ケータイ刑事銭形愛15話 [ケータイ刑事]
今回の物語は第15話「五代刑事、人生最悪のバースデー ~なぞなぞ爆弾事件」である。この物語の特徴は、愛・五代コンビが一緒に行動しないで、愛ちゃんが色々と動いて謎を解いていくという所である。このパターンを受け継いだシリーズ作品として「泪・1st.10話」がありますし、変形例としても「愛・18話」「舞・11話」「泪・2nd.16話」などがあります。また、爆弾を使っているものの、時限爆弾ではなくで速度がある値以下になると爆発というのは「雷・1st.22話」が受け継いでいます。(時限爆弾だと、いくつかありますし、「M1」もそうでした。)ということで、この物語のシリーズに残る1本です。ということで、本編に行きます。
爆弾を作っている男が、「Happy Birthday To You~」と口ずさんでいて、「Dear」の所で五代さんの名前を口にした。
愛ちゃんは街中にいて、携帯を開いてサイトの「1月13日、今日誕生日のあなた」という所を見ている。(この物語が放送されたのは2003/1/12(日)でしたが、1/13ということで、翌日の月曜ということになります。)恋愛運、健康運と見て、良いことが書いてない。更にラッキーカラーを見て頷いている愛ちゃん。そこに「警視庁から入電中」と、事件を知らせるメールが届く。「殺人予告事件発生。狙われているのは警視庁捜査一課・五代潤巡査部長。直ちに警視庁に急行せよ!」というだった。これに「えっ?マジで?」と驚く愛ちゃんだったが、自転車に乗って警視庁に向かった。
警視庁に到着した愛ちゃんは、自転車を警視庁の正面に停めると、中に入っていった。→そんな所に自転車を停めてはいけません。駐輪場に停めましょう。(妹たちや従姉妹も同じように自転車を停めていますし、長女がこれだということは、ちゃんと教育出来ていないということになりますね...インターポールに勤めるお父さん、更には警視総監のおじいちゃま、娘/孫の教育もしっかりと御願いします。)
捜査一課にやってきた愛ちゃんに、五代さんは殺人予告状を見せる。赤い紙に「今日中に必ずお前を殺す」と書かれてあったが、五代さんは全く気にしていなかった。愛ちゃんが「心当たり無いですか?」と尋ねても、肩こりの方が大事という有様だった。で、「ちょっと、真面目に考えて下さい」と真剣に怒る愛ちゃんだったが「そんなのいたずらに決まっているでしょうが...」と五代さん。更に、捜査一課の他の誰もが同じ考えだった。(「舞」以降は警察の人間も殆ど出てきませんが、「愛」ではそれなりの人数が(台詞はなくても)出てきます。)愛ちゃんは「今日一日、私は五代さんの護衛をします」と宣言するが、五代さんは「子供に守られてどうするんですか、私は...」と嫌な顔をする。「刑事です」と言う愛ちゃんに「お家に帰って漢字の勉強でもしなさい」と追い払おうとする。すると愛ちゃんは「今日って、五代さんの誕生日でしたよね」と漏らす。これに五代さんが反応する。が、愛ちゃんはプレゼントをあげることを止める、と言って背を向けた。で、五代さんは「銭形、愛ちゃん」と態度が変わる。これに愛ちゃんは「何だと思いますか?刑事なんだから、それぐらい自分で推理して下さい。で、推理が当たった時にはそのプレゼントを五代さんにあげます」で、五代さんは色々と考え始める。(やっぱり愛ちゃんは五代さんの操縦法をしっかりと把握しています。)
そんな中、愛ちゃんは五代さんの机にある写真に気づいた。その写真とは、五代さんの歴代の相棒と一緒に撮った写真だった。それらは大学時代のラグビー部の相棒・猫田(ドロンコ)、警察学校時代の相棒・犬飼(リーゼント)、半年前までコンビを組んでいた牛丸(ポロシャツ)で、愛ちゃんは「私の写真、何処にあるんですか?」と自分の写真を捜すが「ないよ」と五代さん。で「相棒?10万年早いでしょう」と愛ちゃんのことを相棒とは認めていなかった。(→「泪・1st.6話」が登場人物の苗字が全て動物が入っていましたが、今回が先にやりました。でも、泪の方が人数は多かったですね。)
