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BROTHERS JOHNSON『LIGHT UP THE NIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたものである。彼らは'70'sの時代には、「モダン」(今や死語ですね...)でファンキーなサウンドで時代をリードしていた。しかし時代が'80'sとなり、その勢いは衰えることになった。この後も活動は継続しているものの、本アルバムを最後に低迷期に突入することになる。'80'sという新しい時代を迎えて、一時代を築いた'70'sの威光が放ったアルバムということが出来る。尚、本アルバムは、1980年のBillboard年間アルバム・チャートでは38位にランクインしていて、レギュラー・チャートでは最高位5位を記録している。

収録されているのは以下の全9曲である。『Stomp!』『Light Up The Night』『You Make Me Wanna Wiggle』『Treasure』『This Had To Be』『All About The Heaven』『Smilin' On Ya』『Closer To The One That You Love』『Celebrations』。

この中からは『Stomp!』がシングル・カットされてヒットを記録している。(1980年のBillboard年間シングル・チャートでは46位にランクインしていて、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録している。)彼ららしいファンキーでノリの良い一曲である。

サウンドの方は、これまでの彼らのサウンドをしっかりとアピールしていて、ノリの良いファンキーなものである。'70'sの彼らのサウンドを知っていれば、何の抵抗感もなく、すんなりと受け入れられるものである。特に、クインシー・ジョーンズが絡んでいるということも利いている。

本アルバムの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットをした『Stomp!』は言うまでもないが、アルバム・タイトル・ナンバーである『Light Up The Night』、そして『This Had To Be』『Celebrations』をピックアップしておく。聴いていて楽しくなるサウンドでもあるが、何処かに'70'sのテイストがあり、発表こそ1980年であるが、'70'sサウンドを聴いている様な感じを受ける。(ということで、'70'sサウンドを聴きたくなってくる。)時代が'80'sになったからといって、スイッチを切り替えるように'80'sサウンドに変わるものではないが、本アルバムは'70'sサウンドのファンに向けて、'80'sになってから贈られた最後のプレゼントの様な気がしてしまう。ということで、'80'sサウンドがお好きな方が'70'sサウンドに入っていく玄関として聴く、というのもよろしいんじゃないですか。

 

Light Up the Night

Light Up the Night

  • アーティスト: The Brothers Johnson
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1996/04/16
  • メディア: CD


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