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恋する日曜日・3rd.5話「またあえる日まで」 [ドラマ]

今回の物語は、岩田さゆりさん主演の「またあえる日まで」。テーマ曲は『めぞん一刻』から「悲しみよこんにちは」である。(それにしても、「恋日・3rd.」はどうしてこうも筆者のツボにハマる主題歌ばかりが使われるのでしょうか。)テンポの良いポップな曲であるが、物語の結末を考えたらピッタリの選曲です。(学園ドラマという内容であるが、前回とは全く違う物語で、ちょっと切なさの残る物語でした。1&2話の「綾子の恋」とは登場人物の設定年齢の差があるが、対をなす位置づけの物語ということが出来ますね。)また、今回は期待していた通り、「主演が主題歌を歌う」ということになり、これこそが「恋日」の王道です。(3rd.では1&2話以来のことでした。)でも、ラストに流れたのではなく、Bパートに入り、少ししたところで流れました。(ということもあって、エンドロールの主題歌の所には「歌:岩田さゆり」という文字はありませんでした。でも、声を聴いたら分かります。まあ、決して上手いとは言えませんが...)

また、今回の脚本は中江有里さんである。女優として活躍している中江さんだが、「恋日」では脚本家としてもデヴューすることになり、2nd.6話の「誰より好きなのに」(主演:小山田サユリ)、と「文學の唄」の5話「水仙月の四日」の脚本を書いていて、これで3度目の脚本と言うことになりました。(ちなみに、女優としての出演は「文學の唄・11話」の「彼女の告白」がある。)なかなかいい物語を書くので、脚本家としても注目しています。では、いつものように本編へ。

学校の屋上で高校のパンフレットを見ている内野千佳(うちの・ゆか)。彼女は高校受験を間近に控えた中学3年生である。(制服はオーソドックスなセーラー服です。)千佳は鞄から携帯(SH903iで色はルビーレッド→この携帯は6代目が手にすると思われる端末であるだけに...)を出して、去年のホワイトデーに受け取ったメールメールを開く。文面は「屋上で待ってる。」というもの。送信者は甲斐弘之(かい・ひろゆき)。このメールが届いてから1年が経とうとしているが、千佳は屋上に来る度にこのメールを何故か読み返してしまうのだった。また、そのメールを消去しようと思っても、消去出来ないでいたのだった。

そうしていると、親友の唐沢めぐみ(からさわ・めぐみ、幼なじみでもある)がやってくる。で、ノートを見せてと言う約束を思い出して教室へ。教室で千佳のノートを借りてそれを写すめぐみ。千佳は高校のパンフレットを開けて見ているが、偏差値が僅かに届かないと言うことで志望校を変えていて、その学校は諦めていたのだった。「無理したってダメかもしれないし、落ちるの分かってて受けても辛いじゃん」と言う石橋を叩いても渡らないという性格の千佳。一方めぐみは、担任に絶対無理と太鼓判を押されても、頑張れば手が届くかも知れないし、99%ダメでも1%の可能性があればやってみたい、という何でもアタックしようとする積極的な性格だった。

で、雑談をし始めた二人だったが、めぐみがチョコレートを出して二つに割り、半分を千佳に渡したところから「もうすぐバレンタインデーだね」と思い出したように口にするめぐみ。で、千佳の回想ということ形で1年前の話に。(千佳とめぐみは何でも分け合ってきた仲だったが、一つだけ分けられないものが出来てしまったのでした。)

去年のバレンタインデーにめぐみは自分の名前を書かずにクラスメートの甲斐弘之(かい・ひろゆき)にチョコを贈ったのだが、それは千佳に頼んで始業前に甲斐の机に入れてもらったのであった。で、名前を書かなかったことを今は後悔していた。(「後悔先に立たず」)また、千佳は千佳で、あの日(ホワイトデー)のことを後悔していたのだった。

千佳と甲斐はクラスメートで、何でも話せるような仲だった。甲斐は千佳にタオルを借りたいと頼めば、平気で千佳はタオル貸す仲だった。しかし千佳は甲斐のことを気が合うクラスメートとしか思っていなかった。