そこに「おたまじゃくし急便です」と、荷物が届いた。で、それはルームランナーであり、五代さんは愛ちゃんからの誕生日プレゼントだと思って「奮発したね、流石警視総監の孫だね」と喜んでいるが、愛ちゃんは「私じゃないです」が、五代さんはすっかり気に入ってルームランナーに乗ると、走り始め、ご機嫌になる。そんな中、愛ちゃんは荷物に入っていた封筒に気づき、それを見た。「五代さん。どおだい?爆弾付きルームランナーの走り心地は?時速7キロ以下になると爆発するよ。いつまでがんばれるかな?」といつものように声を出して読んでくれる愛ちゃん。で「爆発する」と言う愛ちゃんの言葉で同僚たちはあっという間に退散していった。
五代さんはルームランナーの上で走り続けている中、鑑識・柴田さんが爆弾の解体作業を始める。が、「半径50m以内は木っ端みじんに吹っ飛ぶねぇ」と告げると「避難」と言って逃げていった。で、愛ちゃん一人がそこに残る形になった。五代さんは導線の色を尋ねると「白と黒です」という愛ちゃんの答えから、パンダの仕業だと見抜いた。パンダとは連続爆弾魔・鴨志田猛、35歳のことであり、白と黒の導線を使うことから通称パンダと呼ばれていた。爆弾作りとなぞなぞが得意。かつて、五代さんが撃った弾が右手を貫通し、爆弾作りが出来なくなり、そのことで五代さんを恨んでいた。で、逃げるときに一番の自信作を1個だけ持っていき、これがそうだろう、と五代さんの見解だった。また、白と黒の導線の一方を切れば爆弾は停止するが、どちらを切ったらいいのかが分かるのは、爆弾を作った本人だけだった。
そんな中、愛ちゃんはメッセージ・カードに続きが記されていることに気づき、それを口にする。「誕生日おめでとう。なぞなぞを出すから答えの場所に相棒を行かせろ。そこに次のなそなぞを用意しておく。ナゾナゾは全部で3つ。相棒がゴールに着いたらどっちを切ればいいか教えてあげる。」これに愛ちゃんは「おもしろい、受けて立とうじゃない」とやる気満々。が、五代さんは「お前みたいな子供に俺の大切な命預けるのか、絶望的だよ、こりゃあ」と諦めムードに。が「ごちゃごちゃ言わない。時間がないんです」と窘める愛ちゃん。で「トホホ...」と五代さん。
愛ちゃんはそこに書かれたなぞなぞの問題を読む。「上は大水、下は大火事、な~んだ?」これに「風呂、簡単じゃないか」と五代さん。が「お風呂なんて日本中にいっぱいあるじゃないですか。一体何処ですか?」と愛ちゃん。で、走りながら考える五代さんは駅前の旭湯ということに気づいた。(五代さんの家に風呂はなく、3日に一度通っている、ということでした。が、愛ちゃんは「毎日通え、つ~の」→その通りですね。)
旭湯に到着した愛ちゃんは、男湯に一人で入っていた客に声を掛ける。「警察です」と言う愛ちゃんだったが「年寄りをからかっちゃいかんよ」と信じて貰えない。で「本当に警察です」と言って警察手帳を見せて、ようやく信じて貰えた。(→女子高生が学校の制服を着ているのですから、信じて貰えないのも当然ですね。)で「なぞなぞ、知りませんか?」と尋ねると「これのことか。今さっき頼まれたんじゃ」と言って赤い紙を愛ちゃんに渡すおじいちゃん。が、お湯で濡れていて、そこに書かれた文字は読めなかった。(手が滑って落としてしまったのでした。)すると「これ、何て書いてあったか分かりますか?」と愛ちゃんは尋ねるが、「さあ~?」ということだった。が、洗い場の方に何か書いて張っていたということで、愛ちゃんはそちらに移動する。で、鏡と鏡の間に手書きの文字でなぞなぞが書かれてあった。「Q2 車に驚いたおばあさん ごはんが食べられなくなりました。驚いた車なーんだ?」
