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ケータイ刑事銭形雷6話[改訂版] [ケータイ刑事]

今回の物語は「お帰りなさいませ、ご主人様! ~萌え系メイドカフェ殺人事件」ということで、「萌え」という言葉と「コスプレ」のオンパレード。雷ちゃんも「ツッコミ」を色々と入れるようになりますが、「」の路線を周到するという方向性も決まったようで、またも「ボケツッコミ」も披露してくれる雷ちゃんです。が、この物語の初放送は2006/2/5ということで、前日から「ケータイ刑事THE MOVIE」が劇場公開された(関西(京都、大阪)では3/25から、北海道、広島などもこの時はまだ公開ではありませんでした...)ということで、そっちに引っ張られていくことになる。で、「ケータイ刑事」の話題の中心を奪われた現役・ケータイ刑事の雷ちゃんが(いじけて)その劇場版のネタを話してしまうと暴走ぶりもあった物語である。(今になってみると、これも流石は「ケー刑事」だと感じさせてくれますが、この時は雷ちゃんをちょっと恨んだものでした。(で、3/25まで待つのを止めて、名古屋まで足を伸ばして劇場版を見に行くことにした筆者でした。))

尚、この記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行ったためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は物語を全部見た後なので、全体を見通した観点からも記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)ということで、(今回はいつもより少し長めの)長文&(今更ながらの)ネタバレありで、本編に行きます。

今回はいきなり「警視庁から入電中」ということで、冒頭で事件が届く。港区赤坂のメイドカフェ「かめいど」で殺人予告事件発生。狙われたのは人気No.1メイド・城星ナーミ(しろぼし・なーみ)。「直ちに現場に急行せよ」ということで、その現場である「かめいど」の前で雷ちゃんがイライラしながら待っていた。トミーが来ないということで「岡野さん、遅いなぁ」と言っていると、「お待たせ」と言ってトミーが現れる。その姿を見て雷ちゃんは「ちょっと、何なんですか、その格好?」と驚く。これに「お面バイカー・イビキ参上!」(「仮面ライダー響鬼」で「威吹鬼」のことを「イビキ」と言うようなことがあったけど、トミーのこのノリならば「鼾鬼」とでも記すのだろうか?)と言ってコスプレをしている。(腰には仮面ライダー新1号、新2号の変身ベルト(赤い帯)を巻いていて、更にはマントまで羽織っている。)「どう、我ながら完璧なコスプレ」と言ってご満悦のトミー。が、「私たち、メイドさんの護衛に来たんですよ。そんな格好じゃ目立っちゃって、潜入捜査にならないじゃないですか」と雷ちゃん。しかしトミーは、「この店はコスプレをしてきた客はメイドの写真会に抽選で参加することが出来るんだよ」と客のつもりで言うと「話が見えないんですけど...」と雷ちゃん。しかし、トミーにはしっかりとした考えがあり、脅迫してきた犯人はメイド萌えであり、自慢のコスチュームでこの店にやってくるはずであり、コスプレの方がかえって分からないと言っている。(潜入捜査の基本中の基本ということです。)しかし雷ちゃんは「そんなことを言って、自分がコスプレ・オタクなだけじゃないんですか?」と相変わらずクール。するとトミーは資格証を取り出して「こう見えてもコスプレ検定2級の免許を持っているんだよ」と、資格自慢となる。しかし「まあ要するに、オタクってことですよね」と雷ちゃん。しかし「全然違う」と反論しようとするトミー。そんな所にメイドカフェ「かめいど」の店長の秋葉圭(あきば・けい、そのままというベタな名前です。)が声を掛けてくる。で、相変わらず「警視庁の岡野警部です」と言うトミーに雷ちゃんの「でしょう」はお約束。続いて「警視庁の銭形です」と自己紹介。

早速事件の話になるのかと思ったら、トミーは店長のコスチュームに早速食いつき、「このコスチュームは、つり吉三平太じゃありませんか」とあの「釣り漫画」のパロディである。トミーが知っていたということで喜んでコスプレの話になる秋葉。が、雷ちゃんが「あのー」と二人の暴走を止める。(やっぱり雷ちゃんはクールですが、雷ちゃんが止めないと何処までも暴走してしまいますからね...)

