SSブログ

VANISGING POINT(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1971年の映画「バニシング・ポイント」である。この作品は音楽の方もなかなかで、車の疾走がナイスな作品である。現在ではカルト作品として人気のある作品となっている。

まずは、映画について。これはマルコム・ハートの原案をギレルモ・ケインが脚本を書き、リチャード・C・サラフィアン監督による作品であり、音楽を監修したのはジミー・ボーウェンである。出演はバリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー、ポール・コスロ、ボブ・ドナー、ティモシー・スコットたちである。カー・アクションが見所であり、'70'sを代表する作品として知られている。物語は、車が命という男・コワルスキー。彼は元海兵隊員で、車に関する仕事を転々としていた。そんな彼は、ある日、デンバーからサンフランシスコまでの車の陸送という仕事を受ける。が、15時間という限られた時間の賭を受けたため、時速200km/hでぶっ飛ばす。が、彼には警察の追跡が始まり、更にはバリケードが待ち受けることになるが...

とにかく、車の疾走というスピード感がご機嫌な作品である。そして、音楽の方も、物語に合わせたスピード感豊かなものであり、これがたまらないのである。

サントラ盤に収録されているのは、以下の全14曲である。『Super Soul Theme』『Girl Done Got It Together』『Where Do We Go From Here?』『Welcome To Nevada』『Dear Jesus God』『Runaway Country』『You Got To Believe』『Love Theme』『So Tired』『Freedom Of Expression』『Mississippi Queen』『Sing Out For Jesus』『Over Me』『Nobody Knows』。

ジミー・ウォーカー、ジミー・リード、マウンテンという当時の活きの良さに満ちたサウンドは、スピーディでいてご機嫌である。'80'sになって、このような豪華アーティストたちが集結したサントラ盤が幅を利かせるようになるが、本サントラ盤はそれに先駆けること10年、新たなサントラの形を見せてくれた。(ミュージカル映画のサントラは別枠ですが...)'70'sという時代を感じることも出来るので、一度は耳にされることをお薦めする。

尚、1997年にPRIMAL SCREAMが本作と同名のアルバム「VANISGING POINT」を発表し、シングル『Kowalski』(本作主人公の名前でもある。)を発表したことは有名な話であり、本作の人気の高さを示している。(このアルバムも一緒に聴かれることをお勧めする。)

 

Vanishing Point

Vanishing Point

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Harkit
  • 発売日: 2002/08/12
  • メディア: CD

↓映画のDVDはこちら

バニシング・ポイント

バニシング・ポイント

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/04/28
  • メディア: DVD

↓PRIMAL SCREAMのアルバムはこちら

Vanishing Point

Vanishing Point

  • アーティスト: Primal Scream
  • 出版社/メーカー: Sire/Reprise
  • 発売日: 1997/07/15
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

U2『UNDER A BLOOD RED..WHITE LION『BIG GAME』 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。