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THE VIRGIN SUICIDES(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1999年の映画「ヴァージン・スーサイズ」である。この作品はコッポラ監督の娘であるソフィアが初めて監督を務めた作品でもある。(本作以前には、1986年の「ニューヨーク・ストーリー」で脚本を書いていたり、父の作品に女優として出演していたりしている。)やはり、カエルの子はカエルといったところで、女優としたらあんまり評判が良くなかった(特に「ゴッドファーザーPARTⅢ」)が、本作の評価はまずまずで、2003年の「ロスト・イン・トランスレーション」では絶賛されることになった。そんな彼女の監督第1作ということで、注目の作品でもある。

映画データを記しておくと、製作はフランシス・フォード・コッポラ、ジュリー・コスタンゾ、ダン・ハルステッド、クリス・ハンレイの4人が名を連ねていて、製作総指揮はフレッド・フックスとウィリ・バールの2人、原作はジェフリー・ユージェニデス、監督と脚本がソフィア・コッポラ、撮影はエドワード・ラックマンである。そして出演はもキルステン・ダンスト、ハンナ・ホール、ジェームズ・ウッズ、キャスリーン・ターナー、ジョナサン・タッカー、ジョシュ・ハートネット、チェルシー・スウェイン、A・J・クック、レスリー・ヘイマン、ダニー・デヴィート、マイケル・パレ、スコット・グレン、ロバート・シュワルツマン、ヘイデン・クリステンセン、たちであり、かなりの名前が集まっている。また、声の出演ということでジョヴァンニ・リビシも忘れてはならない。

アメリカのある都市の郊外に住むリズボン家の5人姉妹。1970年代に実際に起こった姉妹の自殺の謎を、近隣の少年たちが回想していくという形で綴った青春ドラマである。

映画のストーリーはしっかりと評価されているが、それ以上に素晴らしいのがサントラ盤である。物語が'70'sということで、'70'sのヒット曲が次々と登場しているが、これが「'70's HITS」のオムニバス盤としての存在価値を高めている。しかも、どこか懐かしさを感じるようなメロディというのがたまらなく嬉しい所である。

サントラ盤に収録されているのは以下の全12曲である。『Magic Man』『Hello It's Me』『Everything You've Done Wrong』『Ce Matin La』『Air That I Breathe』『How Can You Mend A Broken Heart?』『Alone Again (Naturally)』『I'm Not In Love』『Dream Goes On Forever』『Crazy On You』『Playground Love [Vibraphone Version]』『Come Sail Away』。

'90'sには本サントラ盤のように、かつてのヒット曲のオムニバス盤と言うようなサントラを持つ映画が何本か制作され、その傾向は現在にも続いている所がある。オリジナル曲を使うか、カヴァーを使うかの違いがあるものの、「名曲はいつの時代でも名曲である」ということを感じさせてくれることである。映画の方も良いが、本作ではサントラ盤の存在を忘れないで貰いたいところである。

 

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