で、「これがナーミちゃん宛てに届いた脅迫状です」と言って秋葉は脅迫状を取り出す。(「かめいど」の所在地は、港区赤坂12丁目3-8 BSビル と言うように書かれていますが、「赤坂12丁目」って、やっぱり時空が歪んでいる...)この時雷ちゃんは、秋葉の指に絆創膏が貼ってあるのを見逃さなかった。(昨日、河口湖に釣りに行って針を引っかけたと言う秋葉の答えでした。)

雷ちゃんは脅迫状を封筒から取り出すと、声を出してそれを読んでくれる。(今回はいつものクールな雷ちゃんではありません。これで雷ちゃんもようやく壊れ始めました。)「愛しのナーミたん乙。ご主人様はナーミたんに萌え萌え~♪…」文面が萌系言葉で書かれているのに合わせる雷ちゃん、可愛い声です。(早織ちゃんの声、魅力的ですが、これは「・1st.13話」のAパートに繋がることになりました)が、トミーは萌え言葉が分からず、「この「乙」って何?」と尋ねる。で、「お疲れ様、って意味です」と答える雷ちゃん。更に「この「キボンヌ」ってのは何?」と尋ねるトミーに「希望します」の略です」と簡単に答える雷ちゃん。すると「詳しいんだね」とトミー。雷ちゃんは「CXの「電車男」に出た時、大分勉強しましたから...」とカメラ目線で答える。(説明は不要でしょうが、念のため。早織ちゃんは「電車男」では武田花梨を演じていました。(ちなみに、舞(真希ちゃん)や佐藤二朗さんもこれに出演していました。))一応他局ということなのか「「電車男」?「CX」って何だ?」とトミー。(それにしてもちょっと露骨な業界ネタであり、時期的にも悪くないタイミングでした。)

店内に入った雷ちゃんたち。いきなり「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様」というメイドさんの声にトミーはご満悦。(この様子だと、トミーは常連となっているメイドカフェがあるのでは?)で、秋葉は「くれぐれもナーミちゃんを...」と釘を刺すと「この岡野警部がお守りいたします」と言うものの、心は何処かに飛んでいるだけに... で、秋葉は抽選会の準備がある、と言って仕事へ。で、トミーたちも店の奥に行こうとするが、雷ちゃんが「にんにく臭くないですか?」と口にする。これに「夕べの焼き肉かな?」と言うトミーでした。

店の奥のカウンター席に座るトミーと雷ちゃん。(トミーはこういう店には慣れている様子です。そうしていると、秋葉が「当店人気No.1のナーミの登場です」と言ってナーミが客の前に現れる。で、コスプレをしている客たち(どう見ても化け物の集団にしか見えない... (^^;))は「萌え!」の連発で盛り上がる。→色々なコスプレ姿の一例として、ドラえもん、ルパンなどもいる。(柔道着、看護師、幽霊、その他の姿も...)

で、撮影会に参加する人を選ぶ抽選会が始まる。客たちは我こそはと盛り上がっているが、カウンター席に座っているトミーと雷ちゃんは冷静にその様子を見ている。で、「あの中に脅迫状を送りつけた奴は必ずいる」と口にするトミー。→真面目に仕事をしています。

抽選会は続いており、ドラえもんがくじを引くがハズレ。「ああ~」と落ち込むドラえもんだったが、列を作っている客たちは「よ~し」と喜んでいる。(こういうものですね。)で、抽選に外れた客には「冥土のみやげ」と書いてある記念品が渡され、抽選に外れた客はそれを受け取って帰っていく。

抽選が終了し、ナーミの撮影会に参加できることになったのは、メーテル(銀河鉄道999)と猪熊監督(アタックNo.1)のコスプレをした二人と決まった。(この二人、どう見ても化物である。)で、ナーミの撮影会の撮影タイムが始まる。ナーミは最初はメイド服で登場するが、次々と衣装を変えて現れる。(「鉛の錬金術師」「月光戦士ミルク」「お天気魔女雨乞いルーシー」というようにパロディのオンパレードである。→流石は「ケー刑事」である。)で、メーテルと猪熊監督はカメラのシャッターを切りながら「萌え!」を連発。→「何の番組なんでしょうか?」と思うほど、突っ走っている。雷ちゃんは「パロディの方向、間違っていませんか?」と呟いています。しかしトミーは「いいね、いいね」と口にしながら「萌汁(もじる)」というペットボトルの飲料を飲んでいる。で「よだれ拭いてください」と雷ちゃん。

