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「MANON DES SOURCES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のフランス映画「愛と宿命の泉」の第二部の「泉のマノン」である。(第一部は「フロレット家のジャン」)続編であるが、最初から二部構成として制作されたものであり、第一部と同様に大河ドラマである。第二部の物語は、第一部の少女・マノンが成長し、彼女が父を苦しめた者たちに復讐を果たしていくという様を繊細に描いている。

本作は、フランスでは1986年11月の公開であったが、超ヒットを記録し、2ヶ月弱という期間にあるにもかかわらず、その年の観客動員2位を記録するということになった。(1位は本作の第一部「フロレット家のジャン」であり、1、2フィニッシュを飾った。)映画発祥の国・フランスの映画史に残る作品である。

で、スタッフは第一部と同じであね。(再度記しておくと、)原作はマルセル・パニョル、監督はクロード・ベリ、脚本はクロード・ベリとジェラール・ブラッシュの二人、撮影はブルーノ・ニュイッテン、音楽はジャン・クロード・プティである。また、第二部は第一部の10年後という設定であるため、一部のキャストに違いはあるが、基本的には同じである。出演はイヴ・モンタン、ジェラール・ドパルデュー、ダニエル・オートゥイユ、エマニュエル・ベアール、マルガリータ・ロサーノたちである。(第一部のエルネスティーヌ・マズローナがエマニュエル・ベアールになったが、少女から成長したので、当然のことである。)

物語は、第一部から10年後である。泉を利用して花の栽培を始めて成功したウゴラン。彼は山の中で見かけた羊飼いの娘に恋をする。が、その娘は実はジャンの娘であるマノンであり、美しく成長していたのであった。マノンは父の復讐のために泉の源を止めてしまい、そのために村には全く水が来なくなってしまった。そうなると村人たちも黙っていない。そんな中、セザールとウゴランの過去の悪事が発覚してしまう。マノンの復讐は…?

本作の見所は、何と言ってもエマニュエル・ベアールである。当時のエマちゃんは「天使」のように本当に美しく、あの少女マノンが美しく成長したという設定にはあまりにも美しすぎたのだが、確かな演技力で納得のいくドラマを見せてくれている。また、自然の美しい風景とエマちゃんがオーバーラップすると、これは見とれてしまうだけである。第一部と共にたっぷりと堪能しましょう。

 

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