頭に巻いているターバンの端っこを渡して提供する。(が、そんなので水の侵入が食い止められると思っているの?)

オゾンはその様子を目にすると「ドクター・トルネード、あちらへ」と言って食料が置いてある部屋にトルネードを呼び出す。「何だろう」とついて行くトルネード。で、隣室に移動すると「どうしたの?」と尋ねる。すると「小さい箱にネズミを入れすぎるとどうなるかご存知ですか?」と言いだし、回りくどいオゾンの説明が始まる。要は閉じこめられた空間では殺し合いが始まり全滅してしまうが、それを防ぐ方法はネズミの数を減らすことであり、今ここに5人いるが、人数を減らしたいということであった。で、南米産の猛毒「ウラリ」の小瓶を取り出し、それをトルネードに渡し、どう使おうと自由だと言うオゾン。が、それを辞退するトルネード。そこにエルニーニョが姿を現し、密談は終了となる。
雷ちゃんはターバンを絞っていて、トミーは上着にアイロンを掛けている。「急場しのぎでいつまでもちこたえられるか」と言うトミーに対して「何もしないよりは...」と雷ちゃん。でも、こういう時こそIQ180の頭脳で冷静に対処法を考えるべきだと思いますが... でも、トミーのアイロン、どこから取り出したの?

トルネードは渡されたウラリの小瓶の臭いを嗅いでいるが、迷っている様子。そこに再びラジオの情報を伝える声がする。「突如発生した巨大な竜巻・アンドリウは風速130mの勢力を保ち続け、一瞬に成城を破壊した」ということだった。更に小林アナのレポートで「成城の町が跡形もなく消え去り、砂漠になっている」と伝えられる。ところで、日本では竜巻に名前をつけましたっけ...? それにしても、またも「アンドリウ」の名前を使うとは...(やはり「ケー刑事」...) ところで、風速130mと言えば時速にすると468km/hである。新幹線よりも速いこんな竜巻が発生したら、どんなことになるか... でも、「砂漠」になるというのは...?瓦礫の海になるとは思いますが、その瓦礫すら砂のように破壊し尽くしたということなのでしょうか?でも、そんな近くの上空からヘリコプターに乗ったレポートが出来るとは思えないのですが...

オゾンがトルネードに対して「喉がお渇きですか?」と尋ねるが「いえ」と答えるトルネード。しかしエルニーニョが「少し水でも飲まないか」と言うと、トミーも「それ、良いですね」と同意する。で、トミーを制しながら「僕が持ってきます」と言ってトルネードが隣室に水を取りに行く。(オゾンはそれを見て密かに笑っている。)お盆の上に紙コップが5つ。そこにペットボトルの水を注いでいるトルネード。その手前には「ウラリ」の小瓶。で、それを運んでいったトルネード。5人全員が紙コップを手にすると、オゾン以外の4人は飲み始める。が、トミーが突然苦しみ出す。「岡野さん、どうしたんですか?」と駆け寄る雷ちゃん。で、その様子を見てオゾンはようやく水を口にする。が、トミーは「気管支に入ちゃったみたい...」と無事だった。が、今度はオゾンが苦しみ出す。で「ドクター・トルネード、裏切りましたね」とトルネードを隣室に押していき、隣室に倒れ込んでしまう。で、トミーがそれを見てオゾンの体を揺するが、反応はない。ということで脈を診るが「死んでる」とトミー。(普段ならば、ここで「警視庁から入電中」となるはずが、地震で警視庁も壊滅したのか、そういうメールは届かない...)

