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THE YOUNG GIRLS OF ROCHEFORT/LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は、1966年のフランス映画の「ロシュフォールの恋人たち」である。本作では、フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴという姉妹が共演している(双子の役を演じている。)ということ、また、ミュージカル・スターのジーン・ケリーやジョージ・チャキリスが出演している、ということが話題になったフランス製のミュージカル作品である。

映画データを記しておくと、製作はマグ・ボダール、監督と脚本はジャック・ドゥミ、撮影はギスラン・クロケ、音楽はミシェル・ルグランである。そして出演は、フランソワーズ・ドルレアック、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、ダニエル・ダリュー、ジャック・ペラン、ミシェル・ピッコリ、グローヴァー・デイル、たちである。

物語は、南フランスの海辺の町・ロシュフォールを舞台にしたハッピー・エンドのラブ・ミュージカルである。ミュージカルという楽しい作品なので、ハッピー・エンドというのが良い所である。よく『シェルブールの雨傘』(1963年、ジャック・ドゥミ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演)と比べられる本作であるが、どちらの作品も良い所があるので、どっちが良いかは個人的な好みの問題でしょう...

年に一度の祭で盛り上がっているロシュフォールの町。この町に住む美人姉妹・ソランジュとデルフィーヌは素晴らしい恋人が現れることを待ちこがれていた。そんな姉妹は、この町にやってきた曲乗り芸のコンビ、絵の好きな水兵、ハンサムなアメリカ人たちと出会う。また、姉妹の母の思い出の男もロシュフォールに戻ってきた。それぞれの恋の行方は...

G.ケリーやG.チャキリスのダンスは流石であるが、フランソワーズ・ドルレアックの踊りにも高い評価がされている。(踊りでは妹・ドヌーヴよりも上手い。)

また、ミシェル・ルグランの音楽も明るく楽しい作品をより楽しく、胸を躍らせてくれる。で、サントラ盤の方は、9曲のボーナス・トラックが追加されて全32曲ととなった2枚組がリリースされていて、これがまた楽しくなってくる。

DISC 1には以下の全15曲が収録されている。『Transport Bridge』『Arrival Of The Draymen - Ballet』『Maxence's Song - Twin Song』『Maxence's Song』『From Delphine To Lancien』『We Travel From Town To Town』『Delphine's Song』『Simon's Song』『Sailors, Friends, Lovers Or Spouses』『Andy In Love』『Yvonne's Song』『Maxence's Song (Reprise)』『Solange's Song』『From Hamburg To Rochefort』『Woman Cut Into Pieces』。

続いて、DISC 2には後ろの9曲のボーナス・トラックが収録されていて、以下の全17曲が収録されている。『Meetings』『Andy's Song』『Fair - Ballet』『Song Of Summer Day』『Always, Never』『Concerto Ballet』『Carnies' Departure - Ballet』『Final』『Twins In Songs』『Pair Of Twins』『Woman Cut To Pieces [Instrumental Version]』『Always, Never [Instrumental Version]』『Sailors, Friends, Lovers Or Spouses [Instrumental Version]』『Meetings [Instrumental Version]』『Solange's Song [Instrumental Version]』『Maxence's Song [Instrumental Version]』『Young Girls Medley [Instrumental Version][Live]』。

DISC 2の方は過半数の9曲がボーナス・トラックということになっているが、インスト・バージョンが中心ということで、これを聴くことによって「ミュージカル」とはまた違った印象を与えてくれることになる。(この辺りは、アウトテイクとなったものを追加するものとは一味違ったことになり、ファンとしたら嬉しいところでもある。)映画と共にたっぷりと楽しむことが出来るサントラ盤である。

ところで、本作で姉妹共演を果たしたドルレアックとドヌーヴであったが、本作製作の翌年の1967年6月(本作の日本公開は'67/8だったため、日本公開前になる)に、ドルレアックはカンヌ郊外で交通事故に遭って、25歳の若さで帰らぬ人になってしまった。よって、この姉妹共演が実現したのは本作だけとなったことを後に記しておく。

 

The Young Girls of Rochefort [Original Soundtrack] [With Bonus Tracks]

The Young Girls of Rochefort [Original Soundtrack] [With Bonus Tracks]

  • アーティスト: Ron C. Carter, Michel Legrand, Michel / Woods, Phil Legrand, Michel Legrand, Michel Legrand Quintet, Eddy Louiss, Grady Tate, Maurice Vander, Anne Germain
  • 出版社/メーカー: DRG
  • 発売日: 2005/06/07
  • メディア: CD

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ロシュフォールの恋人たち

ロシュフォールの恋人たち

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 1998/12/24
  • メディア: DVD


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