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QUEEN『HOT SPACE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表されたアルバムであるが、発表から四半世紀が経過した現在でも賛否両論残っている曰くのあるアルバムである。発表当時は賛否両論ではなく、否の方ばかりで、酷評されたアルバムである。(少しずつ再評価されてきたものの、まだ否定的な意見が多いのは何とかならないものかとつくづく思う所である。)

これまでのQUEENのサウンドが大きく変わり、1st.シングルの『Body Language』を耳にして驚いたのだったが、ファンキーなエレクトリック・サウンドということで、本当にQUEENなの?と感じたのだが、フレディのボーカルを聴けば、やはりQUEENだと言うことは自ずと分かったものだった。が、このサウンドは受け入れられず、セールスの方はさっぱりであった。(シングルのヒット規模も小さいものだった。)が、クオリティは高く、もっと高く評価されるべき素晴らしい曲もしっかりとある。

収録曲は以下の全12曲である。(最期の1曲はリマスターされた時に追加されたボーナス・トラックである。)『Staying Power』『Dancer』『Back Chat』『Body Language』『Action This Day』『Put Out The Fire』『Life Is Real (Song For Lennon)』『Calling All Girls』『Palabras De Amor (The Words Of Love)』『Cool Cat』『Under Pressure』『Body Language [Remix]』。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、JOHN LENNONに捧げた『Life Is Real (Song For Lennon)』とDAVID BOWIEとの共演となった『Under Pressure』、メロディアスなメロディを餅スペイン語で歌われた『Palabras De Amor (The Words Of Love)』、そして彼らにしては非常に珍しいダンス・ナンバーである『Dancer』『Body Language』という所をピックアップする。特に筆者はこれらの中では『Under Pressure』に身震いを感じる。QUEENもBOWIEも、お互いを刺激し合って何段も高い所に到達しているベスト・チューンである。

収録曲は実にバラエティに富んでいて、おもちゃ箱をひっくり返したような構成になっていて、アルバムを通した統一感が無いが、こういう所がこれまでの彼らのアルバムとは違っていて、戸惑うことになったが、それでも彼らの力量はしっかりと発揮されている。

発表から四半世紀が経過した現在であれば、発表当時の評判を忘れて、頭を真っ白にして、改めて聴き直すこともできるが、当時とは全く違った評価が出来ると思うのですけどね~。(ということで、ベストとは言わないにしても、再評価されるべきアルバムである。)

 

Hot Space

Hot Space

  • アーティスト: Queen
  • 出版社/メーカー: Parlophone
  • 発売日: 1993/07/29
  • メディア: CD

↓ボーナス・トラックありはこちら

Hot Space

Hot Space

  • アーティスト: Queen
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1991/03/05
  • メディア: CD


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