NEW ORDER『SUBSTANCE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは、1987年にリリースされた彼らのベスト盤である。内容は、これまでに彼らが発表したシングルのA面の曲をDISC 1に、B面の曲をDISC 2にまとめたものであり、当時は、これぞCDならではといった企画でもあった。(当時は、まだLPが健在で、主流はカセット、LPで、CDはまだ延びている所だった。)これまでに発表したシングル曲が発表順に収録されていると言うことで、本アルバムはコレクターにとっても嬉しいものであった。(何せ、12枚のEP盤が纏まっているのですから...)本アルバムは2枚組というハンデがありながらも、1988年のBillboard年間アルバム・チャートでは81位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位36位を記録している。
収録曲はDISC 1、2それぞれ12曲ずつである。(12枚のシングルだから、当然ですが...)DISC 1の収録曲は以下の通り。『Ceremony』『Everything's Gone Green』『Temptation』『Blue Monday』『Confusion』『Thieves Like Us』『Perfect Kiss』『Subculture』『Shellshock』『State Of The Nation』『Bizarre Love Triangle』『True Faith』。
続いてDISC 2の収録曲は以下の通りである。『In A Lonely Place』『Procession』『Cries And Whispers』『Hurt』『Beach』『Confusion [Instrumental]』『Lonesome Tonight』『Murder』『Thieves Like Us [Instrumental][Mix]』『Kiss Of Death』『Shame Of The Nation』『1963』。
DISC 1は彼らが放ったお馴染みのシングル・ヒット曲が集まっていると言うことで、特に説明は不要であろう。彼らの代表曲『Blue Monday』をはじめ、シングルのリリース順という曲順もまた嬉しい所である。→リリース順に収録と言うことで、彼らを知らないという方にも、彼らのサウンドの変遷が分かるので、入門者にもピッタリというアルバムである。
勿論、コアなファンの方に対しても十二分に配慮されていて、アルバムとはバージョン違いのナンバーを収録しているというように、貴重なものが含まれている。
ベースにあるのは'80'sのエレクトリック・サウンドであるが、単なるダンス系のポップな曲ではなく、哲学的なメッセージが込められている。(と言っても、たいていの方はダンス・ミュージックとして聴き流してしまうんでしょうね...)楽しみながらも、彼らのメッセージも受け止めてみてくださいね。
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