最後は「お天気魔女雨乞いルーシー」のコスプレをしているナーミ、何事もなく撮影会が終了しようとしていた。カウンター席の雷ちゃんは再び「にんにくの臭いが...」と口にする。で、秋葉の「終了」という声と同時にナーミの体は青い炎が発生し、瞬く間に赤い炎となり、火に包まれるナーミはその場に倒れ込んで焼死してしまった。(人体発火である。→「劇場版」や「・2話」でもありました。)→現在、10分過ぎですが、ここでやっと事件発生となりました。

捜査を開始した雷ちゃんとトミー。は死体を見ている。そこに二人の背後から鑑識の柴田束志が現れ(今回は逆立ちではなく普通に立っている。)は「焼死ですね、水死ではありません」と相変わらずのボケをかます。「そんなこと、見りゃあわかるでしょう」とトミーは「原因は何なんだ?」これに「ポリエステルですね」と束志。雷ちゃんが「素材ですよ。コスプレ衣装の。化繊は引火しやすいですから」と補足説明をするが「そんなことは知ってますよ」とトミー。火の気がないところにどうして引火したのかが分からない。雷ちゃんも考えるが、トミーが「分かった!」→(そういえば、「ポリエステル」(原題:POLYESTER)というタイトルのコメディ映画があったのを思い出しました。これは1981年のアメリカ映画で、ジョン・ウォーターズ監督、ディヴァイン、デヴィッド・サムソン主演。この作品は擦ると匂いが出るカードを片手に鑑賞するということで、劇場公開時にはそのカードが実際に配られましたし、ビデオ・ソフトでもそのカードが同封されていました。)

で、トミーの頓珍漢な推理の披露となるが、今回はご丁寧にそのイラストが画面に登場する。まずはメーテルに対して「キャラクターの名前が全てを物語っている」と言うと、「エーテル」を吹きかけていたと言って「どうだ!」が、エーテルの発火温度は160度ということで、雷ちゃんにあっさりと却下されてしまう。そうしているとメーテルがペットボトルに入ったダイエット・ドリンク「機動戦士リポダミンV」(28種類(「ケー刑事」だったらこの数字です!)のアミノ酸が体脂肪を燃やすという例のもの)を飲んでいるのを目にすると、汗がナーミにかかり体脂肪と一緒に燃えてしまった、とトミー。が、「体脂肪燃えたからと言ってからだが燃えるわけ無いでしょう」とあっさりと雷ちゃんは却下する。

続いて猪熊監督に対して、「答えはそのメガネだ」ということで、眼鏡のレンズでステージの光を集めて火を付けた、と言うも、そのメガネはダテ眼鏡でレンズが入っていなかったとして却下する雷ちゃん。が、ここで「それに、メガネで人を燃やすトリックは劇場公開作の「ケータイ刑事THE MOVIE」で使われています。この番組では同じトリックは二度と出てこない決まりになっているんですよ」とカメラ視線で言っちゃいました。(現役は自分なのに、この頃は劇場版の泪、舞、零の三姉妹の方に話題を持って行かれていただけに、いじけてそこまでも言わなくても...)→丹羽Pは「ケータイ刑事」を20年続けるなんてことを言っているが、そうなるとトリックのネタは持つのでしょうか?(が、同じトリックも部分的に組み合わせて使っていますが...)

納得してメガネを返したトミーだったが、猪熊に「あなたの好きなコスプレは?」と尋ねると「僕はスポコンが専門です」という答えを受けると、「人体自然発火現象=スポンティニアスコンバッション」(何度か出てきたことから、この「スポンティニアスコンバッション」という単語、覚えてしまいました。)、略して「スポコン」と言うも、「ただの駄洒落じゃないですか」とまたもあっさり雷ちゃんに却下されてしまう。→それにしても、よくもまあ次々と思いつくものです。

