SSブログ

PRINCE『PRINCE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された殿下の2nd.アルバムである。また、邦題は「愛のペガサス」と付けられている。1st.アルバム「FOR YOU」は鳴かず飛ばずと状態だったと言うことから本アルバムではしっかりと修正されていて、ファンキーであり、ポップなサウンドにまとめ上げられていて、後に時代をリードするビッグ・ネームになることを予感させてくれるだけのものがある。これだけの内容を一人で築き上げたのも、彼の才能のポテンシャルが高いことを示している。本アルバムはスマッシュ・ヒットとなり、Billboard誌のアルバム・チャートで最高位22位を記録すると共に、1980年の年間アルバム・チャートでは65位にランクインした。そうしてPRINCEの伝説は始まった。

収録曲は以下の全9曲である。『I Wanna Be Your Lover』『Why You Wanna Treat Me So Bad?』『Sexy Dancer』『When We're Dancing Close And Slow』『With You』『Bambi』『Still Waiting』『I Feel For You』『It's Gonna Be Lonely』。

この中からシングル・ヒットを記録したのは『I Wanna Be Your Lover』であり、1980年のBillboard年間シングル・チャートでは95位にランクインしており、レギュラー・チャートでは最高位11位を記録している。(このヒットから'80'sのPRINCEの伝説がスタートすることになった。)

アルバム全体はファンキーなテイストに満ちていて、ポップであって聴きやすいものであり、後にカヴァーされることになる『When We're Dancing Close And Slow』(CYNDI LAUPER)や『Why You Wanna Treat Me So Bad?』『Sexy Dancer』『It's Gonna Be Lonely』と、シングル・ヒットの『I Wanna Be Your Lover』というところをお薦め曲としてピックアップしておく。

ところで、2nd.アルバムに自分の名前を付けることになった訳であるが、邦題が「愛のペガサス」というのはどうして?と思うことになるが、それは裏ジャケットを見ていただいたら何となくお分かり頂けるでしょう。でも、当時の殿下は殆ど無名に近い存在であり、日本のレコード会社も重箱の隅をつつくようにして邦題を付けるのだから、苦労していますね。(でも、もっと良いタイトルがあったはずである。)

この後、'80'sの音楽シーンに君臨することになる殿下の若さに満ちた本作は、今でこそ高い評価をされているが、発表当時は注目こそされたものの、決して高い評価を受けたものではなかった。しかし、将来性を大いに感じさせたということもあり、彼のキャリアを語る上では忘れることの出来ないアルバムの一つである。PRINCEサウンドを堪能するのであれば、聴いておかなければならないアルバムである。

 

Prince

Prince

  • アーティスト: Prince
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。