「THE THING」('82) [映画(洋画)]
表題の作品は1982年の映画「遊星からの物体X」である。この作品は1951年に製作された「遊星よりの物体X」のリメイク作でもある。(原題が同じため、それを区別するためにタイトルに製作年を入れています。)でも、オリジナルの邦題が「より」、リメイクである本作が「から」って、実にややこしい...
本作は、オリジナル作品の時と比べると、特撮技術や特殊メイクの技術の進歩もあって、見所も多い作品となっている。そして、物語のサスペンス描写もよく、たっぷりと恐怖を味わうことが出来る作品となっている。また、オリジナル版よりも原作小説により近い内容になっている。
映画データを記しておくと、原作はジョン・W・キャンベル・Jr.の『影が行く』、製作はデヴィッド・フォスター、ローレンス・ターマン、ラリー・フランコの3人、監督はジョン・カーペンター、脚本はビル・ランカスター、撮影はディーン・カンディ、特撮はアルバート・ホイットロック、音楽はエンニオ・モリコーネである。そして出演は、カート・ラッセル、A・ウィルフォード・ブリムリー、リチャード・ダイサート、ドナルド・モファット、T・K・カーター、デヴィッド・クレノン、キース・デヴィッド、チャールズ・ハラハン、ピーター・マローニー、リチャード・メイサー、ジョエル・ポリスたちである。
物語は、オリジナルが北極だったのが南極になっている。10万年前に地球に飛来した巨大UFOを発見した南極観測のノルウェー基地が全滅。やがてアメリカ基地に未知のエイリアンが侵入し、次々と隊員たちを襲い始めた...
本作を見たら、是非とも1951年のオリジナル作品の方も見てもらいたいが、30年という時間の間にどれだけ技術の進歩があったかもよく分かります。でも、本作からも既に四半世紀が経過した現在、CGを使って再度リメイクしてもらいたい所でもある。
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