そうしていると、秋葉が「刑事さん、見て下さい」と言って飛び込んでくると、メーテルの鞄の中から脅迫状のコピーが出てきたと言う。更には猪熊の鞄からも脅迫状のコピーが出てきた。二人は犯行を否定するが、それを聞き入れるはずが無く、トミーは「話は署の方でゆっくり聴かせてもらおう」と言って二人を連行する。(が、あまりにも露骨な犯人の仕掛けた罠にしっかりとはまってくれるトミーです。)が、雷ちゃんは何も言わない。で、「匂う、悪の香り」と口にする雷ちゃん。しかし直ぐに「違う違う」と言うと、右手人差し指を唇に当ててから前に突き出し「よどむ、悪の天気」→ここで愛ちゃんの台詞「匂う、悪の香」が出ました。(前回、ドイルくんに「従姉妹のパクってる」と言った雷ちゃん自身が、今回「従姉妹のパクってる!」)また、「よどむ、悪の天気」で指を舐めなくなりました。(ここでAパート終了、約14分半ということで、Bパートのドラマ部分は約11分になります。)

現場で捜査をしている雷ちゃん。そこにトミーが「まいったまいった」と言いながら戻ってくる。「あいつら、カツ丼3杯もお代わりしたのに、全く吐く気配なしだ」とぼやいている。(→お代わりしたら自白するというものではありません。)これに「それはそうですよ。犯人じゃないんですから」と雷ちゃん。が、トミーは「あの二人の鞄の中には脅迫状のコピーが入っていたじゃないか」と言うも「あんなの、後からいくらだって入れられるます。それにまだ、発火の理屈が分かっていません」とあっさりと片付けてしまう雷ちゃん。そんな雷ちゃんは人差し指を舐めて室温を測る。「今の温度、25度」で、「岡野さん、ステージに立ってもらえますか」と言って実験を始めようとする。トミーは「いいよ」と言ってその言葉に従い、ステージの上に立つ。すると雷ちゃんがトミーに向けて証明のスポットライトを点けて照らす。そしてストップウォッチのボタンを押すと「撮影タイム、スタート」と言う。これにトミーは「えっ?」雷ちゃんはすかさず「ポーズとってください、何でもいいんで...」と言う。で、トミーは「こうか?」と言って色々とポーズをとり始める。(こうして実験が開始されました。)で、「変身、バイカー!」と言い始めて、お面バイカー・イビキになったつもりで色々なポーズをする。(背広姿のままで、コスプレ姿ではありません。)で、それを見た雷ちゃんは笑顔を見せるが、複雑な笑顔をしている。

雷ちゃんは「どうですか?暑くなってきました?」と尋ねるがトミーは色々なポーズをとりながら「別に」と答えるだけ。で、これが何度が繰り替えされる。(トミーはいつの間にか「ノリノリ」となって仕事を忘れている...)ストップウォッチは丁度10分になった。(百分の一秒まで測れるストップウォッチで、10分00秒00に止めるというのは、これはこれで凄い!)雷ちゃんは「本番の時と同じ」(=ナーミの撮影会の時間と同じということですね。)と言うと、トミーの側に歩み寄り、人差し指を舐めて再び気温を測る。「42度か...」。一方トミーは扇子で扇ぎながら「青春の熱い日々を思い出したよ」と言うが、火がつく程ではなかったことが確認された。

そこに「写真の現像、終わりました」と言って束志がやってくる。「有り難うございます」と雷ちゃんは言うと手を出した。が、手には持っていない束志。「何処に?」と雷ちゃんが言うと「岡野刑事、お願いします」と言って束志は逆立ちをする。で、逆立ちをした束志の左足の靴底に写真の入った封筒があって、「逆に写真なり」と言う。で、雷ちゃんがその封筒を取る。(この人の暴走は止まりませんが、そんなところにあったら、歩いている内に封筒がボロボロになってしまう...)

その写真とは、メーテルと猪熊が撮影会で撮影したナーミのものであり、雷ちゃんとトミーはそれに目を通していく。が、写真はあまりの数の多さであって、「ものすごい連写だなぁ、これとこれなんか殆ど変わらないじゃないか。全くオタクの考えていることは分からんなぁ~」とトミーは素直な感想を口にしている。一方雷ちゃんは「そういうことか」と気づき、「謎は解けたよ、ワトソンくん

店長・秋葉が戻ってくると、メイド姿をしたトミーが「お帰りなさいませ、ご主人様」と迎える。→(そんなものを見たら数日間は夜魘されます。)「まだいたんですか?」と素っ気ない秋葉に、「今からある実験をしたいと思います。店長も是非ご参加下さい」と雷ちゃんはハート目で「お願いします」。これに秋葉は「萌え~」、トミーもメイド姿で「お願いします」と続けるが、秋葉は「萎え~」(→店長の反応は誰でも当然ですね。)

