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LE PASSAGER DE LA PLUIE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1970年のフランス映画「雨の訪問者」である。ちなみに、英語タイトルは「RIDER ON THE RAIN」である。本作はC.ブロンソンをモデルにして書き下ろされた物語であり、ブロンソンの渋い側面を見事に引き出して彼を世界的なスターに押し上げた作品である。(モデルにした人物が主演ということで、これ以上ない最良の状態です。)なかなかスリリングなサスペンス作品として仕上がっていて、大いに楽しませてくれる作品である。

映画データを記しておくと、時間は120分の作品であり、製作はセルジュ・シルベルマン、監督はルネ・クレマン、脚本はセバスチャン・ジャプリゾ、撮影はアンドレア・ヴァンダン、音楽はフランシス・レイである。そして出演は、チャールズ・ブロンソン、マルレーヌ・ジョベール、ジル・アイアランド、コリンヌ・マルシャン、たちである。

地中海に面した避暑地。雨の降る初秋の夜、若い人妻が夫の留守中に侵入してきた男に向けてショットガンの引き金を引いた。男の死体を断崖から捨てて一息ついたが、謎の男が現れて...

物語はスリリングに展開していくが、全体の雰囲気も良く、殺人事件に巻き込まれていくスリリングな展開に一気に引き込まれる。その一因として、フランシス・レイの音楽がまた素晴らしい。サスペンス作品の場合は、音楽の出来不出来が作品のクオリティに大きく影響してしまうが、本作はそれが良い方向に転んでいる。(流石はフランシス・レイ、と言うことが出来る。)ということで、サントラ盤の方と一緒に堪能したい作品である。

で、そのサントラ盤の収録曲は以下の全20曲である。(原題がフランス語なので、フォントの関係からここは邦題を記すことにする。)『雨の訪問者~テーマ』『ドッブスの情景』『ワルツ』『アメリカ人のテーマ』『情景』『ドッブスのテーマ』『メリーとアメリカ人』『逮捕される女』『秘密のクラブ』『雨の訪問者』『車のテーマ』『メリーのテーマ』『ベスチャルのテーマ』『スロウ・ワルツ』『メランコリーの記憶』『苦悩』『駅前に立つドッブス』『強姦』『情景とドッブス』『メリーのテーマ』。

有名なのは『雨の訪問者~テーマ』であるが、ヒットを記録したのは実は『ワルツ』の方である。いずれの曲も作品の雰囲気にピッタリです。

尚、C.ブロンソンは本作と同じ1970年に、フランス映画「夜の訪問者」(原題は「DE LA PERT DE COPAINS」(英語タイトルは「COLD SWEAT」)という作品でも主演を務めているため、本作と混同されることが多い(原題はかけ離れたタイトルだが、邦題は「雨」と「夜」の違いだけですからね...)のだが、本作「雨」の方はサスペンス・スリラー、一方「夜」の方はサスペンス・アクションという違いはあるものの、いずれもがブロンソンのキャラのイメージにピッタリの作品であるので、混同するのは仕方のないことでしょうね...

 

雨の訪問者

雨の訪問者

  • アーティスト: サントラ, セベリーヌ, フランシス・レイ
  • 出版社/メーカー: サウンドトラックリスナーズコミュニケーションズ
  • 発売日: 1995/04/21
  • メディア: CD

↓DVDではなくてビデオです。

雨の訪問者(字幕スーパー)

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1989/10/21
  • メディア: ビデオ


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