愛ちゃんはTV電話で五代さんにそのことを伝えると「よーし」と気合いを入れる五代さん。で、なぞなぞを読む愛ちゃん。が、五代さんはチンプンカンプンということで「頭脳労働はお前に任せるよ。俺は体力勝負でいくから」と伝える。で、愛ちゃんは考えるが、分からない。そこにさきほどの客が湯槽で入れ歯を洗っている所を見た愛ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」五代さんは「出たね」と期待を持と「答えは?」と尋ねる。「はとバス」(歯を飛ばした→はとバス)五代さんの休日ライフははとバス・ツアーだそうです。(そのことを説明する五代さんだったが、愛ちゃん途中で電話を切ってしまいました。)
はとバスの営業所にやってきた愛ちゃんは、表で掃除をしていた職員に「何か伝言ありませんか?」と尋ねる。が「どなたですか?」と尋ねられる。「警察です」と言うも、やはり信じて貰えず、警察手帳を見せて「警察です」と改めて言う。で、職員は「でしたら、これ、渡してくれって...」と言って封筒を愛ちゃんに渡した。で、封筒を開いた愛ちゃんは、赤い紙に次のなぞなぞが書かれているのを確認すると、笑顔で「3問目ゲット」
警視庁、五代さんは少し疲れた様子を見せていたが、ルームランナーの上で走り続けていた。そこに携帯が鳴り、電話に出る五代さん。愛ちゃんは「五代さん、大丈夫ですか?顔、青いですよ」と気遣いの言葉を掛ける。(TV電話だから、こういう場合、本当に便利ですね。)五代さんは「まだまだ」と強がりを言って問題を要求する。で、愛ちゃんが「読みます」と言って3問目を読み上げる。「千秋楽、お相撲さんが15人で初めてスポーツ、な~んだ?」これにも五代さんはチンプンカンプンだった。愛ちゃんも考え、直ぐに「分かった」と呟く。で、「謎は解けたよ、ワトソンくん」とTV電話で五代さんに伝えると「千秋楽、別名・楽日。らくび→ラグビー」で、五代さんに「ラグビーと言えば?」と尋ねる。勿論、ラガーマンの五代さんは「花園」と答える。が、愛ちゃんは「花園?大阪の?」と尋ねる。が、五代さんは「違う、スナック花園だ」と言うことでした。(練習の後、ドロンコとよく一緒に行っていたのでした。)
で、スナック花園にやってきた愛ちゃん。で、中に入るが、その時愛ちゃんは柱から出ていた釘にコートを引っかけてしまった。そのことを嘆くも、真っ暗な店内に入っていく愛ちゃん。で、そこに人影を発見した。すると「鴨志田猛、3つの謎は解いた。約束でしょう。どっちを切ればいいか教えて」と言うが、返事はなかった。で、鴨志田の様子を確かめる愛ちゃん。鴨志田は腹にナイフが刺さった形で死んでいて「死んでいる...」と驚く愛ちゃん。が、愛ちゃんは床に落ちていた封筒と赤のボールペンに気づき、封筒を拾った。中からはメッセージが書かれた赤い紙が入っていた。「先に死ぬよ。もう、謎はとけないね」と書かれてあった。で「嘘でしょう...」と途方に暮れる愛ちゃんだった。(ここでAパート終了、経過時間は14分半弱でした。ということで、Bパートは11分半弱となります。また、アイキャッチの色は前回に続いて青でした。)
スナック花園には刑事たちが来ていて、捜査が始まっていた。愛ちゃんは携帯で五代さんに「鴨志田が死にました」と伝える。(鑑識は自殺だろう、とのこと)「どっちを切ればいい?」と尋ねる五代さんだったが、愛ちゃんは横に首を振るだけだった。それを見て「そうか」と五代さんは意を決したようだった。愛ちゃんは携帯を閉じる。
そんな所に柴田さんが「愛ちゃん、もういいかな?」と尋ねるが「もうちょっと待って貰えますか」と言う愛ちゃんは、改めて湯から落ちていたメッセージ・カードを手にする。で、文面の「死」と「う」に赤いボールペンで○が書き込まれていたのに気づいた。で「匂う、悪の香り」
警視庁に戻ってきた愛ちゃん。五代さんはルームランナーの上で走り続けているが「もうだめだ...」とバテていた。「昔の記憶が甦ってくる...走馬燈のようだ...」とすっかり弱気になっていた。が、愛ちゃんは携帯を見ながら腕組みをしてずっと考えていた。で、鴨志田は自殺なのか?と疑問を持った。で、愛ちゃんは、自分が犯人で五代さんのことを恨んでいたら、絶対先に死なない、と言って、自殺ではなくて他殺だと考える。そして「死」と「う」の丸印はダイイング・メッセージだと考えた。そして、風呂屋にあった手書きの問題の「Q2」と言うのを見ると「分かった」と漏らし、五代さんの横へ移動する。そして「鴨志田はやっぱり自殺なんかしてません。共犯者に殺されたんです」と告げる。が、もうヘロヘロの五代さんは居間にも倒れそうになっていながらも、必至になって走り続けていた。