ステージに立って、ろうそくに火を付ける雷ちゃん、スポットライトが当てられて実験開始。雷ちゃんは「ここで問題です。物が燃えるには3つの要素が必要となりますが、それは何でしょう?」と問題を出す。(この展開は「零ちゃん」?)「はい」と手を挙げるトミーは「燃える物と、酸素と、温度の上昇です」と簡単に答える。雷ちゃんは「ピンポン、ピンポン」(正解です。)で、トミーは「こう見えても私、東大法学部の出身なんですよ」とこっそりと秋葉に言って自慢するが、「今のは小学生用の問題でした」と雷ちゃん。(で、へこむトミー。→まあ、簡単な問題ですからね...)

続いて雷ちゃんは「さて、燃える物、すなわち可燃物にはそれぞれ引火点や発火点と呼ばれる温度が存在します」と勉強タイム!(ガソリン引火点は-40度以下、引火点は約300度という例を出しての説明です。→相変わらず、勉強になる「ケー刑事」です。)で、発火点に達しさえすれば火を近づけなくても、つまり着火しなくても物は燃える、と説明する。「しかし、理論上はそうかも知れませんが、実際上、火の気もないのに300度以上の高温になることってあるんですか?」と質問するトミー。「まずありません」と答える雷ちゃんに「じゃあダメですね」とトミー。しかし雷ちゃんは「ですが、そこまで高温にならなくても、発火する可燃物があるんです」と言う。で、指を舐めて室温を確かめると「そろそろかなぁ」と言うと、持っていたろうそくの炎を吹き消した。で、「岡野さん、灯りを消してもらえますか」と頼む。で「はい」と言って立ち上がったトミーは灯りを消した。で「銭形くん、何してるの?」と尋ねる。雷ちゃんは「いきますよ」と言うと、青色に燃える人魂を発生させた。「あっ、人魂だ」と声を出すトミーだったが、トミーはそういう類のものは怖かったんですよね... が、人魂はあっという間に消えた。

雷ちゃんは「灯りを点けてください」と言うと、トミーはそれに従って灯りを点けた。で「今のは何だ?」と問うが、同時に「ニンニク臭いなぁ」とも言う。それを受けて雷ちゃんは「今のはです」と答え、続けてその説明をしてくれる。「燐は外気に触れるとニンニクとよく似た臭いを発するものなんです。」(そうなんですよね。で、少し補足説明をすると「燐化水素の燃焼などによる青白い光を発する現象「燐火」は墓地の人魂の元とも言われる」「燐の元素記号は「P」、原子番号15、原子量30.9738」です。)そして「これが人体自然発火のトリックです」と言う。

が、トミーは「ちょっと待った」と言って雷ちゃんの側に歩み寄ると、「あの時は確か、全身がブワーっと燃え上がった。しかし今の火は直ぐに消えちゃったじゃないか。第一、炎の色が全然違う」と言って雷ちゃんに反論する。で、雷ちゃんは写真をトミーに手渡す。ナーミが全身炎に包まれた写真の炎の色は赤く、トミーは「ほら、真っ赤だ」と言って自分の意見が正しいことを確認した。しかし「次のを見て下さい。発火直後の写真です」と言う雷ちゃん。で、次の写真を見る。すると、そこに写っていたのは青白い色をした炎だった。で、「炎が青白い...」とトミー。それを受けて雷ちゃんは続けて一気に説明してくれる。「燐の小さな火種が、引火性の高いポリエステルの衣装に燃え移った。それで赤い炎になったんです。」(「・1st.2話」や劇場版「THE MOVIE(零ちゃんの事件)」でも人体自然発火現象でしたが、雷ちゃんが言ったように「同じトリックは二度と出てこない決まりになっているんです」という言葉の通りでした。→でも、同じトリックは(多少のアレンジをして)出てきていると思いますけど...)これを聴いていた秋葉は「なるほど、勉強になりました。じゃあ僕はこれで失礼します」と言って立ち上がり、帰ろうとする。

