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KENNY ROGERS『GIDEON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたアルバムであるが、どちらかというと陰に隠れた形のアルバムである。当時のケニーおじさんは次々と大ヒット曲を放っていた全盛期であり、本アルバムの前後のアルバムからシングル・カットされた曲が大ヒットを放っていたが、本アルバムからはこぢんまりとしたヒットは生まれているものの、当時の勢いを考えたらあまりにも静かなヒットであった。本アルバムでも、ケニーおじさんの優しいボーカルに載せたカントリーをたっぷり聴かせてくれているところは変わらないのですけどねぇ。で、本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートでは71位、レギュラー・チャートでは最高位12位を記録していて、本アルバムからのシングル・ヒットは、KIM CARNESとのデュエット・ソング『Don't Fall In Love With A Dreamer』が生まれている。

収録曲は以下の全12曲である。『Goin' Home To The Rock』『Gideon Tanner』『No Good Texas Rounder』『Don't Fall In Love With A Dreamer』『Buckeroos』『You Were A Good Friend』『Call Me Up (The Phone Is In The Cradle)』『These Chains』『Somebody Help Me』『One Place In The Night』『Sayin' Goodbye』『Goin' Home To The Rock [Reprise]』。

この中からは、やはりKIM CARNESとのデュエットの『Don't Fall In Love With A Dreamer』である。ややスローなテンポのラブ・バラードであり、ケニーおじさんとKIM CARNESのしゃがれた声のボーカルが魅力的な聴かせてくれる一曲である。ちなみにこの曲は、1980年のBillboard年間シングル・チャートで31位、レギュラー・チャートでは最高位4位を獲得している。

本アルバムのお薦め曲は、『Don't Fall In Love With A Dreamer』は外せないが、それ以外では最初と最後を飾る『Goin' Home To The Rock』とその『[Rprise]』であり、特に『[Rprise]』で幕を下ろすところは余韻をたっぷり残してくれて、心が動かされる劇的なものとなっている。(メロディ・ラインも綺麗で、とても素敵です。)

日本ではカントリーは今ひとつ受け入れられない所があるが、アコースティック・ギターのサウンドはシンプルでありながらもハートフルな暖かさがあって、とても良いものである。目立たないアルバムであるが、じっくりと聴いてもらいたい一枚である。

 

存念ながら、ジャケット画像がありません。

Gideon

  • アーティスト: Kenny Rogers
  • 出版社/メーカー: Razor & Tie
  • 発売日: 1994/07/26
  • メディア: CD


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