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「眠狂四郎」(その2) [映画(邦画)]

眠狂四郎」の第2回は、市川雷蔵主演シリーズ(全12作)の第1回である。東宝が1956年から1958年にかけて、年1本ずつの合計3本を鶴田浩二の主演で映画化したが、その終了から5年後の1963年になって、大映が再び柴田錬三郎の原作小説を映画化した。(単作ではなく、シリーズ化することが当初から計画されていた。)で、これが大ヒットして、雷蔵のはまり役となり、次々と製作されることになったのは皆さんのご存知の通りである。

まずは、雷蔵主演の第1作となる「眠狂四郎 殺法帖
映画データを記しておくと、本作は1963年の大映京都の製作で、時間は82分である。原作は柴田錬三郎、監督は田中徳三、脚本は星川清司、撮影は牧浦地志、音楽は小杉太一郎である。そして出演は、市川雷蔵、中村玉緒、城健三朗、小林勝彦、高見国一、扇町景子、真城千都世、沢村宋之助、荒木忍、南部彰三、橘公子、伊達三郎、木村玄、美吉かほる、たちである。

ある日、狂四郎は手裏剣の襲撃を受けた。それは伊賀者の仕業であった。何とか刺客を斬った狂四郎だったが、一人だけ逃がしてしまった。そんな狂四郎の元に加賀前田藩の奥女中が訪ねてきてくる。ここから狂四郎は前田藩の陰謀(密貿易に関する争い)に巻き込まれていく...

続いて、第2作の「眠狂四郎 勝負
この作品はシリーズの中でも人気の高い1本であり、傑作という呼び声が高い。ということで、本作ぐらいはご覧になった方も多いのでは?映画データを記しておくと、1964年の大映京都の作品で、時間は83分である。原作は柴田錬三郎、監督は三隅研次、脚本は星川清司、撮影は牧浦地志、音楽は斎藤一郎である。そして出演は、市川雷蔵、加藤嘉、藤村志保、高田美和、久保菜穂子、成田純一郎、丹波又三郎、五味龍太郎、須賀不二男、浅野進治郎、原聖四郎、たちである。

ある年の正月、狂四郎は愛宕神社の境内で幕府の改革に燃える老勘定奉行と出会う。彼は将軍の娘・高姫の化粧代2万両を支給停止にするなどをしていて、幕府の特権階級から常に命を狙われている存在だった。老勘定奉行の人柄に惹かれた狂四郎は彼を守ることにしたが、これによって狂四郎は高姫の一味と戦うことになってしまい...

この2本は「眠狂四郎」のシリーズの中でも記念になる作品でもあって、忘れることの出来ない作品でもある。しかもどちらも90分弱ということで、見るにしてもとても見やすい作品でもある。しっかりと見ておきたい2本である。

 

眠狂四郎殺法帖

眠狂四郎殺法帖

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/03/21
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眠狂四郎勝負

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  • 発売日: 2004/03/21
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