去年のバレンタインデー、千佳は甲斐の机にめぐみが作ったチョコを無事に入れた。その日の放課後、そのチョコを鞄にしまう甲斐だったが、友達に見つかると早速冷やかされることになる。「贈り主に思い当たる人はいない」と言う甲斐だったが、その時自分を見つめている千佳に気づき、友達からは「内野じゃないか」と言われる。が「知らないよ」と惚けた千佳。めぐみは千佳が誤解されたことを謝るが、千佳は全く気にしていなかった。

チョコが無記名と言うことで、めぐみと甲斐の仲は進展のしようがなく、千佳と甲斐との間は逆にぎくしゃくすることになっていた。そんな中でホワイトデーの朝を迎えた。登校途中の千佳の携帯に甲斐からメールが届き「屋上で待ってる。」という例の文面だった。登校した千佳は屋上に向かう。甲斐がチョコの贈り主を誤解したままであれば、自分を呼び出して理由は一つしかないと分かっていた千佳だったが、めぐみの甲斐に対する思いを知っているということもあって、「あのチョコレート、冗談だからさ」と悪びれて甲斐に言う千佳。しかしそれを聴いた甲斐は「ふざけんな。だったらチョコレートなんかよこすなよ。人の気持ちで遊ぶな」と怒鳴りつけると去っていった。が、このことで千佳は甲斐のことを意識するようになってしまったのだった。この後、千佳と甲斐の仲は悪化し、二人が同じ日の日直になっても会話一つしないぎくしゃくした関係となっていた。

で、(ここで岩田さんが歌う「悲しみよこんにちは」が流れて)新学期となり中3になった千佳たち。クラス替えの発表で、千佳とめぐみは同じ3年1組、甲斐は3年3組と、別のクラスになった。が、千佳は甲斐のことが気になるばかり。しかし甲斐は千佳とはすれ違っても全く口も聞こうとはしなかった。

そんな中である日、顔を洗った千佳にハンカチを貸しためぐみ。千佳がそのハンカチを返した時に、以前に千佳が甲斐にタオルを貸した時のことを思い出し、そこから「チョコを送ったのは千佳だと甲斐は思ったのじゃないか」と漏らす。また、チョコを無記名で送ったことをずっと後悔していた、と千佳に語り、「名前を書くべきだった」とも言う。更に、去年のホワイトデーに千佳が甲斐に呼び出されたことを知っていて、その時の様子を見ていた、とも告げる。甲斐は告白しようとしていたが、それを言う前に千佳が遮った。めぐみは、甲斐はチョコをもらう前から千佳のことが好きだったと分かっていて、「こんな形でふられるのなら、堂々と告白してふられた方が良かった」と言うと、仲が変になったことを謝るめぐみ。で、「これだけは謝りたかった、でもあとは謝らない」と言うと「千佳は甲斐のことが好きなんでしよう」と切り出した。

これに「違うよ」と否定する千佳だったが、めぐみには千佳の気持ちが分かっていた。「好きな人は分けられないよ」「そういう友情、凄く傷つく」と言って真剣に千佳を見るめぐみ。(この辺りは1&2話「綾子の恋」でも、綾子と美奈が同じ人を好きになったらということでありましたね。)で、「ごめん」と謝る千佳。そして、最初は(甲斐のことを)何とも思っていなかったが、ホワイトデーの朝、甲斐に怒鳴られた時に自分の気持ちに気づいたと告げる。結果的にめぐみが(甲斐に贈る)チョコを千佳に頼んだことが千佳の気持ちを目覚めさせたと知り、チョコを甲斐に贈ったことを後悔するめぐみ。

しかしめぐみは既に決心していて、「約束があるから」と言って甲斐を屋上に呼び出していたことを告げる。「(千佳と甲斐の気持ちが)そうであっても自分の気持ちをちゃんと甲斐に言わなければならない、ダメ元でも1年前に言えなかったことを伝えたいから」と千佳に告げ「結果はメールで報告する」と言うと屋上に向かった。

千佳はホワイトデーの甲斐からのメールを開いていて、それを見つめたまま教室の席に座っていた。そしてめぐみの積極的なところと自分の慎重さを考えていた。で、めぐみが言った「頑張れば手が届くかも知れない」と言った言葉を思い出した。そんなところにめぐみから「報告」という形でメールが届く。が、メールは開かなかった千佳。「めぐみみたいにぶつかって傷つく勇気、私も持ちたい」と思った千佳は屋上に向かって走り出した。

