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PAUL SIMON『THERE GOES RHYMIN' SIMON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年に発表された彼の2nd.アルバムである。彼の発表したアルバムの中では最高傑作として知られているアルバムであり、本アルバムからはスタンダード・ナンバーとなった曲もあり、多くのアーティストたちが取り上げている。また、本アルバムのサウンドはアコースティック・サウンドであるところはS & Gの時代から変わらないが、ジャズ・ソウル界に深く接したこともあってジャズ・ソウルよりのものとなっていて、「ブルー・アイド・ソウル」と言ったら分かりやすいでしょう。本アルバムは大ヒットを記録して、Billboardのアルバム・チャートで最高位2位を記録すると共に、1973年の年間アルバム・チャートでも42位にランクインしている。

収録曲は、4曲ボーナス・トラック(後ろの4曲である。)が追加されて現在は以下の全14曲となっている。『Kodachrome』『Tenderness』『Take Me To The Mardi Gras』『Something So Right』『One Man's Ceiling Is Another Man's Floor』『American Tune』『Was A Sunny Day』『Learn How To Fall』『St. Judy's Comet』『Loves Me Like A Rock』『Let Me Live In Your City』『Take Me To The Mardi Gras(Acoustic Demo)』『American Tune(Unfinished Demo)』『Loves Me Like A Rock(Acoustic Demo)』。

この中からは、2曲のシングル曲が全米2位の座を獲得する大ヒットとなっているが、それらは『Loves Me Like A Rock』(1973年のBillboard年間シングル・チャートでは27位)と『Kodachrome』(1973年のBillboard年間シングル・チャートでは74位)である。また、『American Tune』は9.11のテロの後、再び注目されることになった曲でもあって、この曲もあまりにも有名な曲である。

筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『Loves Me Like A Rock』と『Kodachrome』は当然であるが、『American Tune』『Tenderness』『Take Me To The Mardi Gras』『Something So Right』も捨てがたい。(早い話、オリジナルに収録されている全10曲全てをお薦め曲と言いたいところである。)「捨て曲」というものは一切無く、ソウル系のブラック・ミュージックをアコースティックを中心史と多ポップにアレンジしてたっぷりと聴かせてくれている。

S & Gのサウンドは今でも多く聞き続けられているが、ソロになった後のP.サイモンの方もじっくりと聴いて狙いたい所であるが、やはり最高傑作という割れている本アルバムはしっかりと聴いてください。'70'sという時代をも感じさせるサウンドであるが、この時代にはスタンダード・ナンバーとなる名曲がたくさん生まれているが、そんな時代のテイストを味わうのもまた良いものですよ。

 

There Goes Rhymin' Simon

There Goes Rhymin' Simon

  • アーティスト: Paul Simon
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2004/07/13
  • メディア: CD


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