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THE WINNER(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1996年のアメリカ映画の「ザ・ウィナー」である。このタイトルを聴いて、ABBAのヒット曲『ザ・ウィナー』(原題は『The Winner Takes It All』)が浮かんでしまうが、それは邦題が「ザ・ウィナー」という点で共通しているだけのことであって、全く関係はない。ラスベガスを舞台にして、賭けの天才である純真な男を巡る人間模様を描いたドラマである。が、ちょっと曰くのある作品であって、日本で劇場公開されたものだけがディレクターズ・カット版で、欧米ではプロデューサから再編集したものが劇場公開された。

映画データを記しておくと、製作総指揮はレベッカ・デモーネイとマーク・デイモン、製作はケネス・シュウェンカー、監督はアレックス・コックス、脚本はウェンディ・リス、撮影はデニス・マロニー、音楽はザンダー・シュロスとプレイ・フォー・レインである。そして出演は、ヴィンセント・ドノフリオ、レベッカ・デモーネイ、マイケル・マドセン、デルロイ・リンドー、ビリー・ボブ・ソーントン、フランク・ホエーリー、たちである。

物語は、ラスベガスには、日曜日ごとに賭けに勝ち続けるという不思議な男・フィリップがいて、彼の周囲には有象無象の人間たちが集まっていた。が、みんなにはフィリップが勝ち続けると言うことでそれぞれ思惑があった。そんな中、待ちの顔役から借りた借金を返すために二流歌手のルイーズがフィリップに近づくが、やがて恋に落ちる二人。そんな中、フィリップはルイーズの為に借金をして大勝負に出るが...

本作は、レベッカ・デモーネイが製作総指揮も兼ねているということ、そしてアレックス・コックス監督作品ということ、またまた(筆者の様に)ABBAの大ヒット曲と(邦題が)同名タイトルということ、などで興味があるが、ごく普通の作品である。まあ、日本と欧米で公開されたバージョンが違うと言うことで、色んな憶測が流れたということで話題にはなりましたが...

で、このような映画と関係ない話題が派手に流れた作品は、映画以外の所に注目すると、意外と内容のあるものが何処かにあるものなのである。(不思議なんですが... →外野の声を気にせず、それぞれが職人気質を出して良いものを作り出すのでしょうね。)で、本作はサントラ盤が良いのである。(と言っても、派手な所も無いですが...)ラスベガスという派手な街の雰囲気と、影のあるキャラクター、光と影を音楽が巧みに表現している。

そのサントラ盤に収録されているのは以下の全14曲である。『Main Title』『Meet Joey』『At The Strip Joint』『On The Steps/You're Going To Lose』『Visiting Liberace』『Wolf's Daddy』『Pia Colada』『You Gotta Trust Someone』『Let's Go Bury Dad/I'm Cold/Wolf Dies/Louise Returns』『Louise Dies』『End Credits』『Cha Cha #60』『Tropical Espionage』『I've Been Workin' On You』。

映画本編をご覧になったら、サントラ盤の方もじっくりと味わってもらいたい所である。また、映画を見ていないという方も、本サントラ盤に耳を傾けておいた方がいいでしょう。それから映画本編に接しても悪くないですよ。

 

The Winner

The Winner

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Rykodisc
  • 発売日: 1997/07/01
  • メディア: CD

↓DVDではなくてテープです。

ザ・ウィナー【字幕版】

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 1998/09/04
  • メディア: ビデオ

ザ・ウィナー【日本語吹替版】

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 1998/09/04
  • メディア: ビデオ


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