SSブログ

ZZ TOP『DEGUELLO』 [音楽(洋楽)]

アルファベット・ローテーションの10巡目はかけ足で進めたということで、何とか年内に「Z」まで辿り着きました。新年からは11巡目に突入する予定ですが、少し別の考えもあったりするのですが...(まあ、それはそれでということで、これからもよろしくお願いします。)


表題のアルバムは1979年に発表された彼らの6th.アルバムである。前作から3年ぶりのアルバムということでブランクがあったが、レコード会社を移籍して、心機一転して新たなサウンド・ステージに突入し、'80'sの大活躍へと繋がっていく基礎となったアルバムである。(正確には、前作と本作の間にはベスト盤がリリースされているので、7枚目のアルバムと言うことも可能だが、スタジオ収録盤のみを数えると6枚目ということになる。)尚、原題は英語ではなくスペイン語である。また、邦題は「皆殺しの挽歌」とつけられている。(ギンギラのハード/ヘビメタ系のアルバムだと感じさせる邦題であるが、そういうアルバムではない。)で、従来のブルース・ロック路線がエネルギッシュにパワーアップして、幅広いロック・サウンドを聴かせてくれるようになり、これが'80'sの更なる大ブレークに繋がることになる。(が、泥臭さが少し薄れてしまったという所が賛否別れるところでもある。)また、本アルバムは1980念のBillboard年間アルバム・チャートでは39位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位24位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『I Thank You』『She Loves My Automobile』『I'm Bad, I'm Nationwide』『Fool For Your Stockings』『Manic Mechanic』『Dust My Broom』『Lowdown In The Street』『Hi Fi Mama』『Cheap Sunglasses』『Esther Be The One』。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Manic Mechanic』『I'm Bad, I'm Nationwide』『Esther Be The One』と、カヴァー曲である『I Thank You』と『Dust My Broom』。特に本アルバムで共通するのは、ギターのサウンドにしびれるという所である。今までもブルース色の強いサウンドを聴かせていたが、それに磨きがかかり、サウンドの変化がある中で、ギターのブルージーな所がしっかりとした抑えになっていて、これがあるから安心して聴くことが出来るのである。

日本では今ひとつ人気のでないサザン系ロックの血を引く彼らであるが、アメリカではとてつもない人気を'70'sの時代から獲得しているのだが、更なる快進撃が始まったアルバムということ、また、レコード会社の移籍というようなこともあり、彼らを語る上では大きなターニング・ポイントになったアルバムである。じっくりと聴いてもらいたい所である。

 

Degüello

Degüello

  • アーティスト: ZZ Top
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

「YELLOW SUBMARINE」MADONNA「CONFESSIONS .. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。