Boukenger task12 [特撮]
9台のメカが合体するスーパーダイボウケンが登場したことで一段落した物語。今回はダークシャドウの登場で、ベースは「ハーメルンの笛ふき男」の伝説である。これは1284年6月26日にドイツのハーメルンという町で起きた出来事とされていて、有名な物語として現在まで語り継がれている。(書籍もちゃんとあるので、この際、改めて読んでみるのは如何でしょうか。)また、さくら姉さんのコマンドーぶりの活躍が見られる物語でもある。ということで、BGMはヴァネッサ・パラディの歌う「コマンドー」としてみました。
とあるデパートで行われていた「ドイツ、その伝説と秘宝展」という展示会(会期は本日5/7までとなっている。→芸が細かい!)に盗みに入った風のシズカ。で、ハーメルンの笛を盗み出したのだった。で、あるビルの屋上でその笛を吹いてみる風のシズカ、(結構、お気楽モードです。)が、そこにボウケンジャーが立ちふさがる。笛を取り返そうとするボウケンジャーだったが、カナテガミの放った「衝撃波」によってビルの屋上から吹き飛ばされてしまう。慌てるレッドとイエロー。しかしピンクは風のシズカの手を離れたハーメルンの笛を回収し「プレシャスは我々が保護します」と、ダークシャドウの手に落ちることを防ぐ。
が、「引き上げろ」という指令によって風のシズカとカナテガミは姿を消してしまう。一方、吹き飛ばされた二人はロープでしっかりとしがみついていて一安心。が、さくら姉さんは持ち主に話を付けるということで、プレシャスの回収についての段取りをしている。それを見たブラックくんは「超クール」。で、チーフは「さくらは自衛隊の特殊部隊にいたからな」と、さくら姉さんの過去を明かす。で、「ああいう時の判断の素早さは俺も適わないよ」とさくら姉さんのことを認めている。(でも、前回のパンチ一発の影響なような気が...)しかし、菜月は「仲間がこんな所から落ちたのに、全然気にならないなんてあるのかなぁ」と呟く。が、チーフは「それだけ信用していると言うことだ」→まあ、一つのことでも色々と解釈できるものです。それにしても、さくら姉さんのクールさは銭形雷ちゃん以上ですね~。(どうしても「ケータイ刑事」の方に持って行こうとしている...)
基地に戻り、ブラックくんの傷の手当てをしている菜月。そこにさくら姉さんが戻ってくる。で、そこからハーメルンの笛吹男のことが語られる。(詳しく知りたい方は書籍を読みましょう。)つついて菜月はチーフの言った言葉をさくら姉さんに確かめるが、「既に落ちてしまった以上、出来ることは何もありません。優先すべきはプレシャス回収」とさくら姉さん。が、菜月はついて行けない。でも「間違っていない、さくらの判断は正しい」とチーフ。(やっぱり前回のパンチが頭にある様子です。)
その頃、ダークシャドウのアジトでは、ハーメルンの笛があった。実は笛は別の所にもう一つあった。幻のゲッコウはヤイバに「文字を見よ」と指示すると。で、そのプレシャスは子供の命と引き替えに巨大な力を呼び出すものだった。で、風のシズカは名誉挽回とばかりにその力を手に入れる作戦に出る。が、幻のゲッコウは「こやつらも使うといい」と言って、ゴードム文明のガジャの手下である戦闘員・カースをボウケンジャーに対抗する力を使うというのであった。(確かに、3つの組織、それぞれ賭けている所があり、相互に協力すればバランスは取れます。)が、ジャリユウ一族に対してもそうだが、ガジャって、結構知的なことを考えますね。(が、その裏には更に大きな野望があるのでしょうが...)