愛ちゃんが五代さんに説明する。「死」に付いていた○と「Q」の○を見比べて、「死」に付いている○は反時計回り、「Q」は時計回りだと指摘する。また、「Q」は不慮の出来事が起こったので犯人が仕方なく自分で書いたもの。鴨志田は左手でしか字が書けず、左利きの人は反時計回りに○を書く。だから「死」の○は鴨志田が書いたもので、「Q」は時計回りで、書いたのは右利きの人物であり、鴨志田ではない、つまり共犯者。で、仲間割れで鴨志田を殺したか、最初から鴨志田に罪を着せるつもりだった。で愛ちゃんは「「死」と「う」に「まる」、何か思い当たることは?」と五代さんに尋ねるが、五代さんは何も考えられない状況だった。で「「う」と「死」に「まる」なのかなぁ?」と呟いた愛ちゃんは閃いた。で「今度こそ、謎は解けたよ、ワトソンくん」と告げた。
愛ちゃんはあるビルにやってきた。そこでは清掃員が掃除をしていた。で「今日はポロシャツ一枚じゃないんですね」と声を掛けた愛ちゃん。男は掃除をしていた手を止めて愛ちゃんの方を振り返った。その男は半年前まで五代さんの相棒だった牛丸だった。で「刑事になんて来られたら迷惑だ」と牛丸は口にする。これに愛ちゃんは「どうして私が刑事だって分かるんですか?普通、思いませんよね。私を見て刑事だなんて」と言う。で、知っているのは、今日、爆弾を送りつけて走り回っている愛ちゃんの姿を見た人物だけ、ということで、五代さんを殺そうとし、鴨志田を殺したのは牛丸だと言う愛ちゃん。(五代さんに恨みを持っている鴨志田をそそのかし、全ての罪を着せ、自殺に見せかけて殺した。)
が、牛丸は「変な言い掛かりは止めろ、何で俺が?」と惚ける。これに「ダイイング・メッセージです」と愛ちゃん。とっさに牛丸が犯人だと閉めそうとした鴨志田は「死」と「う」に丸を付けたが、店は暗く、しかも赤い紙に赤のボールペンだったということで、牛丸はメッセージに気づかなかった。「あなたのことです」と愛ちゃんが言うと、牛丸は慌てて走って逃げ出した。が、そこに銭形ストラップが飛んできて、牛丸の右腕に巻き付いた。
「愛の光で闇を討つ。…」愛ちゃんの口上が始まり、階段をゆっくりと降りてくる愛ちゃん。「火傷するよ!」でストラップを引くと、牛丸が来ていた上着が脱げて飛び、牛丸はその場に倒れ込んだ。が、牛丸は「言い掛かりは止めろ、証拠があるのか」と開き直る。「証拠はその傷です」と告げる愛ちゃん。牛丸の左腕にはひっかき傷があった。「さっき転んで...」と言う牛丸だったが「スナック花園の釘に残っている血痕を調べれば直ぐに分かります」と愛ちゃんが言うと、「くっそう、絶対に上手くいくはずだったのに...」と牛丸は観念した。
で、愛ちゃんが動機を問う。すると牛丸は「許せなかった」と動機を語り始める。牛丸が一度だけ手を染めた押収品の横流しを五代さんは自分の昇進のために上司に報告し、そのため牛丸は懲戒免職になった。で、女房子供まで無くし、その恨みからの犯行だった。が、愛ちゃんは「五代さんは出世のために相棒を売ったりしない。五代さんは、例えどんな理由があっても犯罪を見過ごせなかった。ただそれだけです。バカみたいに真っ直ぐな人だから...」と告げると、今でも牛丸との写真を机に飾っていることも言う。(やっぱり、五代さんのことをしっかりと理解している愛ちゃんです。→だからこそ、26話の押しかけ女房にまでなるのですね。)そして、どっちの導線を切ればいいのか教えて、と頼む。が「俺も知らないんだ」と牛丸。
失意の中、警視庁に戻ってきた愛ちゃん。五代さんはヨロヨロに鳴りながらもルームランナーの上を走っていた。愛ちゃんに気づいた五代さんが愛ちゃんに問うが「知らないそうです。どっちを切ればいいのか...」という愛ちゃんの返事に五代さんはもはや限界になる。で「流石の俺ももうダメみたいだ...」と弱音が口から出る。で、愛ちゃんに「行け、行くんだ」と安全な所に避難するように言う。が、愛ちゃんは「行かない、五代さんを一人にはしない」と言う。これに「最後ぐらい俺に花を持たせろ」と叫ぶように言う。
