「女囚さそり 701号恨み節」 [映画(邦画)]
表題の作品は1973年の作品で、篠原とおる原作の「女囚さそり」シリーズの第4作である。この後もシリーズは続くがも梶芽衣子さん主演というのは本作までである。また、本作は前作までの伊藤俊也監督に代わり、長谷部安春が監督を務めている。映画データを記しておくと、原作は篠原とおる、監督は長谷部安春、脚本は神波史男、松田寛夫、長谷部安春の3人、撮影は仲沢半次郎、音楽は鏑木創である。(監督が替わった事もあって、主要スタッフも入れ替わっている。)そして出演は、梶芽衣子、田村正和、細川俊之、金井由美、土方弘、大下哲矢、渡辺やよい、初井言栄、楠田薫、中原早苗、森秋子、根岸明美、安藤純子、土山登士幸、佐藤晟也、大泉公孝、滝波錦司、久邇あき子、吉田りえ、巳聖子、尾崎ひろみたちである。
物語は、刑務所から逃亡した松島ナミは、あるヌード劇場の照明係の男に助けられる。彼に匿われるナミだったが、その男は元学生運動の活動家であり、ナミを追いかける児玉警部を恨んでいた。で、男と一緒になってその恨みを晴らそうとするナミだったが...
監督が替わっても、本シリーズの形式美はしっかりと受け継いでいて、劇画タッチの演出が冴え渡っている。また、バイオレンス描写も迫力満点である。ある意味では「女囚さそり」シリーズの集大成といった作品でもある。
それにしても、梶芽衣子さんのギラギラとした野生の目は、何も言わなくても凄い迫力です。ここまでのシリーズ4本は一度はご覧になることをお薦めします。
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