牧野は手に入れた笛に書かれている文字に気づいていた。一方、菜月はさくらの冷静な態度を理解できないでいた。で、そんな菜月に同意するブラックくんが食べているチャーハンから、グリンピースをよけている。(ブラックくんはグリンピースが苦手ということなんですね。)が「さくら姉さんみたいにはなれはしない」と口を滑らしたことから、菜月はより分けたグリンピースをチャーハンの上に... そんな時、ミスター・ボイスがハーメルンの笛がもう一本あったと告げる。
カナテガミが笛を吹いていて、子供たちがそれについて行っている。その様子を伺うボウケンジャーたち。さくら姉さんがそれもプレシャスであることを確認する。また、牧野はそれ以上近づくことは危険だとして、対処法を解析するまで待て、と指示する。そうして手をこまねいていると、子供たちは魂となってしまった。(既に9個目の魂の結晶であった。)
「今行っても無駄です」とさくら姉さん。しかし菜月は我慢できずに飛び出していく。更に、それに続いてブラック&ブルーも飛び出していく。で、風のシズカに立ちふさがる。が、カナテガミが笛を吹くと、変身した3人は操られる。そこに牧野から対処法の指示が入る。で、それに従うレッド&ピンク。で、変身して飛び出すが、ブラック、ブルー、イエローはレッド&ピンクに襲いかかってくる。そんな中、イエローの背後からマスクのジャミングレベルを調整したピンクは、イエローが操られるのを防ぐ。一旦退散する3人に対してブラック&ブルーが銃を放ち、3人のアクセルラーは破壊されてしまう。更に衝撃波を放つカナテガミ。レッドはさくら&菜月を庇い、辛うじて難を逃れるものの、チーフは大けがをしてしまう。→それにしても女性を格好良く守るレッド、やっぱり「人格者・レッド」の王道をひた走ります。
幸い、チーフの怪我は大したことがなかったものの、自分のせいで、と責任を感じている菜月。が、牧野は笛の音波を辿っていて、アジトを発見していた。しかしアクセルラーが壊れている状況では、ということで急いで修理を始める。
一方、囚われの身となったブルー&ブラックの二人も自分を責めていた。そこに新たに集めた魂と言ってカナテガミが戻ってくる。「これで全部揃った」と風のシズカ。で、子供たちを生け贄にして凄い力を得る儀式を始める。
菜月は「自分の責任は自分で」と決意して一人でブルー&ブラックを救おうとしていた。が、カースが菜月の前に立ちふさがる。多勢に無勢と言うこともあり、カースに押さえ込まれる菜月。そこにカースを攻撃する機関銃の音がした。それはさくら姉さんだった。さくら姉さんは「昔のつてで、用意できるだけのものは持ってきました」 と、機関銃や手榴弾など、完全武装している。(気分は映画「コマンドー」ですね。)で、菜月に機関銃を渡して「一緒に行きますか?」(それにしても、クール・ビューティと言うか、実にカッコイイさくら姉さんです。)更に、後ろ髪を束ねてポニーテールにすると「行きます」→この髪型は第3クールの銭形泪ちゃんだし、クールさは銭形雷ちゃん、意を決めた落ち着きは銭形愛ちゃんだし...