すると、雷雲が現れ、雷鳴が轟く。そして「雷鳴轟く積乱雲。…」という雷ちゃんの口上が始まり、「私の稲妻でしびれなさい!」で秋葉に稲妻が落とされる。煙を噴いてその場に倒れる秋葉は「あんたが着火してどうするんだ」と文句を言うが、雷ちゃんは「ナーミさんを殺したのは、あなたですね」と秋葉に迫る。が「証拠はあるんですか、証拠は?」と言い逃れをする秋葉。雷ちゃんは「雨乞いルーシー」と言って、その黄色い衣装を指し示す。これはナーミが最後に着ていた衣装であり、焦げ跡から微量の燐が検出されたという。で、「あなたが付着させたんじゃないですか」と雷ちゃん。が、秋葉は「そんなのは、やろうと思えば誰だって出来る。僕が犯人だって証明できるんですか」と反論する。しかしこれに「出来ます」と雷ちゃん。そしてイラストを使っての説明となる。ナーミの撮影会は、1つの衣装につき約1分、その間ステージ上は照明のせいで徐々に暑くなっていった。燐は摂氏35度から45度の間で発火すると言われていて、ステージがその温度に達するまでは約10分で、撮影の終了時間とほぼ一致する。更に、燐が付着していた衣装は「雨乞いルーシー」だけ、当日どの衣装をどの順番出来ることが出来たのは、ナーミを除けば店長である秋葉しかいない、と追いつめていく。が秋葉は「言い掛かりだ!」と反論するが、「その絆創膏が動かぬ証拠です」と雷ちゃん。で、トミーが秋葉の手を掴んで絆創膏を剥がす。するとそれは釣りで引っかけた傷ではなく、火傷の痕だった。雷ちゃんは「それは今日、燐を仕込もうとしてできた火傷の痕じゃないんですかる燐は劇薬です。きちんと取り扱わないと、とても危険なんですよね」ととどめの一言を言う。すると秋葉はその場に膝をつき、「おっしゃる通りデス、私がやりました」と犯行を認めた。

トミーが「どうしてナーミさんを?」と動機を尋ねる。すると、ナーミはアイドルになることが夢であり、最近、あるタレント事務所にスカウトされ、その途端にもうオタク相手のメイドなんかやってられないと言いだした。秋葉は、ナーミがアマチュアのままでいて欲しかったので殺したのだった。で、トミーが秋葉を逮捕した。(尚、オタクの全てがこういう偏った独占欲を持っている訳ではありません。)

事件解決後、夜の街を歩いている雷ちゃんとトミー。「萌え~も行きすぎると怖いですね」と口にする雷ちゃん。トミーは「全くだ」と同意するが、「奴も私のように、資格をとっていればよかったのになぁ」と漏らす。これに「オタク検定ですか?」と雷ちゃん。するとトミーは「だから違うって言ってるでしょう」とムキになるトミー。が、直ぐに気を取り直して「君には何か萌えるものはあるのかな?」と質問する。これに「ありますよ」と答える雷ちゃん。「何萌え?」とトミーが尋ねるが、その時「石焼き芋~」という声が聞こえてくると「焼き芋屋さんだ!」と反応して「待って!お芋キボンヌ!」と言って焼き芋屋さんを追いかけて行った雷ちゃんでした。→やっぱり雷ちゃんも銭形一族の人間ですね。「焼き芋」が好物でした。(1話では「焼き芋」に反応を示さず、4話では「焼き芋」に反応した雷ちゃんですが、6話になって正体がばれました。今までは猫を被っていたということですね。)

今回の物語は、最近の「萌え」を扱ったネタですが、このブームが続いているということで、BS-iの放送から9ヶ月が流れた現在でも時事ネタとしても十分なネタですね。(時事ネタがこうなるというのは希なことです。)で、やはり「何事もほどほどに」ということですね。

次回の予習。次回の物語は「美しいものが勝つ! ~銭形雷VS黒いバラ」ということで、またもタイトルに「VS」という文字が入っている。が、劇中にいくつかのケー刑事グッズが登場するというように、劇場版と関連グッズの宣伝のための物語といった面持ちになる。(黒川芽以さんは登場しないが、一応泪ちゃんが違った形で登場します。)また、「」「」であった銭形が誘拐されるという物語でもありますが、「&」とは異なる展開の物語です。(トミーの株が上がることにもなります。)

