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「JEAN DE FLORETTE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年にフランス映画界が総力を挙げて制作した大河ドラマ「愛と宿命の泉」の第一部の「フロレット家のジャン」である。通常の映画の8倍もの巨費を注ぎ込んで制作された本作は、ロケに9ヶ月という時間を掛け、映画生誕の国・フランス映画界の底力を示した。また、この続編である「愛と宿命の泉/泉のマノン」と共にフランス国内では大ヒットを記録した。('86年8月公開の本作が年間1位、'86年11月公開の続編が年間2位という興行成績を独占し、まさに1986年のフランス映画界はこの作品の年でした。)それぞれは約2時間という作品であるが、やはり通して4時間の大作と捉えた方がいいですね。

原作はマルセル・パニョル、監督はクロード・ベリ、脚本はクロード・ベリとジェラール・ブラッシュの二人、撮影はブルーノ・ニュイッテン、音楽はジャン・クロード・プティである。出演は、イヴ・モンタン、ジェラール・ドパルデュー、ダニエル・オートゥイユ、エルネスティーヌ・マズローナ、マルガリータ・ロサーノたちである。出演はイヴ・モンタン、ジェラール・ドパルデュー、ダニエル・オートゥイユ、エルネスティーヌ・マズローナ、マルガリータ・ロサーノたちである。

舞台はフランス・プロヴァンス地方のある寒村。全ての基礎となる水が湧く泉のある土地の所有者の夫人が亡くなる。それを知ったある農夫はいずれその泉を手に入れることを企み、その場所を埋めてしまった。そこに、無くなった夫人の息子の一家が街から帰ってきた。が、農夫たちとぶつかって、水で苦しめられることになる。その苦悩は並大抵のことではなく、想像以上の苦行を強いられることになる。また、苦悩の中には人間の頑固さ、優しさ、狂気もあり、フランス映画界が誇る顔ぶれが重厚に深見のある人間ドラマをたっぷりと魅せてくれている。その中でも注目されるのは、当時8歳だったエルネスティーヌ・マズローナである。とにかく表情豊かです。(で、彼女が演じるマノンが成長し、第二部では中心となります。尚、第二部でマノンを演じるのはエマニュエル・ベアールである。)まずはたっぷりと堪能しましょう。

 

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