目の前に現れるカースに向かって機関銃を発射して先に進むさくら姉さん。気分は完全に「コマンドー」(「セーラー服と機関銃」どころではない。)そんなさくら姉さんも、機関銃の弾を充填している隙があったが、そこは菜月がフォローする。で、ヒロイン・コンビの機関銃アクションが炸裂!→ダブル・ヒロインの機関銃ということで思い出したのが「マスクマン」の41話(「女強盗ハルカ&モモコ」)であるが、その時とは比べものにならないほど、さくら姉さんがカッコイイ!(一応、今回は「マスクマン」に捧ぐとしておきます。)
儀式を進める風のシズカだったが、爆破音に気づき、カナテガミを見に行かせる。が、そこにさくら姉さんと菜月が颯爽と登場し、ブルー&ブラックのアクセルラーを風のシズカの手から奪還する。で、二人の手に渡すと、窮地脱出。菜月は子供たちの魂の結晶を前にして「どうしよう...」しかし、さくら姉さんは冷静にハーメルンの笛を取り出してそれを吹く。すると魂の結晶は子供たちの姿に戻る。ボウケンジャーが回収した笛は、子供たちを解放する笛だった。で、アジトから脱出する子供たち。それを導くさくら姉さんと菜月。ジタンダ踏むしかない風のシズカはカナテガミに対して笛を使わせようとするが、そこにレッドがサンどょうし、カナテガミの手から笛を回収する。更にさくら姉さんと菜月にアクセルラーをパス。で変身。5人揃ったボウケンジャーは反撃開始。で、ピンクがアクセルテクターを装着してデュアルクラッシャーを構えると、カナテガミを撃破する。が、巨大化するカナテガミ。9台のゴーゴービークルを呼び、スーパーダイボウケンでこれを迎え撃ち、一気にカナテガミを料理する。
2つの笛を無事に回収したさくら姉さんに対して「ごめんなさい」とブルー&ブラック。が、さくら姉さんはあくまでもクール。「出来る限りの装備も揃えたし、アクセルラーの修理が間に合う時間も読めました。私なりには80%の安全は確保していたんです。」とは言ってくれます。で、トドメは「私は無謀な冒険はしませんから。」で、超クールなさくら姉さんを認めるみんな。(あまりにも格好良すぎるさくら姉さんです。「ケータイ刑事」・銭形姉妹だけでなく、「スケバン刑事」や「少女コマンドーIZUMI」の要素まで持ち合わせたクールなヒロインの誕生です。)が、菜月は両手を使って「100-80は?20%の危険もあったんだよね」→ピンクは「力の戦士」、イエローは「子供」という役割がはっきりとしました。
30戦隊大全集。9回目の今回は「電撃戦隊チェンジマン」。16ビートのテンポの良い主題歌はノリが良くて元気にさせてくれます。この戦隊は宇宙規模のスケールの大きな物語となり、歴代戦隊で唯一、放送延長が決まった戦隊でもある。(全51話の予定だったが、一ヶ月(4話)延びて全55話となった。これによって、1985/2/2スタートで1986/2/22終了というように、放送期間の月日が全て「2」で纏まるという面白いことにもなった。)特に、宇宙海賊ブーバの最期、女王アハメスの最期はそれぞれ美しい物語でもあり、語り継がれている。尚、この次のフラッシュマンからは2号ロボが登場したので、巨大ロボが1体しかいない最後の戦隊でもある。
↓今週の「30戦隊」
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 電撃戦隊チェンジマン
- アーティスト: KAGE, さがらよしあき, 矢野立美
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
〈ANIMEX 1200シリーズ〉 (43) 電撃戦隊チェンジマン 音楽集 (限定盤)
- アーティスト: TVサントラ, KAGE, コロムビア・オーケストラ, さがらよしあき, 矢野立美
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2004/03/27
- メディア: CD
- アーティスト: TVサントラ, KAGE, こおろぎ’73, SHINES, 宮永尚美, ジャパン・エコーシンガーズ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1996/10/19
- メディア: CD
↓この本を読んでみましょう。
↓上記で触れた映画です。
↓今週取り上げた「ケータイ刑事」(「銭形雷」は現在放送中ということで、なにもありません)
↓ 「銭形泪」第3クールはこちらです。 ↓
↓こちらもピックアップ(TVシリーズ3作は1巻を代表させておきます。)
↓まもなくリリースです。
轟轟戦隊ボウケンジャー プレシャスアルバム オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: CD
やあ、私も、さくら姉さんの姿に『少女コマンドーIZUMI』を思い出しましたよ。
あと、本家シュワルツェネガーの『コマンドー』も。
しかし、そんなシーンでもミニスカなのが、素晴らしいですね。
by 雨 (2006-05-07 18:53)