階段を上る千佳。屋上に出る扉の前で立ち止まると「まだ間に合うのなら、自分の気持ちを伝えたい」と決心した。で、屋上の扉を開けて出て行く千佳。めぐみと甲斐を捜す千佳だったが、二人の姿は屋上にはなかった。ふとグランドを見下ろした千佳は、めぐみが手を振っている姿に気づいた。(めぐみは屋上の千佳には気づいていない。)が、それは甲斐に手を振っているところであり、直ぐに自転車に乗った甲斐がめぐみの所にやってきた。そして自転車の後ろにめぐみを乗せると走って行った。(でも、自転車の二人乗り、本当はダメですよ。)千佳は何も言うことが出来ず、呆然とそれを見送るだけだった。

そんな千佳は携帯を取りだすと、ホワイトデーの朝の甲斐からのメールを開いた。今までは何度消去しようとしても出来なかった千佳だったが、ようやく「はい」を選択して消去することが出来た。そして「ちょっと、遅すぎたか」と呟き、失恋したことを受け入れるしかなかった...

今回の物語、Aパートは11分弱、Bパートは15分強でした。また、「恋日」の物語としたら珍しく、ヒロイン(主演)のハッピーエンドではない物語ということで、こういう甘酸っぱい失恋の物語もありですね。物語は失恋までだったが、この後の千佳は積極的に変わっていくでしょうし、このようなことは誰でも大なり小なり経験して大人に成長していくものである。まあ、淡い(失恋の)初恋物語としたらほろ苦さのある物語でした。(でも、ヒロインの友達であるめぐみにしたらハッピーエンドと言う物語と言うことになりますが、だからといってこの恋が成就するとも限りませんが...)

尚、エンドロールの最後に「このドラマはフィクションです。」の下に「ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」と出るのはいつもの通りであるが、「恋日」ファンとしたら常識です。また、このエンドロールの時に流れた主題歌は、スローなテンポのインスト・ナンバーということで、ほろ苦さを残す良いエンディングでした。

それにしても、岩田さゆりさんだったらいい表情を見せてくれるし、安心して見ることが出来ますね。(但し、歌は除く。)尚、筆者の個人的な意見は、6代目(ケータイ刑事)を彼女には襲名して欲しいところなんですよね。(推察で6代目だと言っているのとは違う名前を挙げている筆者です。岩田さんならば、ここまでの(お芝居のキャリアから)1、3代目に続く路線が十分期待できると思います。)BS-i・丹羽P作品に初出演ということで、6代目レースに参戦と言いたい所ですけど、既に6代目は決定しているという丹羽Pの話なので、その可能性は低いと思っています。(尚、そうなると7代目ということになるが、7代目は北乃きいちゃんを希望する筆者です。)

次回の物語は「失恋の傷の癒し方」。テーマ曲は『みゆき』から想い出がいっぱい」である。主演は白田久子さん。そういえば、「恋日・3rd.」の製作発表の場に、白田さんも出席していましたね。(1&2話の黒川芽以さんは今シリーズの看板であるだけに当然として、4話の桐谷美玲さんと6話の白田久子さんも出席していました。)物語は「みゆき」とは関係ない別物と分かっていますが、やっぱり期待は膨らみます。予告を見る範囲では、大人の物語のような感じです。

今週のクイズ。DoCoMoのモバイラーズチェック・1000円分がクイズ正解者の中から毎月10名に当たる双方向番組ならではのクイズである。(HPやハガキでは応募できず、双方向データ放送のi-アクセスでのみ応募出来る。)今回の問題も全く同じ問題(「今回のテーマ曲は?」)で、選択肢の4つが変わっているという形でした。4つの選択肢は「卒業」「夢の中へ」「青空のかけら」「悲しみよこんにちは」の4つ(斉藤由貴さんが歌った曲ばかりというのは誰でも気づきますよね?)でした。(正解は「悲しみよこんにちは」です。)→また当たってほしいところです。

 

 ↓1st./2nd.ですが...

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↓今回のテーマ曲関係(物語の内容とは関係ありません)

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