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TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS『DAMN THE TORPEDOES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された3rd.アルバムであり、彼の出世作となったアルバムである。'70'sの最後の年に発表されたが、サウンドの方は'80'sを意識したものとなっていて、'60's風の所を彼独自の視点で捉えて飽きの来ないサウンドに仕上げている。本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートの5位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位2位を記録して、彼の代表作の一枚となった。

収録曲は以下の全9曲である。『Refugee』『Here Comes My Girl』『Even The Losers』『Shadow Of A Doubt (A Complex Kid)』『Century City』『Don't Do Me Like That』『You Tell Me』『What Are You Doin' In My Life?』『Louisiana Rain』。

この中からは、『Don't Do Me Like That』(邦題け危険な噂)が1980年のBillboard年間シングル・チャートの61位、レギュラー・チャートでは最高位10位を記録し、『Refugee』(邦題:逃亡者)が同じく1980年のBillboard年間シングル・チャートの100位、レギュラー・チャートでは最高位15位を記録するヒット曲が生まれている。

ジャケットは地味であるが渋いところもあって、日本では今ひとつ評判は良くないが、彼らさを前面に出した構成で、疾走感のある曲もしっかりとあって、アメリカン・ロックがお好きな方であれば、まず嫌うことのないサウンドを聴かせてくれている。この中から、筆者のお薦め曲をピックアップすると、『Refugee』『Don't Do Me Like That』というヒット・シングルは当然であるが、疾走感のあるハード・ドライブな『Century City』と、彼のアルバムでは共通するラストの締めくくりとなる『Louisiana Rain』のサウンドは絶品である。

この時期のロック・バンドと言えば、JOURNEYやTOTO、STYX、FOREIGNERといった名前が先に出てくるが、如何にもアメリカらしさを持った彼らもこの時代をリードしたアメリカン・バンドである。彼らのサウンドを聴くのであれば、絶対に外すことの出来ないアルバムであり、傑作である。

 

Damn the Torpedoes

Damn the Torpedoes

  • アーティスト: Tom Petty & The Heartbreakers
  • 出版社/メーカー: Mobile Fidelity
  • 発売日: 2001/03/20
  • メディア: CD


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