PINK FLOYD『THE PIPER AT THE GATES OF DAWN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1967年に発表された彼らの1st.アルバムである。リリース当初の邦題は「サイケデリックの新鋭」というタイトルが付けられていたが、後に「夜明けの口笛吹き」と改題され、現在ではこの邦題が定着した。去年亡くなったシド・バレットがリーダーとしてリーダーシップを採っていた唯一のアルバムでもある。また、サウンドの方は「プログレ界の巨匠」として君臨することになる'70'sのサウンドとは全く別物であって、サイケデリックなものである。('60'sのサイケという時代を代表するサウンドである。)が、難解なサウンドではなく、わりと親しみやすいものであり、ポップな所がある。本アルバムの後、次のアルバムの製作途中でシドが脱退してから「プログレ」というサウンドに変貌していくことになるが、全く別のグループと言っても良いものである。(知らなければ、別のグループだと感じるでしょう。)
本アルバムに収録されているのは以下の全11曲である。『Astronomy Domine』『Lucifer Sam』『Matilda Mother』『Flaming』『Pow R. Toc H.』『Take Up Thy Stethoscope And Walk』『Interstellar Overdrive』『Gnome』『Chapter 24』『Scarecrow』『Bike』。
本アルバムはP. FLOYDの出発点となったアルバムであり、プログレとは異なるサウンドであるが、やはり無視することの出来ないものである。というより、本作のサウンドがあり、シド・バレットの存在があるからこそ生まれたと言っても過言ではない。また、'60's(後半)という時代の雰囲気をピッタリと表現しているということもあって、'60'sサウンドを語る上でも重要なアルバムである。
FLOYDのアルバムと言うことなので、お薦め曲は記さないが、収録曲全てがお薦めである。'60'sの雰囲気を味わいたいという方は必聴です。
それにしても、「サイケデリックの新鋭」という最初の邦題は、実に的確な表現であると感心させられるが、原題を無視したイメージで(日本で)勝手に付けたということも露呈してしまい、レコード会社のセンスの悪さを感じずにはいられない...
The Piper at the Gates of Dawn
- アーティスト: Pink Floyd
- 出版社/メーカー: EMI
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
↓こういうものもあります。
Piper at The Gates (Tシャツ)(ホワイト)(Mサイズ)(HWZCC-02942)
- アーティスト: PINK FLOYD
- 出版社/メーカー: ROCK DEPOT
- 発売日: 2006/12/01
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