エルニーニョは「ドクター・オゾンに何をした」とトルネードに詰め寄るが「何もしていないよ」とトルネード。そして隣室から逃げていく。トミーは側にあったウラリの小瓶を発見すると、雷ちゃんにそれを見せてからトルネードの後を追う。で、トルネードが水にウラリを入れてオゾンを殺したという疑惑が。更に、トルネードは全員を殺す気だったという疑惑まで持たれることになる。が、それを否定するトルネード。が、エルニーニョが激しくトルネードを責める。それを止めようとして間に入るトミーだったが、エルニーニョは「こうなったのもお前にも原因があるんじゃないか」と今度はトミーを責める。そもそも四天王ではないトミーはここにいるべき人間ではない、と言うのである。で、トミーのおかげで食料の分け前が減り、生き残る時間が減ったという主張である。で、トルネードも一緒になってトミーを責める。が、雷ちゃんはそれを相手にしないで、ウラリの小瓶を手にして確かめる。更にはペットボトルを手にして、そちらも確認する。で「よどむ、悪の天気

ラジオニュースは更に悲惨なことを語っている。渋谷を襲った猛吹雪は降り始めて5分で18cmの積雪を記録し、交通機関は前面ストップ、道玄坂では巨大な雪崩が発生して多くの死傷者が出た。シェルターの中も冷えてきたのか、雷ちゃん、トミーは上に1枚を羽織り、トルネードは電気ストーブの前にいる。エルニーニョは自家発電システムをこいでいる。で、水と食料は4等分してみんなに分配され、これからは各自が責任を持って管理してください、ということになる。そうしていると、雷ちゃんが「何か匂いませんか?」と言う。するとエルニーニョが「この臭いはへ硫酸ガスだべ」(「へ硫酸ガス」って?「亜硫酸ガス」の親戚みたいなものなのかしら?)するとトルネードがガスが出ている場所に気づく。ストーブを消すように言う雷ちゃん、トミーはパイプに亀裂が入っている場所からへ硫酸ガスが噴出していることを確認した。「異常気象で地中に溜まっていたものが流れ出したのかも知れない」と雷ちゃん。また、へ硫酸ガスが部屋に充満したらひとたまりもない。トミーはハンカチでその亀裂を縛り付けるが、ガスの噴出に効果があるのかしら...?また、エルニーニョの計算では3分30秒で経硫酸ガスが部屋に充満すると言う。で、あと3分30秒の命ということで、トルネードは「食べ残しても仕方ないでしょう」と言って、自分の食料をガツガツと一気に食べきってしまう。雷ちゃんはそれを見ていて「凄い食欲...」と言うが、見る見る間にトルネードのお腹が大きくなっていく。そして食べきると「食った食った」と満足そうな表情をするトルネード。

一方、トミーは再び亀裂の入ったパイプに耳を近づけると「止まった、止まったぞ!」と、へ硫酸ガスの噴出は収まった様子。すると「この子の立場は...」とふくれたお腹をさすりながら言うトルネード。笑いながらエルニーニョは「自己責任だからよ、ドクター・トルネード。飢え死にだけは注意してくださいよ」と自分の食料を食ってしまったトルネードをバカにしたように見下して言う。すると、トルネードは「嫌だ!」と言ってエルニーニョに襲いかかり、「分けてくれ、分けてくれないのなら殺してやる」と言ってエルニーニョを床に押し倒して首を絞め始める。慌ててそれを止めに入るトミーだったが、トルネードはトミーを突き放すと、壁に頭をぶつけてぐったりとなってしまうトミー。雷ちゃんが駆け寄り「岡野さん、しっかりしてください、岡野さん!」が、トミーはぐったりとしていて「すまない銭形くん、君を守ってやれなかった...許してくれ...」と言うとこときれてしまう。雷ちゃんは「しっかりしてください、岡野さん、岡野さん!」と必死になってトミーの体を揺すっている。そして極めつけの「岡野さん、死んじゃいや~!」と叫ぶもトミーは反応無い。この時、雷ちゃんの目から涙はこぼれていないが、雷ちゃんは悲痛な表情をしてトルネードをにらみつける。その視線の先でトルネードは食料と水を独り占めしていて「全部俺のもんだ...」と言っている。雷ちゃんは「ドクター・トルネード、私はあなたを許さない!」激しい口調で怒りを込めて叫ぶように口にする。(こういう感情をストレートに出す雷ちゃん、初めてです。)→それにしても、翌日の「銭形泪」のBS-iの再放送は2nd.第4話ということで、こちらでも泪ちゃんが高村さんに対して同じ台詞をくちにする。それを意識してのことなのか、それとも「銭形泪」に対するオマージュなのか、はたまた無謀にも挑もうというのか、とにかくやってくれます。尚、泪ちゃんは大泣きで涙を見せるが、クールな雷ちゃんは涙は見せない。が、これは哀しすぎて涙も枯れてしまったという表情であり、決して雷ちゃんが薄情な人間ではない、ということではない。ということで、ちゃんとちゃんのキャラの違いはしっかりと描かれています。(でも、を演じた黒川芽以さんの涙を流した「泣き」の演技は超一級の芸術品であるだけに、小出早織ちゃんも頑張っているけれど、比べられると流石に苦しくなるだけに、それだけは避けたのでしょうか...)

