OUTLAWS『GHOST RIDERS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1980年に発表されたものである。アメリカでは、イーストコーストとウエストコーストがそれぞれの音楽文化圏を構築しているが、そのどちらともまた違い、アメリカの広大な大地の香りがするスケールの大きなロック・サウンドを聴かせてくれるサザン系サウンドがある。彼らはそんなサザン・ロックの特長に満ちたサウンドを聴かせてくれるバンドであり、キャッチーなサウンドを聴かせてくれるアルバムである。本アルバムは1981年のBillboard年間アルバム・チャートでは85位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位25位を記録するヒットとなっている。(そう言えば、'80's初頭は38 SPECIALなど、いくつかのサザン・ロックを聴かせるバンドがキャッチーなサウンドのヒットをいくつか放っていましたね。)
収録曲は以下の全8曲である。『(Ghost) Riders In The Sky』『White Horses』『Angels Hide』『Devil's Road』『I Can't Stop Loving You (Though I Try)』『Wishing Wells』『Sunshine』『Freedom Walk』。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『(Ghost) Riders In The Sky』『I Can't Stop Loving You (Though I Try)』『Sunshine』『Freedom Walk』、中でも本アルバムのタイトル・チューンとも言うべき『(Ghost) Riders In The Sky』はスケール感の大きな一曲であり、サザン・ロックの持つスケールの大きさを持った曲である。また、彼らのハーモニーの方もなかなかのコーラス・ワークを聴かせていて、サザンではこういう綺麗なハーモニーはお馴染みである。ただ、収録曲が8曲というのは、ちょっと少ないという気もするが、それでも40分弱(現在では時間的には短いが、当時のアルバム(LP)では標準的な時間です。)、たっぷりと聴かせてくれる。
日本では、カントリーとサザンロックというのは今ひとつ受け入れられない所があるが、ロック好き、特にギターのサウンドがお好きな方には彼らのサウンドはお薦めである。彼らは、もっと広く聴いてもらいたいバンドの一つです。(実力はありますから)
↓本アルバムと「PLAYIN' TO WIN」の2 in 1アルバム。(こちらの方がお買い得...)
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