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CLIFF RICHARD『CLIFF SINGS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1959年に発表された彼の2nd.アルバムである。彼は1958年にレコード・デヴューを果たし、今日まで現役としてアルバムを発表し続けていて、既に60枚近いアルバム(ベスト盤を除く)を発表している超ベテランである。1940年生まれであり、今年の秋には67歳になるが、まだまだ現役です。本アルバムはその長い彼のキャリアの中でも、本当に初期のアルバムということになる。イギリスで大ヒットを記録して最高位2位まで上り詰めたアルバムである。'50'sもまもなく終わりという時期に発売されたアルバムであり、発表から50年近くが経過しているが、若かりし頃の彼の甘いボーカルをたっぷりと堪能できるアルバムである。

収録曲は以下の全16曲である。『Blue Suede Shoes』『Snake And The Bookworm』『I Gotta Know』『Here Comes Summer』『I'll String Along With You』『Embraceable You』『As Time Goes By』『Touch Of Your Lips』『Twenty Flight Rock』『Pointed Toe Shoes』『Mean Woman Blues』『I'm Walkin'』『I Don't Know Why』『Little Things Mean A Lot』『Somewhere Along The Way』『That's My Desire』。

男性ボーカル・アルバムであるが、流石に'50'sのものとなると、サウンドが持っている雰囲気も全く違っている、エヴァーグリーン・ミュージックとしてスタンダード・ナンバーとなった曲も多数あって、時間の重みというものにも接することが出来るアルバムでもある。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Blue Suede Shoes』『Here Comes Summer』『Twenty Flight Rock』『Little Things Mean A Lot』というところをピックアップしておくが、それとは別枠で『As Time Goes By』という永遠のスタンダード・ナンバー(映画「カサブランカ」で使われたあの名曲)をお薦めする。この曲は誰が歌っていても本当にメロディアスで、感動を与えてくれる名曲であるが、彼のボーカルもまた味があって良いものである。(当時の彼のイメージからすると、イメージには合わないという感じもありますけど...)

'60'sにデヴューしたアーティストでは現在も現役というのは結構いるが、'50'sにデヴューしたアーティストとなると、50年前後のキャリアと言うことになり、現在も現役というのは本当に少なくなったが、その数少ない中の1人として、まだまだ頑張って貰いたいところである。とにかく、同一アーティストで'50'sサウンドから'60's、'70's、'80's、'90's、そして'00'sまでのサウンドを堪能できるというのもまた凄いことである。サウンドの方は年齢を重ねていくに従っての変化もあるが、彼のボーカルの方は磨きがかかり、本当に味わい深いものになったが、若い頃のボーカルもなかなか魅力的である。一度は耳にして貰いたいところである。

 

Cliff Sings

Cliff Sings

  • アーティスト: Cliff Richard
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 1998/06/08
  • メディア: CD


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