トルネードは雷ちゃんの食料をも自分のものにしてしまい、今度は体の大きさにものを言わせて雷ちゃんを圧倒して壁に追いつめる。「最後に強い者が生き残るんだよ」と言って、今度は雷ちゃんを襲おうとするトルネード。それから逃れようとして必死で逃げる雷ちゃん。しかしトルネードは雷ちゃんに迫る。椅子を手にする雷ちゃんだが、簡単にそれを奪い取られる。追いつめられた雷ちゃんはとっさに空中回転をしてトルネードの頭上を飛んでOPにあるような見事な着地をして逃れるが、トルネードは追ってくる。で、雷ちゃんの首にトルネードの手がかかり、首を締め始める。「待って」と雷ちゃん。「命乞いか」とトルネード。しかし、雷ちゃんはそういうことはしないで、あまりにも冷静な言葉を返す。「ガス、さっきよりも臭いが酷くないですか?」(首を絞められているのに、そんなことを言ってられるのでしょうか?→やはり「クール」というキャラを強調して「雷」らしさをアピールしているのですね...)で、トルネードの手が雷ちゃんの首から離れるが、二人とも苦しみ出し、床に倒れるトルネード。更に雷ちゃんも「息が...」と漏らしながら崩れ落ちる。

隣室で床に倒れていたオゾンの目が突然開くと、彼はゆっくりと立ち上がる。で、テニスボールを床にバウンドさせながらゆっくりと4人が倒れている部屋にやってくる。そして、トミーがハンカチを巻いたパイプの亀裂の所にやってくると、臭いを嗅ぐ。「ガスなんか出ていないじゃないか」と言って振り返るオゾン。すると、雷ちゃんが立っている。「謎は解けたよ、ワトソンくん」と雷ちゃん。更に携帯を左手に持って構えると「雷鳴轟く積乱雲。」(いつもと様子が違うが...と思っているとトミーがやってきて)、「あれっ、今日はちょっと早いんじゃないの...」とトミー。(いえいえ、時間的にはかえって遅いぐらいですが...)が「もう、途中で止めないでくださいよ」とツンツンする雷ちゃん。「それじゃあ、仕切り直してもう一度」と言ってカチンコを取り出すトミーはカチン!。(ついに、この部分にまでお遊びを入れちゃいました...)

雷雲が現れ雷の音がする。「雷鳴轟く積乱雲何枚腹巻き重ねても…」いつもの雷ちゃんの口上が決まり、「私の稲妻でしびれなさい!」から稲妻が落とされる。

「一体、何をするんですか?」とオゾン。「地震も水漏れも、全部あなたが機械仕掛けで仕組んだ罠だったんですよね」と雷ちゃん。(常套句であるが)「何を証拠に?」とオゾン。「何処かにスイッチがあるはずです」と雷ちゃんが言うと、「これだな」と、電卓を手にしたトミーが適当なボタンを押す。すると地震が起こる。で、別のボタンをトミーが押すと地震は収まった。で、トミーの方を見て軽く笑みを浮かべる雷ちゃん。更に別のボタンをトミーが押すと、部屋の照明が消えた。「岡野さん」と窘めるように言う雷ちゃんに対して「ゴメン、ゴメン」と言いながらまた別のボタンを押すトミー。(これで照明が元に戻る。)いつものことながら、茶目っ気たっぷりのトミーです。雷ちゃんはトリックの説明を始めるが、更に別のボタンを押したトミーの頭には、天井からたらいが落ちてきて、ピヨピヨとひよこの声が...