愛ちゃんも意を決したようで、五代さんのGパンの後ろポケットに入っている手錠を取ると、五代さんの右手と自分の左手に手錠を掛けて繋いだ。そして笑顔で「私たち、相棒でしょう」と言う。五代さんは「走りづらいだろう」と言うも、心は通じ合っていた。
愛ちゃんは机の上に置かれたはさみに手を伸ばし、それを右手に握る。「確立は1/2。希望はまだ半分も残っているんです」と言って五代さんの顔を見る。これに頷く五代さん。愛ちゃんは続ける。「失敗しても許してくれますか?」五代さんは強く頷いた。で、愛ちゃんは爆弾の方に目を移し、導線を切ろうとしてはさみを運んでいく。で、目を閉じると、導線を切った。
愛ちゃんが切った導線は「白」の導線だった。爆弾は爆発しなかった。床に五代さんが倒れていて、大きく息をしている。「何で白だと分かったんだ?」と尋ねる五代さん。これに愛ちゃんは携帯を取りだして占いのサイト(「毎日Happy Birthday占い」という所)にアクセスすると「五代さんの今日のラッキーカラー」と言って、携帯の画面を見せる。そこには[ラッキーカラー]「白」とあった。それを見た五代さんはホッとする。愛ちゃんは「よく当たるんですよ、このサイト」と言って笑顔を見せて携帯を閉じる。起き上がった五代さんは「サイトで、この野郎...」と言うも、愛ちゃんは携帯カメラを用意していて、手錠で繋がったまま、ツーショットを撮影し、「ちゃんと飾って下さいね」と言って笑っていた。後日、その愛ちゃんと五代さんのツーショット写真は五代さんの机の真ん中にありました。(こうして、ここに「ケータイ刑事」初の黄金コンビが誕生しました。)
今回の物語は、爆弾ものであるが、時限爆弾とは違って爆発までの残り時間がはっきりと分からない(体力勝負ですから)ということで、時限爆弾の場合よりも緊張感のある物語でした。なぞなぞに関しては五代さんが親父ギャグが好きということを考えたら悪くはないアイデアですね。(色々と幅広い知識を身につけられる「ケー刑事」ということでは、後の「泪・1st.10話」の(一部の)問題の方が良いですけど...→やっぱり「銭形愛」は「ケー刑事」の原点です。)また、愛ちゃんと五代さんが一つの死線を一緒に越えたということで、良い形になりました。で、愛&五代、泪&高村、雷&岡野という「ケー刑事」の黄金コンビの最初が生まれました。
13話の1シーン・ノーカットで偉業を達成した「銭形愛」ですが、普通はそんなことを達成したら力尽きるのが多いのに、一段とパワーアップして傑作が続々生まれるのですから、やっぱり「名作」は違います。
次回は第16話「小学生検事VS銭形愛 ~文芸評論家殺人事件」ということで、小学生検事正・多摩川ドイルの登場です。この後も、泪ちゃん以外(「舞・11話」「零・2nd.11話」「雷・1st.5話」)に挑戦したドイルくんですが、最初の登場から生意気な所を見せてくれます。(6代目・海ちゃんに対して挑戦するか、逃げるのか?これも楽しみです。)尚、そのドイルくんに関しては、ちょっとした疑惑があるので、それを記しているので、ご覧頂ければ幸いです。(ここをクリックして下さい。)
↓今回のパターンの物語が収録されているもの
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション
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- 発売日: 2006/08/25
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2007/08/24
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