鑑識メモ。コスプレでメイド姿をしている柴田束志が今回の物語のトリックとして使われた「燐」についての説明をする。空気中で自然発火し、にんにく臭のする猛毒の「白燐」、なかなか発火しない「黒燐」、「紫燐」、「赤燐」(空気中では発火しない、無毒、マッチや花火の可約とした使われる)、「黄燐」(これは実は「白燐」と同じものです。猛毒、自然発火する、殺鼠剤に使われる)とまともなことを言っていましたが、「その他にも...」ということで「みりん」「マーガリン」「バイオリン」「トランポリン」…と言い出す始末。→勉強になることも言うけれど、何処までが正しい知識なのか、十分に自分で確認しましょう。(括弧内までは束志は言ってません。筆者が追加しました。)

この後、BS-iの放送では、雷ちゃんの着ボイスDLのお知らせとなる(MBSの放送ではこの部分はありません。)のだが、「ケータイ刑事映画化記念」ということで、プレゼント第2弾の告知(抽選で10名様、締め切りは3/10当日消印有効)がありました。今回は黒川芽以さんの歌う劇場版の主題歌「ヒコーキ雲」のプレゼントの告知でしたが、当然、MBSの今回の放送ではこれはありません。ちなみに、この時のBS-iのプレゼント告知では、泪ちゃんが登場しました。→1月の試写会の時に収録したもののようで、泪ちゃんの髪型は水野アスカ(「風のハルカ」)風、青葉台学園の夏服の制服姿でした。(この髪型は、「泪・1st」「2nd.前半」「2nd.後半&劇場版」に続く第四の泪ちゃんの髪型ということになりますね。)で「(応募)しないと逮捕しちゃいます」だったんですよね。

 

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD
↓しばらく、こちらが中心になります。
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
↓従姉妹たち
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
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ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD

↓BS-iの本放送の時のプレゼントはこちら
ヒコーキ雲

ヒコーキ雲

  • アーティスト: 黒川芽以, 丹羽多聞アンドリウ, 遠藤浩二, 沢田聖子, 林有三
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
 
↓登場したコスプレネタ集
仮面ライダー響鬼 一之巻~二十九之巻 パーフェクト・アーカイブ・シリーズ 1

仮面ライダー響鬼 一之巻~二十九之巻 パーフェクト・アーカイブ・シリーズ 1

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本
仮面ライダー響鬼―三十之巻~最終之巻

仮面ライダー響鬼―三十之巻~最終之巻

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本
仮面ライダー響鬼 VOL.3

仮面ライダー響鬼 VOL.3

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD
 
 
釣りキチ三平(川釣りselection ) 全16巻セット  講談社漫画文庫

釣りキチ三平(川釣りselection ) 全16巻セット 講談社漫画文庫

  • 作者: 矢口 高雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/02/08
  • メディア: 文庫
釣りキチ三平(海釣りselection) 全11巻セット  講談社漫画文庫

釣りキチ三平(海釣りselection) 全11巻セット 講談社漫画文庫

  • 作者: 矢口 高雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/02/08
  • メディア: 文庫

釣りキチ三平 全37冊セット

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 大型本
宇宙交響詩(Space Symphony)メーテル~銀河鉄道999外伝~ Symphony.1

宇宙交響詩(Space Symphony)メーテル~銀河鉄道999外伝~ Symphony.1

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/11/17
  • メディア: DVD

銀河鉄道999 メーテルの旅

  • 作者: 松本 零士
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: ムック
アタックNo.1 全7巻セット

アタックNo.1 全7巻セット

  • 作者: 浦野 千賀子
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • メディア: 大型本
ドラえもん 1~10巻セット [しおり付き] てんとう虫コミックス

ドラえもん 1~10巻セット [しおり付き] てんとう虫コミックス

  • 作者: 藤子・F・不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: コミック

ルパン三世 [文庫版:コミックセット]

  • 作者: モンキー・パンチ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • メディア: 文庫
鋼の錬金術師 (1)

鋼の錬金術師 (1)

  • 作者: 荒川 弘
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: コミック
↓これを忘れてはいけません。
電車男 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: DVD
↓このネタ、好きですね。
スポンティニアス コンバッション~人体自然発火~

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  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2001/04/13
  • メディア: DVD

謎 戦慄の人体発火現象―世界各国で事件続発

  • 作者: ラリー アーノルド
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1997/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓「燐」について
リン―謎の元素は機能の宝庫

リン―謎の元素は機能の宝庫

  • 作者: 井上 勝也, 金沢 孝文
  • 出版社/メーカー: 研成社
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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