雷ちゃんの説明は、オゾンが気象学の四天王を一同に集め、極限状態に追いつめることを考え、そうすればいずれ生き延びるための殺し合いが始まり、これがオゾンの狙いであった。が、殺し合いに巻き込まれたら元も子もないので、オゾンは一番始めに死んだふりをした。で、ボールか何かを脇の下に挟むことで一時的に脈が止まり死んだように見える、というトリックを使った。(このトリック、「・2nd.14&15話」で高村さんも使いましたが、ここにも泪ちゃんを意識していることが感じられる...)あとは他の人たちが殺し合いするのを黙ってみていれば良いだけ。オゾンの顔つきが変わり「ガスというのは嘘だったんですか?」と尋ねると、雷ちゃんは「ええ、皆さんお疲れ様でした」と笑顔を見せる。すると、エルニーニョとトルネードの声がして雷ちゃんの背後に歩んでくる。「全てあなたを騙すための芝居だったんですよ、ドクター・オゾン」とトルネードは言いながら左手を雷ちゃんの肩に掛けようとするが、それはトミーが阻止する。(ちゃんと雷ちゃんを守ろうとしているトミーです。)「いつから気づいていたんですか?」と更に尋ねるオゾン。で雷ちゃんは、オゾンが死んだふりをした時にペットボトルを見たときに気づいたと言う。(このペットボトルは「赤坂の雫」という銘柄のものだが、「赤坂の雫」って「銭形零・2nd.2話」に登場した2リットルが10万円という「ただの水道水」というインチキ・ダイエット水じゃなかったの?)で、その製造年月日は「20XX0426」となっていて、これは3日前の日付だったが、「しばらく触れていないので…」と言ったオゾンの言葉から疑問を持ったのでした。殺し合いをさせようとした動機を尋ねるエルニーニョに対してオゾンは「いつも君たちと一緒に十把一絡げで「四天王」と呼ばれるのがうざかった。」と答えるが、雷ちゃん、トルネード、エルニーニョの目が何とも言えない複雑なものを見せてくれます。で、トミーが殺人未遂現行犯でオゾンを逮捕した。

「ここから出られるんですか?」と尋ねるトルネードに対して「リモコンにスイッチがあるはずです」と雷ちゃん。で、エルニーニョが電卓型リモコンのボタンを適当に押すが、天井からたらいが落ちてきて... 一方、ドアは無事に開くが、雷ちゃんは嬉しそうに手を叩いていて、トミーはガッツポーズをしている。更に「これにて一件落着!」と言ってVサインの雷ちゃんの笑顔がとても爽やかです。(瞳はハートマーク。)

事件解決後、雷ちゃんとトミーが街中を歩いている。「ドクター・オゾンが作ったラジオニュース、凄かったよね」とトミー。高さ40mの津波、風速130mの竜巻、普通じゃ考えられないと言って笑っているが、雷ちゃんは「分かりませんよ」と切り出すと、「このまま環境汚染が進めば地球には必ず異常気象が起こります私たち一人一人が地球を守るんだという意識を持たないと」実に立派なことを口にする雷ちゃんです。ただ、トミーは「私もエコしなくっちゃ」と言うものの、その後に「エコエコアザラク」と親父ギャグを... しかし、最後に雷ちゃんが「テレビの前のみんなもエコしようね」と、しっかりとメッセージを伝えてくれます。(で、教育番組は終了です。)

鑑識メモ。今回は「柴田束志」ではなく「エルニーニョ」の鑑識メモになった。たらいを頭に食らったことで、一人だけ残されたエルニーニョが気がつく。で、外に出ようとするが扉は開かない。で、電卓型リモコンで扉を開けようとしてボタンを押すが、今度は天井から一斗缶が落ちてきてまたも頭を直撃...

 

↓やはり今回もこれを...

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↓トミーの親父ギャグ
 

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